表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
失った思い出  作者: ういもと
第1章 真輝の物語
19/52

19限 病院

過去の話を多少変えましたが大幅に展開は変えてないため読み返す必要はありません。

「奈穂、夕飯の材料買いに行くけど何か食べたいのある?」


「あ、私も行って色々見たいです」


奈穂がそう言ったため二人で今回は近くのスーパーに行こうとした。


しかし、電話が鳴り響く。パネルには母さんとあり、また胸に嫌な予感が広がり恐る恐る出る。


「真輝、すぐに病院に来て!」


叫ぶ母さんの声が間髪入れず飛び込んでくる。


「え、ど、どいうこと?」


状況が読めず混乱する。


「病院の場所は奈穂に聞いて」


そう言って一方的に切る。


「奈穂、母さんが病院の……」


病院という単語を聞くや否や奈穂が動揺する。

いつもの落ち着いた奈穂は消え、落ち着かない様子で出かける準備をする。


「ちょっと出てきます!」


僕のことを見ずに言い、ただ早く行くことしか頭にはなかったようだった。


僕のことも母さんは呼んでいたため急いで出て行った奈穂に僕もついて行く。


奈穂は外に出るなりタクシーを捕まえ、乗り込む。僕もそれに乗り込んだ。


奈穂がこの辺では一番大きな大学病院を運転手に伝え、発車した。


大学病院という単語と全く理解できない状況に頭が追いつかない。


ただならない状況だということだけは分かり、焦る気持ちでおかしくなりそうだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ