10日目ー2
すみません。遅くなりました。
新しい生活に何とか慣れてきたので、これからは、一か月一話を目標に頑張ります。
受付が奥に消えると、酒場にいた何か悪人面した男が
「おい、兄ちゃん。ランクアップ祝いだ。ここにいる全員に奢ってくれよ。」
と、言って来た。
面倒なので断ろうとしたが、
「ああ、うるせいな。痛い目みたいのか。」
と、言ったから、俺は
「では、試合で決めましょう。」
「おう、いいぜ!乗ってやる。俺達が勝ったら皆に奢れよ。」
「じゃあ、俺たちが勝ったらお前らの全てをくれよ。」
基本的にギルドは冒険者同士の争いには不干渉。
というわけで鍛練場に行って立会人をつけて戦闘に。
その途端、相手は10人がいきなり飛び掛かってきた。
それをかわすとリーダーが
「おい、卑怯とはいわないよな。俺はちゃんと言ったぜ。」
まあ、確かに俺たちって言ってたな。
でも、そんなことを言うと・・・
「おい、ふざけてんのか。」
「本当だよ。」
ほら、リュウハとコウが怒っちゃった。
取りあえずなだめてから・・だな。
「おい、2人とも落ち着け。」
「でも・・」
「はい、落ち着こうな。コウ。」
まだ言い募ろうとするコウを押しとどめ、リュウハに届け!俺の【見つめ合図】。
・・・・お、気づいてくれたみたい。
その次の瞬間、敵全員が苦しみだす。
「おい、一体何をしやがった!」
怒って聞いてくるリーダーに俺はフワッと嗤って言ってやる。
「さあな、俺たちはなにもやってないぞ。
てかさ、飲んだ後に戦うなんて馬鹿じゃないの?
そりゃ、体調も悪くなるわ。」
「おい、ふざけんじゃ「黙れよ!」」
「そんなん知らねえよ。
冒険者にとって体調管理は基本だろ。
怠ったお前等が悪い。」
言い返したら、気絶した。
「おい、俺たちの勝ちだよな。」
「!はい。そうなります。」
立会人に問いかけると少しビビりながら返してきた。
「じゃあ、景品は貰っていくな。」
「はい、どうぞ。」
許可ももらったので早速、景品を頂くことにする。
相手に近づいてそいつの装備をはぎ取っていく。
まあ、野郎だしパンツだけはいときゃ良いだろう。
その考えの元、敵対した奴ら全員の装備をとっていく。
「ちょっと、」
立会人が止めてきたので、
「俺は、ちゃんと全てを頂くと言った。
それに同意したのはあいつらだぜ。」
と、反論・撃退。
装備品は、〔空間倉庫〕に入れておく。
「では、俺たちはこれで。」
そう言って、宿屋に戻る。
もう、夜だからな。
じゃあ、おやすみなさい。
この話は【見つめ合図】が書きたくて書きました。
これを思いついたのが、今日だったので。
これからもよろしくお願いします。