6日目
おはよう。
今日もただただ歩くだけ。
何か面白いことでも起きないかなぁ。
さて皆を起こすとしよう。
「起きろ~~」
「あぁ、よく寝た。」
「後、30分・・・・」
「ハロー」
「おはようございます。」
さてさて、さっさと進みましょう。
歩き始めて1時間ほど。
Q 今、私たちを囲んでいるのは何でしょう?
ヒント
人じゃない。獣でもない。
なんかギチギチという音が聞こえる。
A 体長3mぐらいの蟻。それが、50匹ほど。
いやいやいやいや、おかしいでしょ。
ここから見える景色は全てが黒。見渡す限り黒。壮観だ。
これどうするの?
「これ、どうすんだ?」
「倒すしかないでしょう。」
そう、コウが言うが・・
「いや、これどうやって倒すんだ?」
「魔法を使おう。」
「「「「お前だけだよ!」」」」
いや、本当。
魔法のスキルを持っているのはコウだけ。
よし。
「じゃあ、コウ。」
「何だ?レイ。」
「お前にこの蟻たちの討伐を命じる。」
「何故?」
「お前の魔法が一番効率が良いから。」
それに、面倒くさいし。
一番の理由を心の中で呟く。
『『お兄ちゃんズルイ。私たち/僕たちも使ってよぅ。』』
なんか頭の中に声が聞こえてくるが無視。
「まったくしょうがないな。」
「まあ、頼む。」
さて、俺たちは歩いている時間を全てをスキルの練習時間にしている。
するとどうなるか。
「台風」
こうなるのである。
コウの【嵐魔法】。これは、天候を操る魔法である。
周りの蟻たちは1匹残らず切り裂かれる。
ちなみにこの魔法は台風の目のように中心に無風の空間ができる。
そのため、使用者の周りの敵を殲滅するのに適した魔法である。
ちなみに蟻のステータス
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ランク D
名 兵隊蟻
スキル 【蟻酸】【集団行動】
説明
3mの蟻。ランクはDだが、集団で襲ってくるため実質Cランクとして扱われる。
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蟻の素材を剥ぎ取ってハヤトの倉庫に入れる。
その後は何事もなく終了。
日が暮れてきたからここらで野宿としよう。
では、また明日。
おやすみなさい。