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イカレた五人組の異世界観光記  作者: ディオ
旅路編
8/19

3日目

 

 ふぅ。おはよう。

 さて、皆を起こそう。

 

 「お前ら、起きろ。」

 「レイ、おはよう。」

 「ん?もう朝か?」

 「もう少し、寝かしてくれよ。」

 「おはようございます。」

 

 さて、皆起きたので、早速旅に出ようと思う。

 準備は必要ない。

 もう、野宿の道具は買っているから。

 

 「気をつけろよ。」

 「ああ、ありがとう。」

 

 門番に見送られて、俺たちは王都を出た。

 向かうのは城郭都市ドーラ、予定では1週間ほどで、つけると思う。

 

 「それにしても、どんな魔物が出るんだろうな?」

 「まあ、俺たちなら倒せるだろ。」

 「油断してたら後ろからやられたりして。」

 

 皆でワイワイ話しながら街道を歩く。

 こういう時間がとても楽しい。

 では、少しこの世界の魔物を説明しておこう。

 魔物は、よくファンタジーに出てくるものでこの世界のいたるところに生息しているらしい。有名なのは、ゴブリンやドラゴンなどかな。

 旅の途中で、こういう魔物も狩れたらいいな、と思っている。

 ギルドのランクが上げられるからな。

 でも、俺の出番はたぶんないと思う。だって、他の4人がとても戦いたそうにしている。

 まあ、それはそれで楽だからいいか。特に戦いたいという訳でもないし。

 でも、魔物よりも盗賊のほうが厄介のような気がする。

 ファンタジーに良く出てくる盗賊。この世界の盗賊もそれと変わらない。

 ただ、賞金首と言う制度がある。ようするに、手配書だ。もちろん、倒せば賞金をもらえる。

 どっちかっていうと、魔物より、盗賊がでてきてほしい。

 賞金首じゃなくても、1人1000セルもらえるからな。

 お金の単位は、セルで1セル=1円だ。分かりやすい。

 さて、こんなことを考えているから、盗賊が出て来てくれないかなぁ。

 

 「なあ、レイ。」

 「どうした?」

 「今進んでるこの道さ、周りから良く見えないと思うんだ。」

 「何が言いたい?」

 「盗賊が出てきそうだなと思って。」

 

 そこで、俺は周りをみわたす。

 確かに周りには小高い丘がある。

 でも、盗賊は出てこないだろう。

 

 「そんなことは無いと思うぞ、コウ。」

 「どうしてさ?」

 「俺たちの前後に普通の商人たちがいる。こんな状況で襲わないだろう。」

 「なるほど。」

 

 それに・・

 俺は心の中で付け加える。

 襲われるなら前後の商人たちだろう。

 

 「おい、もうそろそろじゃないか?」

 「オウ、もういいだろう。」

 

 ?前の商人たちの馬車のあたりから話し声が聞こえる。

 しかも、この感じで行くと・・

 

 「後ろのお前ら!ここに金目のものを置いて行け。」

 

 やはり、盗賊だ。じゃあ、後ろの商人たちはピンチだな。

 そう思って後ろを振り返ると、後ろの人たちも武器をこちらに構えていた。

 ・・・なるほどな。これがやつらの手口か。

 前後で商人を装い旅人を挟み撃ちにして、遠くから、よく見えないこの場所で襲う、と。

 

 「これは、素晴らしい商品ですな。」

 「いやぁ、まったくです。」

 

 ・・・これは運がいい。こいつらは、奴隷商人か。

 王国では、奴隷制度はない。だがしかし、裏で奴隷を取り扱っている商人がいる。それが、こいつらだ。こいつらも捕まえたら賞金がでる。1人1万セルだ。

 これはなんとしてでも、捕まえねば。

 

 「レイ、どうする?」

 「殺していいのか?」

 「早く、ボコろうぜ。」

 「早くしようぜ。」

 

 皆もテンションが上がっている。

 そして、俺は命令を出す。

 

 「奴隷商人は生け捕り、盗賊はできるだけ生け捕りで。」

 「「「「了解!」」」」

 「レイはここで見ててね。」

 

 は?

 

 「いや、俺もたたか「いいから。面倒でしょ。」」

 

 「おい、聞いたか。俺たちを捕らえるんだって。」

 「マジか。できるのかよ。こんなガキどもが。」

 「「「「「ギャハハハハ!」」」」」

 

 盗賊たちが笑っている。うるさいな。

 

 「はぁ、俺はここから見てることにする。早く行って来い。」

 「「「「応!」」」」

 

 さて、何分で終わるかな。

 結果、5分も持ちませんでした。盗賊たちが。

 戦闘の場面などなかった。

 戦果、盗賊34人、奴隷商人4人。

 これを、騎士に引き渡ば、7万3000セルになる。

 やったぜ。

 

 「おい、にいちゃん。」

 「なんだ?」

 「俺たち捕まったけどよ。俺たちをどうやって運ぶんだ。38人を担いでいくのか?」

 「それは無理だろう、こんなガキに。」

 「「「「「ギャハハハハ!」」」」」

 

 盗賊ってこんなに良く笑うやつらなのか?

 

 「おい、どうすんだよ。にいちゃん。」

 

 そう言って盗賊Aは、俺を馬鹿にしたような目で見てくる。

 俺はそれを無視して、ハヤトに言う。

 

 「こいつらを、しまっといてくれ。」

 「了解」

 

 そういうと、ハヤトのとなりにひびがはいって空間が割れた。

 そのなかに盗賊たちをどんどん放り込んでいく。

 

 「おい、にいちゃん。これなん「うるさいな。」」

 

 そう言って、盗賊Aを放り投げた。

 それが、終わると空間が閉じていく。

 

 これが、ハヤトのスキル【空間支配(ディメンションスペース)】。

 いまのは、俗に言うアイテムボックスというやつだ。

 これには、生き物もはいり、ボックスの中は、時が止まっている。

 ハヤトのスキルにこれがあると分かったとき真っ先にこれを作らせた。

 

 

 そんなこんなでもう暗くなってきたな。

 今日はここらで、野宿としよう。

  

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