4日目ー1
おはよう。
昨日は、盗賊と奴隷商人を捕らえた。
今日は、盗賊Aに拠点を聞き出して、財宝を根こそぎいただこうと思う。
というわけで、皆を起こそう。
「お前ら、起きろ。」
「おはようございます。」
「もう、朝か?」
「あと、5分だけ・・・」
「リュウハ起きようよ。」
皆、起きたので今日の予定を確認する。
「今日の予定を言うぞ。よく聞いとけよ。」
「「「「OK!」」」」
「今日はまず、盗賊たちと拷問をして、盗賊たちの拠点にむかい、財宝を根こそぎいただくぞ。」
「「「「了解!」」」」
「というわけで、盗賊をひとり出してくれ。」
「てきとうに・・ほいっ。」
そして、出てきたのは盗賊A。これは、やりやすいか?
「おい、ここどこだよ、教えろよ、にいちゃん。」
「おしえてやるが、俺たちの質問に答えろよ。」
「ああ、分かっている。」
「ここは、お前たちが昨日俺たちに捕まった場所だ。それじゃ質問いくぞ。お前たち盗賊の拠点はどこにある?」
「俺たちの拠点はここから、北に向かった森の中にある。」
北か。ちょうどドーラにいく途中だな。
それにしても・・
「えらく素直に答えるな。」
「そりゃあ、当然だぜ。にいちゃん。俺たちが手も足も出なかったのに、答えをしぶるわけにはいかねえ。」
「ようするに・・」
「怖いんだよ!!お前らが!」
「ちっ。」
せっかく俺の宝玉の力が試せると思ったのに。
力を試すのは、次の機会だな。
「おい、ハヤト!」
「な、何でございましょうか?」
「盗賊Aさんにお帰りいただけ。」
「了解しました!」
「ちょっ、待っ「うるさい。」」
?なぜ、ハヤトは敬語なんだ?
「おい、ハヤト。」
「何でしょうか?」
「なぜに敬語?」
「気づいてないのか?盗賊と話しているとき言葉じゃいえないくらい怖い顔だった。」
「そうなのか?」
「「「「Yes!」」」」
皆に聞いたら即答された。
そんなにか?
そんなこんなで盗賊たちの拠点についた。
見事な洞穴ハウス。すごいな。
では、お宝探しを始めましょう。
「皆で手分けして探すぞ。まだ、盗賊たちの生き残りがいるかもしれないから気をつけろよ。」
「「「「了解!」」」」
そして、探すこと30分。
あらかたのお宝は探し終えた。
「もう、ないんじゃない?」
「あらかた探しただろ。」
「終わりだろ。」
「俺少しここで寝る。」
「「「賛成。」」」
なんか、他の4人は、眠ってしまった。
こんなところでよく寝れるな。
というか、こういうところなら隠し部屋とかありそう。
俺は今それを探している。
探すこと15分。
俺の勘がここにあると告げた
「ここだ!」
力任せに壁をぶち壊す。
そうすると、新たな部屋が現れた。
その、中央に台座があり、そこに2振りの短剣があった。
完全にレアっぽい。
でも、明らかに呪いの武器っぽい。
この世界には、呪いの武具と言うものがある。
普通の武具に比べて性能がとてもいいが、呪いに飲まれるとただの魔物と化す。そんな代物だ。
それが今、俺の目の前にある。
これを従えたら面白いだろう。
悩みは10秒。
俺はすぐさま短剣を手に取った。
主人公たちの容姿やスキルの詳しい説明などは、旅路が終わったら専用のページで公開しますので今しばらくお待ちください。