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俺の友達の話シリーズ

何度だって日は昇る

作者: 尚文産商堂

高校生の頃だったから、かれこれ6年近く前になるな。

確かそのあたりの頃の話さ。


そのころ流行っていたもので、まあ、よくある怖い話さ。

暗い教室で、一人一人が話を持ち寄ってするっていう百物語方式でしてたんだ。

1学年全員が、学校側から許可を得て夜通し怖い話をするんだ。

150人ぐらいいたかな。


別にろうそくや線香を消すということはしないで、月が出ている間中、1人1分かからずに話をずっと続けていくっていう話だったんだ。

それで、もう最後になるころには、何の話をしているんだかわからないものばかりをひたすらに話してたんだ。

簡単なジョークとか、ダジャレとかだな。


それで、もう日も明けるかといったころに、急に空が明るくなったんだ。

おかしいなと思いながら、終わりだなと誰かが言ったんだ。

とたんに、暗くなって、月がまだ空高くにある。

時計だって26時ぐらいをさしてたからな。


そんなことが5度も6度もあると、だんだんに恐慌状態になるわけだ。

一体俺たちに何が起きているのか。

でもな、気付いたら日ものぼり始めてて、それっきり、そんな現象も経験してないわけだ。

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