タイトル未定2025/05/25 16:40
霧島瑠伽。16才。春、この高校に入学、まもなく1年も終わる。そんなまだ寒い冬の夕方、瑠伽は生まれて初めて自分の意志で好きな人とキスをした。
キス自体はもう何人としたか…
数えていないから、わからない。
そして処女でもない。
経験した人数も10人や20人では無い。その数倍かもしれない…
これも数えてないから、わからない。
しかしそれも自分の意志で処女を無くし、セックスをした訳ではなかった。。。
この話は3年半程前に遡らなくてはならない…
瑠伽、中学1年の夏休みも終わり2学期が始まった、そんなまだ暑い9月のことだった。
それまで瑠伽も回りの友達と仲良く遊び、勉強し、バスケ部に入り部活も先輩にシゴかれはしたが
それは運動部ならどこでも同じ
それも含めて楽しい中学校生活を送っていた。
ところがこの“ある1日”を境に彼女の悲劇的な3年間が始まる事になる。
それは昼休みが間もなく終わる頃に…
『ねぇ!霧島さんて居る?』
この一言から全てが始まった…
『はい!私ですが…?』
3年のサッカー部の3人の男の先輩が瑠伽を訪ねてきたのだ。
『あれ!マジ可愛いじゃん!』
『本当だ!可愛い!』
『キレイな子だぁ…!』
いきなり現れたちょっと失礼な感じの三人に
『えっと…なんですか?』
『あっ、あのさぁ!
サッカー部3年の三浦純也って知ってる?』
『あぁ…多分…あの人かなぁ…とくらい…』
『多分…あの人…かぁ。ははは!
純也も人気に陰りかぁ!?』
三人は勝手に訳のわからないことを言って笑っていた。
『でさぁ!悪いんだけど、ちょっとだけ、1分だけいいかな?
階段の所まで…』
『えっ!?あっ、はい…』
その先輩に着いて行くと階段の踊り場に一人の男が立っていた。
三浦純也だ。
『霧島瑠伽さん、お連れしました!純也、あとは1人でがんばれ!』
ポン!と肩をたたくとその男達は教室へと戻って行った。
『あっ…あの…霧島さん…突然ゴメンね』
『はい…なんでしょうか…?』
『あの…これ読んでもらえるかな…』
一通の手紙だ。
そして…
『あの…俺…初めて君を見たときからずっと…思ってました!
じゃ…また…ゴメンね!』
そう言ってトン!トン!と20段程ある階段を2歩で降り…あっという間に消えて行った。
それは“告白”だった。
瑠伽は多分自分ではまだ気付いてないかもしれないが…
鼻筋がスッと通り、目の大きな
かなりの美形で、将来大人になれば芸能人並みの女性になるだろう
顔も…全校生徒のどの娘よりも小さく8頭身。スラッと伸びた手足に透き通るような白い肌。
年上の目利き…という言い方も変だが…の男が見ればすぐに分かる。美女の卵…否、もう殻を割り始めている。
ところで…
その“告白”の様子を目撃していたのが、同じクラスの小森由希と笹野妙未だ。
この二人と、もう一人青島三奈の三人はクラスの中でも男子にも勝る悪ガキならぬ、悪三人娘。
特に青島三奈は姉がこの春この中学を卒業したのだが、これも有名な悪娘、そして父親が大資産家の家柄、この街でも有名人。お世話になっている人も多い…そんな三奈はすでにクラス、いや学年をも率いるような悪ブリだったが、瑠伽とは特に、同じクラスと言うだけで複雑な接点も無く
また、性格の優しい瑠伽は誰に嫌われると言う事もなかったので、この三人とも何の問題も、全く無かった…はずだった。
今の今までは。。
『三奈!三奈ッ!!』
『どうしたの!?』
『今ね…三浦先輩が…』
『純也さんが!?何??』
三奈は純也に熱烈な片思いをしていたのだ。三浦純也は確かにモテた。サッカー部のエースでもありカッコの良い美男子と言った所だ。
しかし…
『三浦先輩が、瑠伽に…』
『霧島が何っ!?』
三奈の語句が強ばった。
『あっ…き、霧島に、告ったかも…』
由希も妙未もとばっちりは受けたくない。瑠伽などと今後は名前で呼ばない方が良さそうだ。
『嘘でしょ!!』
『わかんないけど…“始めて見たときからずっと思ってた”みたいな事言って、手紙もらってた…
よ。ね、ねぇ、妙!』
『うん。間違いないと思う…』
三奈の顔色が変わった。
由希と妙未はヤバい雰囲気…
を感じた。
『6時間目の体育休むから!付き合って!』
三奈の迫力に二人は
『うん…』
と返事するしかなかった。
そして6時間目
三人が三人とも生理痛ということで体育を休み、保健室へ行くと言って教室に戻ってきた。
『どんな手紙だった!?』
『茶系な感じだったと…』
『これ!?』
『あっ…多分』
瑠伽のカバンから勝手に捜し出した。
『まだ開けてないじゃない!?
なぁに!?純也さんの手紙に興味無いとか言いたい訳!?』
純也には悪いが、大きなお世話だ
『開けるわよ!』
『ちょ…ちょとヤバくない?』
『うまく剥がしてまた糊で貼ればいい!』
そしてカッターでなるべく破けないようにうまく剥がした。
内容は…言うまでもない。
告白文だ。
三奈の目の奥に怪しい炎を…
二人は見たような気がした。
翌日の朝、すでに三奈は動いていた。
『瑠伽ぁ、今日ちょっとお昼休み手伝ってもらえない?』
『えっ?なぁに?』
『うん、ちょっと体育館で、悪いんだけど…ほら私、学校新聞の委員とかやらされてるじゃない』
『うん…』
『部活のシーンを何枚か写真撮れって言われたのよ。先輩に…本当ゴメンなんだけど…バスケの練習着着て何本かシュートしてるところを…3枚くらいで十分だから撮らせてくれない?』
『えっ!?着替えるの?お昼休みに?』
『ゴメン…ほら、うちのクラスの運動部で、他に見た目のいい娘居ないじゃない。お願いっ!助けると思って!』
『別に私じゃなくても…いるじゃない…』
『瑠伽が一番可愛いし、男の先輩も瑠伽に頼めって…煩いのよ。お願い!ジュースおごるから!』
『ジュースはいいけど…モデルみたいなのって…何だかイヤ…』
『頼んだから!ねっ!
12時半に体育館で!練習着持ってきてよ!』
『OKもらえたって先輩に報告して来る〜』
『ちょ!ちょっと三奈ちゃん!』
(なぁに…もぅ…困ったなぁ…)
しかし責任感と言うか優しいと言うか…そう言われたら拒めない瑠伽の性格を知ってて三奈は瑠伽に頼んだ。
12時半。瑠伽は仕方なくバスケ部の練習着を持って体育館にやってきた。
体育館はシーンとしていた。
『三奈ちゃん!三奈ちゃん!』
『あっ!瑠伽。こっちこっち!』
そこは体育館一番奥の中二階、卓球部の練習場だ。
ここは瑠伽も足を踏み入れるのは始めてだった。
『なんでこんな所??』
『あっ!ここは着替えるだけ、ホラお昼休みは更衣室の鍵閉まってるから、まさか体育館の真ん中で着替えられないじゃない』
『そうだけど…更衣室締まってるの?』
『ゴメン!時間無いから、とりあえず着替えて!』
更衣室は開いていた。だが…
『う、うん…わかった』
瑠伽は女同士と言う事もあり三奈の前で着替え始めた。
『そんな制服着たまま着替えるなんて、小学生のプールじゃないんだから!本当ゴメン!時間無いからパッと脱いでパッと着替えちゃって!』
『はい…はい』
瑠伽は仕方なく制服を脱ぎ、下着姿になり、練習着に着替えた。
そして…本当に数枚、瑠伽のシュートシーンを撮って。
『ありがとう。助かったゎ』
『いいぇ、これで大丈夫?』
『うん!大丈夫。ありがとう。
じゃ着替えて戻って。私は今の写真パソコンにおとしてきちゃうから』
『はい。じゃあ着替えたら教室戻るね』
『うん。じゃあまた教室で』
しかし…
昼休みが終わり5時間目が始まっても瑠伽は教室に現れなかった。
5時間目の授業は、気の弱い性格の先生の地理の授業だ。三奈は瑠伽が居ないことを、体調が悪くて保健室に行きましたと説明した。
その頃瑠伽は
とんでもない姿で別の写真を撮られていた。
あの卓球部練習場は体育館の言わば死角だった。
先程の撮影が済んだあと卓球部の練習場に戻って着替えをしていると、いきなり後ろから羽交い締めにされ、口にハンドタオルのような物を入れられガムテープを貼られた。丁度下着姿になったときだった。見ず知らずの男が3人。
瑠伽を正にあっ!と言う間に全裸にし、縛りあげ既に何十枚もその姿を写真に撮り終え
『よし、そろそろ口のガムテープ外してやる。いいか、声出すんじゃねぇぞ、お前の裸はたっぷり撮ってある。騒いだら写真を…
それにお前、父親の居ない
妹とお袋の3人暮らしらしいな?騒いだら、母親も妹もお前と同じ目に合わせるぞ!わかったか!』
瑠伽はあまりの突然の出来事に
ただただ怯え、恐怖し…黙って
男達の言うがままに従った。
『よぉし!いい娘だ。瑠伽ちゃん。この俺の刺青見えるよな?
龍だよ龍!悪くねぇだろ!?
お前が逆らったり騒いだりしたら、お前のこのオマンコバッチリの写真を学校と…そうだな…母親のパート先にまずはバラまいて…
それから小学生の妹を2時間ばかりちょっと借りて、この龍の刺青の可愛い感じのヤツでも入れてあげるからな!』
『ひぃぃ!!!』
恐ろしい話に鳥肌を立て怯えながらうなずく。
『わかったみたいだな。
んじゃ、野球のキャッチャー、知ってるな?』
『はぃっ!』
『うん。そのカッコをしろ
足を一杯拡げろよ!すぐ終わるから!』
『はぃっ!!』
素直にその通りのカッコをした。
全裸で…中学1年生だ。どんなに恐ろしかったか…
そして尚も…
『横にこの二人のお兄ちゃんが立つから、おチンチン出してな。
それを両手で持ってカメラを見ろ。笑顔でだ』
『ん…ん…は…ぃ…』
ガタガタ震えて返事をした。
生まれて始めて見る男の性器
それを両手で握れと…
しかも自分は全裸にされている
何が何だか分からなくなってくる
言われた通り、顔は引き吊っているが笑顔を無理やりして…
野球のキャッチャー座りに両足を120度程目一杯開かされ、見ず知らずの男の固くなった物を両手に2本もたされ、何枚も写真を撮られた。
そして…
『瑠伽ちゃんいい娘だ。あと3ポーズだけ撮らせてくれ。それで終わりだ。大丈夫。犯したりはしねぇよ。瑠伽ちゃんさえもう少しだけ静かにしててくれたら』
そう言われ言うことに従う瑠伽だ
『んじゃまずは俺とチューだ』
『いゃ!…』
『おぃおぃ!俺とチュー。妹の龍の刺青。どっちがいい?』
『します!チューします!』
『そうだよ。そうやっていい子にしないとダメだよ。さぁおいで』
『はぃ…』
裸のまま刺青の男に歩み寄る
足がガタガタ震えて、胸も薄く生えかけた淫毛も隠すことさえ忘れていた。
そして今度は
『ビデオだから、こう言ってから俺にチューして、このおチンチンなでなでしな
それを3人にしたら終了だ。俺達はそれでそのまま帰る』
『はぃ…っ』
『じゃあやれ。笑顔だよ』
そして全裸のまま
『き…き…き…』
『待て!待て!撮り直し
瑠伽ちゃん深呼吸しろ。心配するな。これが終われば妹やお袋さんに何もしやしない。俺達も瑠伽ちゃんの体に指一本触れない
その代わり瑠伽ちゃんがキスしてこのチンチンを握ってくれるだけでいいんだから、な』
『はぃ…』
『よし、出来るか?』
『はぃ…』
『じゃあ始めよう』
『き…霧島、る…瑠伽…13才
お…お、チンチン…触りながら
チューし…ちゃいま…す』
ファーストキスだった。
あまりにも酷いファーストキスだ
それを3人やらされ…
『誰かに話したらこのビデオ、学校中とお袋さんのパート先にバラまいて、妹は龍!わかってるな!』
『だ…誰にも言いません…』
『よし。これから具合が悪いと保健室に行って、今日はもう帰れ』
『そ…そうします…』
『いいな!誰にも言うんじゃないぞ!ビデオと写真、妹は龍!忘れるな!』
『はい…』
これが全ての始まりだった。
瑠伽は一人で…茫然として裸のまま卓球部の練習場にまだ居た。
もうあの3人の男達は居ない。
嵐のような…嘘のような信じられない出来事に…
(何で?…何で私がこんな…)
涙も出なかった。
ショックが大きすぎた。
ただ体が震え、顔色は真っ青だ。
(着替え…服着ないと…)
(お母さん…麗菜…)
急に妹と母親が心配になった。
(帰らなきゃ!)
急いで着替えて、そのまま保健室にへ行った。
『1年C組の霧島です。体調が悪くて…』
保健室に行くと保健の先生も
『霧島瑠伽さんね。あら顔色悪いわね…熱は…あまりないみたい
どこか痛い?』
『いえ…痛い所はありません。ただ気分が悪くて吐き気が…』
『生理中?』
『今は違います』
『そう。ちょっと心配ね。風邪の引き始めかしら。今日は帰って病院行きなさい。担任の先生には伝えておくから』
『はい…そうします。ありがとうございました』
瑠伽は教室に行くのも嫌で、そのまま帰ることにした。
そして麗菜…妹…の学校に寄ってみた。
妹はまだ小学3年生だ。
麗菜と同じ学年くらいの子が校庭で遊んでいたので声を掛け、妹の事を聞いてみた。
『もう帰ったと思うけど…教室見てくるね!』
子供たちは走って教室に見に行ってくれた。
間もなく戻ってきて
『やっばり居ないから帰ったと思うよ』
『ありがとう』
『麗ちゃんも可愛いから、お姉ちゃんもきれいだね』
『ありがと』
(今はそんな無邪気な子供の言葉も何となく虚しい)
(とにかく麗菜を…帰ろう)
瑠伽は走った。
玄関を開けると麗菜の靴があり、居間でテレビゲームをしていた。
この家族は父親を早くに亡くし親娘三人、母親のパートで慎ましくでも明るく暮らしていた。
『あれ?お姉ちゃん!バスケットは?』
『うん。今日はお休みなの。麗奈は今日学校どうだった?』
『ん?いつもと別に同じだよ』
『そう。良かった…』
『良かったって??変なの!』
『別に…何でもないよ…あ、お姉ちゃん部屋に居るから何かあったら声かけてね』
『はぁい』
そう妹に言うと家中の鍵を確認した。
それから母親のパート先に電話を入れる。
『あっお母さん…ごめん、忙しい?うん…そう…いつもと変わりないんだ…良かった…うぅん。別に。私ちょっと体調悪くて学校早退したの。部屋で少し横になってるね。うん。大丈夫だから、心配しないで。横になれば治るから。風邪気味かなぁ…うん。本当に大丈夫だから。麗奈はゲームに夢中。うん。わかった。忙しいところごめんね。じゃあ』
母親も変わった様子は無かった。
少し安心してベットに横になるとものすごい疲労感、倦怠感…そして何もかも忘れたいという複雑な気持ちが体を襲い、いつの間にか現実から逃避するように眠りに落ちていた。
ピピピ!ピピピ!ピピピ!
と聞きなれない音に目が覚めた。
(なに??あっ…携帯…)
瑠伽の顔が青くなる
さっきの3人組に携帯を渡されていた。mailをたまにするからちゃんと読めと言われていたのだ。
先程の悪夢を思い出す…
吐き気が襲う。
しかしmailを見ない訳にはいかない。
“ちゃんと帰ったか?さっきの写真1枚添付しておく。明日は学校休むなよ。ついでだノーパンで行け。お前が言うことさえちゃんと聞いていれば、ビデオも写真も、お袋さんも妹も心配いらない。。。龍”
と書いてあり、添付写真を開けると…
(いゃあぁ…いゃいゃ!いゃ!)
瑠伽は携帯を投げ出しベットに体を倒し、声が漏れないようにタオルケットに顔を埋めて泣いた。
写真は自分の霰もない姿だった。
知らない男の性器を二本、全裸の姿で両手に持ちしゃがみ込んで大股を開き、引きつりながらも笑顔を作っていた。
鮮明なその画像は瑠伽の恥ずかしい部分もピンク色にはっきり写し出されている。
両脇の男たちは丁度瑠伽のしゃがんだ頭の位置までしか写っておらず、顔を出しているのは瑠伽だけだ。しかも笑顔で全裸…
(いゃあぁ…わ、私…私…これからどうなるの…)
憎悪と不安、恐怖で胸が張り裂けそうだった。
その晩は食事も進まず、心配する母に笑顔で
『今夜ゆっくり寝れば大丈夫だから』
と、早めに風呂を済ませ自室に閉じこもった。
翌朝気だるさを感じながらも、母親に心配かけないように、普段通りに振る舞った。
(ノーパン…ノーパンで学校行くなんて。。いゃ…いゃなのに……あっ…カバン…学校だ…)
母親にカバンが無い事を見られないように、今日の授業の教科書を袋に入れ、家を出た。
『行ってきまぁす!』
しかし地獄の足音は着々と瑠伽に近づいていた。
通学の途中でまた携帯が鳴る。
“ちゃんと充電したか?寝る前に毎日充電しろよ。それから学校では携帯の音は切っていい。休み時間毎にmailの着信が無いか確認すればいいから。
今日はノーパンだろうな?
スカート、2回程腰の所を折り返して短くしろ。じゃあまたな。。。。龍”
スカート折り返せなんて…
でもやるしかない。妹と母親を危険な目に合わせる訳にはいかない。
(私が…私が我慢すれば…二人とも安全なんだから…)
学校に着くとトイレでスカートを折り返し短くした。
先輩の女子の中には同じくらいスカートを短くしている人もいるが、パンツはもちろん穿いているはずだ…瑠伽は心細い下半身に緊張を強いられる。
教室に入ると、早速三奈が声を掛けてきた。
『瑠伽!昨日どうしたの?』
『ん?あぁ…ちょっとあのあと急にめまいがしちゃって…』
『そう…大丈夫?』
『うん。もう大丈夫。ありがとう』
『いいぇ。それより瑠伽スカート…短くない?あれ?上…折ってるんだ?』
『あぁ…気分転換!暑いしサ。何となく涼しそうでしょ?』
『まぁ…そうだけど…なんだか
Hっぽいよ』
『そうかなぁ…』
(もうその話はしないで…)
『ねぇ!みんな!瑠伽超ミニだよ!』
(やめて!!)
『おぉ!いいじゃん霧島!どうせならパンチラとかして欲しいよなぁ!』
『そうだよ!見せろよ!わざと短くしてんだろ!?見られたかったりして??』
クラスでも、否、学校の中でもとびきり可愛くスタイルもいい瑠伽の突然の超ミニスタイルに男子も興奮気味だ。
『あ…暑いから…それだけだから…気にしないで…』
『あらぁ!瑠伽…男子は気にするゎよ…その短さじゃ…直した方がいいよ。スカートめくられちゃうから!!ねぇ!!男子〜!!』
三奈がわざと男子を焚き付ける。
『そんなこと…小学生じゃないんだから…もうしないょ…ね…』
『心配なら元に戻せばいいじゃん』
『き…今日は…これで居たいの…三奈ちゃん…お願い…もう言わないで…』
小さな声で隣に立っている三奈だけに聞こえるよう懇願した。
そのときだった
『キャッ!!』
瑠伽のスカートの後ろが捲られた
『えっ??』
捲った本人も、それを見た他の男子も…ビックリした。
『霧島…お前…』
『お願いッ!!』
スカートを捲った本人に向かって必死になって歩み寄り、青い顔をして何かを小声で頼んでいる瑠伽だ。
教室の生徒は黙ってそれを眺めている。
『あっ…あぁ…わ…わかったよ。ごめん』
あまりのビックリな出来事に当の男子も謝った。
『加藤君…お願いだから…言わないで…訳があって…は…穿いてないの……訳があって…』
瑠伽はこんなセリフしか言えなかったが、必死に青い顔で彼に小声で訴えた。
『でも…コイツも多分見たよ』
下手に出たのは逆効果だったかもしれない。
『俺も見たぜ、霧島』
(う……っ)
そこで三奈の追い討ちだ!
『何を?何を見たの?瑠伽が毛糸のパンツとか?それとも可愛いパンツにウサギとかパンダちゃんの絵が書いてあったとか??』
しかし可愛い瑠伽の必死なお願いに男子は黙っていた。
彼女に嫌われたくない。
男なら美人に嫌われたくないと思うのが本能だ。何か訳があるらしいし…
『あぁ…いや別に…』
学校で一番キレイだと思う女子とかの話をよく男同士でする事があるが…
その瑠伽の生尻を見た二人とも霧島瑠伽が一番可愛いと言っていた。否、実際…最低でもクラスの男子半分は霧島瑠伽が一番キレイとか、タイプとか言うだろう。
だから今見たノーパンは黙っててと言われたら黙っててあげたい。
憧れの可愛い霧島瑠伽と共通の隠し事が持てたようで、しかもそれがノーパンという…何だか弱みみたいなものを握ったような気持ちで。
しかし三奈に逆らうと何の得も無いというのも事実だ。
彼女は何か危険だ。
それは皆、雰囲気や行動…噂話で知っている。
『何よ!!教えなさいよ!!』
三奈が二人の男子に迫る。
『み…三奈ちゃん…何でもないの…ふ、普通だから…』
瑠伽が必死にすがるように三奈に言う。
『普通なら話していいじゃない!言いなよ!加藤!!』
加藤もさすがに三奈の迫力に…
瑠伽をチラッと見て、何だか申し訳なさそうにしてから…
『霧島…スカートの下…』
『か…加藤君!山下君!ちょ…ょっと!』
瑠伽はたまらず自分のお尻を見た男子二人の腕を取り教室を出た。
(フフ…予定とは違ったけど…まぁいいか。がんばれよ…山下…)
三奈がそれを見てニヤニヤしながら呟いた。
山下とは…スカートを捲った加藤の後ろから瑠伽のノーパン生尻を見た男だ。
彼は実は瑠伽が今日超ミニで学校に来る事を知っていた。
ノーパンまでは知らなかったが…
『とにかく!瑠伽が明日超ミニで来るから、朝私が瑠伽に声を掛けたら、いいタイミングで瑠伽のスカート捲って』
『なっ!何だよそれ!?』
『あなた、お父さんウチのパパの会社で働いてんのよね?』
『そ…そうだけど…だから何だよ…』
『いぃえ、別に。ウチのパパ。私の言うこと結構何でも聞いてくれるんだぁ』
『よく分からないけど…スカート捲りゃいいんだろ!』
『そう。捲ればいいの。あなた、瑠伽の事好きなんでしょ?』
『ち…違うよ!』
図星だ。
『だったらいいじゃない。好きでも何でもないならスカート捲るくらい。それに…』
『何だよ』
『山下君、瑠伽が山下君の言うこと、もしかしたら何でも聞いてくれるようになるかも知れないよ』
『どうゆうこと?』
『明日スカート捲れば分かるよ』
『チッ、何だかマジ分かんないけど、明日の朝だな』
『そう。あっ、山下君携帯持ってたでしょ?』
『あぁ』
『メルアド教えておいて、で明日は授業以外は着信バイブにしておいてね。良い事必ず起こるから』
昨日の放課後、そんな話をしていた三奈と山下だった。
そしてさっきの状況だ。
加藤の行動は予期していなかったが。
山下も瑠伽には嫌われたくないが、まぁ…スカート捲り1回位はお遊びだ。それに瑠伽が何でも言うことを聞いてくれるかも…と言う三奈の話が山下は気になった。
そして山下がスカートを捲る準備に入った時、何も知らないお調子者の加藤が突然、それこそお遊び半分で…やったのだ。
三奈は加藤も仲間に引きずり込む考えを巡らせながら…
山下に作っておいた、いくつかのパターンのmailのウチ、今の状況に一番効果的なmailを送信した。
そんな事とは知らず、瑠伽は赤い顔をしながら加藤と山下を廊下の端まで連れてきた。
そして…
『あっ…あのね…聞いて!さ、さっきね…登校の途中でね…』
ノーパン超ミニの言い訳をしはじめた。
『なんだよ…』
加藤が言う。山下はまだ何も言わない。
『考え事しながら歩いてたら…
スカートが…ひ…引っ掛かっちゃって…置いてあった自転車に…それで…それで転んだの、そうしたらたまたま水溜まりに…パンツがびしょびしょになって…スカートのホックがこ…壊れて…』
『だからパンツ脱いでスカートそうして止めてるって言うのか?』
『そうなの!?だ…だから…誰にも言わないで…お願いします…』
そこへ、山下の携帯にmailの着信が。ブーン!ブーン!
山下は瑠伽を見つめながら、携帯を開いた。
必死にノーパンを黙っててとお願いしている学校イチの美少女に加藤は少し興奮気味だ。
そこにmailを読んだ山下が…
『じゃあ、もう一回…見せて、今度は前を…』
『えっ!?』
瑠伽が動揺する。
興奮状態のお調子者加藤も
『そうだよ!前見せてよ!自分で捲ってさぁ!』
『だ…誰にも言わないと…約束してくれますか…?』
瑠伽はこの状況が自分には完全に不利だと悟り、うつむきながら小声で言う。
『霧島…次第…だな』
山下だ。
『ど…どうゆう…こと?』
瑠伽が不安気に山下を見ながら言う。
『言うことを…ちゃんと聞くか、聞かないかって事だよ…』
まだ少し遠慮がある山下だが、この男、どうやらSっ気があるらしい。もちろん中1の本人にはそんな意識は無いが、実際異様な興奮を覚え初めていた。
三奈からのmailは…
“ノーパンを黙っててやるかわりに…瑠伽に何か山下君の好きなことやらせなよ、もう一度自分でスカート捲れとか。
で、写メ撮っておいて!
それから放課後ちょっと付き合うように言って”
と書いてあった。
加藤もまた、山下の言葉で更に興奮する。
『わ…わかりました……だから…今日の事は忘れてください…』
『わかったから、早くしろよ。
あっ!あと…今日放課後少し…話ししよう。色々…お互い納得しなきゃだしな』
『わ…わかった。少しだけなら…変な事はしないでね…』
『霧島次第だよ』
『あぁ…はい…』
瑠伽は廊下の端の角。大きなロッカーの影で、回りからは死角になっている場所でクラスメイトの男子二人の目の前に立っている。
そして、スカートの裾を持った。手を震わせながら。
目を閉じ、サッとスカートを捲って、またすぐ戻した。
『おいおい!何も見えないよ!』
山下が言う。
実際には生えかけの淫毛がハッキリ確認できたのだが…
『で、でも…もう…無理…』
『じゃあ加藤、教室戻ろうぜ!』
『あ、うん!』
加藤が同調する。
『わっ!わかった…わかったから…待って!』
瑠伽は必死に二人を止める。
これからクラスメイトに、否、多分全ての生徒に、ノーパンミニスカ女と言われるだろう事を、恐れた。それは露出狂を意味する。つまり“変態”という事だ。
『俺が10数えるから、脚は肩幅な』
山下がどんどんSぶりを発揮させる。
もう加藤は成り行きを見守るだけだ。
『そ…そんなぁ…』
『やるのか?やらないのか?もうすぐ朝のホームルーム始まるぜ、早く決めてくれよ』
『や…やります…』
おずおずと脚を肩幅に開く瑠伽。そしてまたスカートの裾を震える手で持ち。目を閉じた。
スカートが自らの手で上げられて行く。
『腰の所までスカートが上がったらカウントダウンするから』
『うぅ……』
瑠伽必死にスカートを捲り上げた。目を閉じているが、もうかなり上まで捲っているはずだ。
その時
『10』
山下の声が…
『イヤ!!』
目を開けた瑠伽が悲鳴を小さく上げる。
さっきまで話していた山下の声が“10”と言ったとき下の方から聞こえたような気がしたから、一瞬目を開けたのだ。
そこにはしゃがみ込んで瑠伽のアソコを覗き込む二人のクラスメイトの男子の姿が…
そこに
“9”
完全に見られている…瑠伽の大切な場所は二人に丸見えのはずだ。
体が震えている瑠伽だが、カウントダウンの声にスカートを降ろす事が出来ずに固まり、諦めの境地で再び目を閉じた。
“6……5……4……3”
カシャ!
『えっ!??』
再び瑠伽が目を開けた。
あと3秒の時だ。
山下が携帯で写メを撮った。
『止めて!!山下君!お願い…それだけは…』
『誰にも見せないよ。2…!!』
と言いながら先程は淫部のアップ、今度は一歩下がって自ら裸の下半身を晒す美少女の全身を顔も入れて撮った。
カシャ!
『いゃあ…!』
唸るように言うが…スカートは下げられない。
『1………0』
0の声と同時にスカートは下げられ、脚も閉じられた。
しかし写メを4枚程撮られた。
『山下君…お願いします…写メ消して下さい…』
『誰にも見せないよ!』
『でも……うぅ…』
うつむく瑠伽はその言葉を信じ、諦めるしかなかった。
『山下ちょっと見せて…おぉ!バッチリ丸写りじゃん!!顔もアソコも!!霧島…ピンク色なんだなぁ……後で俺の携帯に送っておいてよ』
『あぁ、加藤ならいいよな?仕方ないよな?』
『そんな…』
『なんだよ!山下はよくて俺はダメなのかよ!言うぞ!皆に!!』
『ち…違います!ど…どぅぞ…山下君、加藤君にも…』
『加藤に何だよ?ちゃんと言えよ』
『うぅ……か、加藤君にも…私の……送って上げて下さい…』
『私の?何を?どんな物を?』
なかなかの中1S男だ。
『酷い……そんなこと…言わせないで…』
『霧島次第…忘れた?』
『うぅ…酷いゎ……
加藤君にも…私の、は…裸の…下半身の…写メ…送って…あげてください…』
『霧島がそう言うなら。加藤、後で送るよ』
『おぅ!頼むな!』
『うぅ……』
『じゃあ、後は放課後分かってるよね、瑠伽!』
『あぁ…はい』
『俺も行くよ!いいだろ??』
『聞いてるよ、瑠伽』
『はい…加藤君も一緒に…』
『サンキュッ、る・か!!』
『うぅ…』
こうして、廊下での恥辱ヌード撮影会は終わった。
女の一番人に見られたくない場所を見てその写真まで手に入れたクラスメイトの二人は
学校イチの美少女を、もう霧島と名字では呼ばなくなった。
瑠伽はこの、たった2日間で見ず知らずの男達やクラスメイト、5人もの男達に、一番見せてはいけない女の場所を見られ、撮影された。
しかも…こんな事は、ただの序章にすぎない事を、瑠伽は予想もしなかった。
教室に戻った3人はクラス全員に興味の眼差しを受けていた。
その時山下が三奈に向かい携帯を見せて2〜3度振って見せた。
撮ったぞ!というような合図だ。
三奈は軽くうなずき、ニヤっとした。それから三奈は何も言わなかった。
クラスの他の男子は三奈が何か言うものと期待していたが、少しガッカリした。
間もなく予鈴がなり、担任が現れた。
瑠伽に対する恥辱は、ホームルームの時間によって一時中断という形になった。
そして1時間目が終わった休み時間、山下と加藤は男子の質問責めにあっていたが、山下も加藤も
『なんでもなかったよ』
の一点張りだった。
男子生徒はガッカリしたような雰囲気になった。
三奈もまるでその事にはもう関心がないように、由希、妙未と3人でキャッキャと別の話で騒いでいた。
その後も瑠伽はまたスカートが捲られる事の無いように、極力椅子から立ち上がらず、やむを得ない時はスカートの前後をさり気なく押さえ、回りを注意しながら行動した。
異変は最後の、6時間目の授業中に起きた。
クラスの男子全員に怪文書的なメモが密かに回された。
内容は…
“霧島瑠伽ミニスカ中身の真実”
と題されたメモには
今日放課後、16時30分
視聴覚室にて真実が明らかに。
知りたい人は視聴覚まで。
と書かれてあり、女子には回されなかった。もちろん瑠伽もそのメモの存在を知らなかった。
放課後、瑠伽は山下と加藤と3人で視聴覚室隣の放送準備室という部屋に連れて行かれた。
そこは簡易的だが、その部屋で
例えば何かの授業の研究発表、或いは放送部などが作成する学校行事やイベントのビデオ等を録画編集出来るアナウンス室兼、編集部屋で、ビデオカメラを直接つなげば、隣の視聴覚室に生で画像を写し出す事も出来た。
三奈は、姉からそれを聞いて思いついた。
霧島瑠伽の生映像をクラスの男子全員に見せようとしていた。
山下とはその打ち合わせが出来ていて、他のクラスだが…放送部員にすでに隠し撮りで生放送出来るようにセットしてもらっていた。
もちろんその放送部員には
霧島瑠伽のセクシー生映像を見ることが出来るからと、それを餌に三奈がやらせたのだ。
瑠伽、山下、加藤の3人は一足先に放送準備室に居た。
ここなら誰も来ないからという話を瑠伽にして…
『瑠伽。加藤とも話したんだけど…』
瑠伽を陥れる恥辱の生放送への悪魔の囁きが始まった。
『はぃ…』
『写メは削除する事にした』
『えっ!?本当に!!』
『あぁ、いいよな加藤』
『うん』
『ただし条件が一つある』
『な…なに…』
また何かやらされるのか…瑠伽は不安だが…画像を削除してくれるなら……何かわからないがある程度なら、と決心する。
『裸を生で見せて欲しい。これはさっきもう瑠伽のアソコを見ている俺たちには、出来ることだろ!写メと引き換えなんだし。でもただ脱ぐだけじゃダメだ』
『裸を……い、いくら今朝…あんなことしたから…って…裸は…』
『なら交渉決裂だな、写メは削除しない。永遠に。それからプリントもして残す事にする。
それに…俺たちだって、あんなにクラスの皆に責めるように何度も聞かれて、瑠伽との約束必死に守ったんだ。瑠伽だって聞こえてたはずだ!大変だったの分かってるはずだ!なぁ!加藤!』
『その通り。聞いてただろ!瑠伽!』
『あ…ありがとう。聞こえてました…守ってくれた事…本当に感謝してます…』
『だったら、画像残されるのと、削除して、生で一度だけ見られるのどっちがいいか、俺たちの努力も考慮して考えてくれ。ただし先に言っておくが、全裸になる前に自己紹介してもらう。セリフは用意した。
さぁ、どっちにする?あ、削除は瑠伽、自分でやってくれていいよ。俺たちが不正しないように、瑠伽が自分で消せばいい。どうする?』
『まだ、画像誰にも見せたり、送ったりしてない?』
『誓ってしてない』
『私に削除させてくれるのね?』
『あぁ、気の済むまでやればいいよ』
『もし…裸になっても…その事も誰にも話さないと約束してくれる…?』
『今日だってちゃんと守っただろ』
『えぇ…だったら…ぬ…脱ぎます…』
『よし!決まりだ!』
加藤が言う。
『じゃあ、今携帯渡すよ。削除していいよ。俺ちょっとトイレしてくるから。気の済むまでやって、SDカードとかも確認していいから。加藤の携帯も確認させてやれよ。まだ送ってないという証明になるだろ』
そう言って山下は携帯を瑠伽に渡してトイレと言って出て行った。
加藤も瑠伽に携帯を渡し、山下が戻るまでおとなしくしていた。
内心は…携帯を必死に操作している瑠伽をチラチラ見ながら(これから、あの霧島瑠伽のヌードが見られるなんて!)と有頂天だった
山下はまだ時間が早いと、時間稼ぎをしに外へ出ていた。思ったより交渉がスムーズに行ったからだ。もう少し抵抗されると思っていた。
(あと…10分か…ゆっくり待つか)
以外と落ち着いていた。
そしてとりあえず本当にトイレを済ませた山下は、ブラリと視聴覚室の様子を覗きに行った。
(うゎ!全員揃ってるよ!もう大丈夫だな…)
山下が戻ってきた。
そこには珍しく神妙な顔つきで無言の加藤と、まだ携帯を確認している瑠伽がいた。
『瑠伽どうだ?いいか?送信記録もないだろ?』
『えっ、えぇ…削除もさせてもらった…』
『納得?』
『いぃわ…』
『じゃあ、始める?』
『……はぃ…』
『これ、脱ぐ前に必ず言って。読まないで覚えてね』
と紙を渡した。
『……』
無言で受け取り中身を読む瑠伽だ
そのすきに教えられたスイッチを作動させる山下。
(よし、これで後はリモコンのボタンを押せばいいんだな…)
リモコンは山下のズボンのポケットの中にあった。
『山下君…こんな…恥ずかしいこと…言わなきゃ…ダメ…?
それに…最後…両手で開くって…書いてある…』
『なんだよ!もう写メ削除したんだろ!今更出来ないなんて言わせないぞ!』
『…わかってる…けど…』
『笑顔だからな!ずっと!』
『わかった…やる…だから…誰にも…この事は…』
『言わないよ!いいか?始めるぞ!』『み…見るだけ…さ…触ったり…しないで…ね』
『あぁ。ここから、今座ってる椅子から動かないから、その窓際でやって。カーテン締めていいから。その代わり声を大きくはっきりとセリフ言えよ。ここは防音室だし。そして笑顔!だからな。ちゃんと出来なかったらやり直しするぞ』
『…わかった…椅子から立たないで…ね…』
瑠伽は観念して窓際に行きカーテンを締める。
セリフはほぼ自己紹介だが…いやらしい言葉を言わなくてはならない。そして最後に自らの淫部を両手で…
『ちゃんと最後に、拡げてくれよ!目に焼き付けるんだから!』
加藤も言う。
瑠伽は嫌々うなずくと、またこの二人の前でいやらしい事を…と落胆の表情をするが、やらなきゃ…削除したんだから…と、自分を奮い立たせるように心で呟き、二人の方を向き
『じゃあ…は…始めます』
吐くように言った。
『よし。始めて』
山下がポケットのリモコンのスイッチを押した。
隣の部屋では…
前から後部の座席まで8台、この部屋のどこに座っても全ての者が見られるような場所に大型のテレビが備え付けられている。
そのテレビのスイッチが入り、
画像に霧島瑠伽の全身が写し出され“お〜っ!!”と言う声が上がる。が、そこに何故か一人だけ居る違うクラスの放送部の武田に
『シーッ!!静かに!!』
と言われて全員が黙りジッと画面を見つめた。
そして、キチンと今はまだ制服を…相変わらず超ミニだが…着ている美しい顔の瑠伽が微笑み、その口元が開く。
『こ…これから…クラスの男子を前に…私の…ひ…秘密を…み…見せちゃいます…』
可愛い顔を更に美しい笑顔でニコッと微笑み…
『霧島…瑠伽…1年C組…バスケ部…身長157…バスト80…くらい…Bカップ…ウエスト57…ヒップも…多分80くらい…です』
多少つかえながらだが…何とか笑顔を保ちしゃべり続ける。
『今日…なぜミニスカートにしたかと言うと…し…刺激が…欲しくて……』
そして、スカートのホックに手をかけた。
『スカートの…な…中は…
実は1日中…こ…こうでした…』
スカートを床に落とした。
『うわっ!やっぱ!ノーパン…』
隣の部屋の男子の驚いた声…瑠伽には聞こえない。
『し…刺激ついでに…上も全部…ぬ…脱いじゃいます…見ててね…』
まだ笑顔をちゃんと保っている。
制服はセーラーだ。首のスカーフをスルスルっと取ると床に落とし脇のファスナーに手をかけ10cm程上げて開いてから。
『ぬ…脱ぎますね…』
ニコッとしてからサッと捲り上げて脱いだ。
瑠伽は今、クラスメイト二人…そう思っている…の前で薄いピンクのブラだけの姿になった。
『さ…最後の一枚も…ぬ…脱がせてもらいます…』
またニコッとして背中に腕をまわし…
プチンと音をさせホックを外し、肩紐をずらし、ブラも床に落ちた。
『脱いだョ…霧島…全部…』
隣の部屋の唸るような、しかし静かな喚声だ。
中には…否、殆どの者が男性器を勃起させて画面を喰い入るように眺める。
『ど…どうですか?…霧島…瑠伽の、ぬ…ヌードです…目に…焼き付けてね…お…お…オナ……』
顔を真っ赤にしながら、引きつらせた笑顔…だが言葉につまる。
『ゴホン!』
小さく山下が“ちゃんと続けろ”と言うような咳払いをした。
それをチラッと見た瑠伽は
『お…オナニーの…ね…ネタに…使えます…か…?』
そう言い続けて、クルっと後ろ姿まで見せた。
数秒してから振り向い瑠伽は
『ね…ネタにして…も…らうんだから……
こ…ココもしっかり…み…見てください…ね…うぅ…』
最後のポーズだ
笑顔のまま脚を肩幅に拡げて腰を突き出し、両手を淫部にあてがい…
隣の部屋では
『おっ!おい!あれ見ろよ!!
き…霧島がぁ…!!』
言われなくても全員テレビに穴が空くほど見つめている。
ズボンの上から自分の固くなった性器をさすり始める者も居た。
瑠伽は顔から火が出そうに真っ赤になり…身体中ほんのりピンクに上気し、額や首、胸の辺りに汗がにじみ出てキラキラ輝く。
それは見ていて…美しく…そしていやらしい姿だ。
『ど…どうぞ…じ…じっくり…
瑠伽の…お…お…オマン…コ
…見てください…』
ガクガク震えながら、その部分を開いた。
『うゎあ…!!』
隣の部屋の歓声だ。もちろん瑠伽には聞こえていない。
山下も加藤も勃起していた。
しかし山下は
両手開いたまま上げ、瑠伽に見せる。
引きつる笑顔で、体をピンク色に上気させ、腰を突き出し淫部を自らの手で拡げ晒した学校イチの美少女は、その両手をただ見つめた。
やがて山下の右手の親指が一つ折れる。
(か…カウントダウンだ…)
瑠伽は山下の両手の意味を理解し
最後のセリフを淫部を拡げ、晒しながら…
『き…り…島…瑠伽の…お…オマンコ…お…オナニーの…ネタに…使ってくださ…い』
山下の2本目の指が折れた。
その間隔は明らかに時計の秒針のスピードより遥かにゆっくりだ。
笑顔の全裸で腰を突き出し淫部をこれでもか!というように晒す美少女。憧れのクラスメイト
霧島瑠伽の霰もない姿に、隣の教室では何人か既にズボンの中で
射精した者まで出てきた。
(まだ!?まだなの!!山下君!!)
救いを求めるような全裸の美少女の瞳は涙が潤んでいる。
だが笑顔は絶やさない。
山下の指がやっとあと2本になる。この姿勢をし始めてから1分以上経っている。
そして最後の一本が折り畳まれた時、山下は空いた右手でポケットのリモコンのスイッチを切った…
次の瞬間。
瑠伽の淫部から小さな雫と共に、細い透明な糸が垂れた。
それを見たのは山下と加藤。そして隣の部屋への電源は切られ、他のクラスメイト達は見られなかったが、回り続けるハイビジョンカメラはその美しくも卑猥な姿を克明に記録していた。
『あぁ……もう…いゃぁ…』
崩れ落ちた瑠伽。
本人も小さな糸を引く雫にまだ気付いていなかった。
『瑠伽、良かったよ。ありがとう。立てるか?約束だから君を立たせたり、支えたりしてあげられない』
『うん……1人で…立てます。
服着て…いいですか…?』
『もういいよ』
『あ…ありがとぅ…』
何故か礼を言う瑠伽だ。
『あっ、瑠伽、股の間、拭いた方がいいよ』
『えっ!?』
しゃがんだまま、まだはいていないスカートで股間を隠しブラをしようとした時だった。
『濡れて、糸引いて垂れてたよ』
『いゃぁッ!!嘘です!!そんな事無い!!』
慌てて後ろを向き、ブラをして制服の上着を着けた瑠伽はスカートを座ったままはこうとして…さり気なく後ろの二人に分からないようにその部分を確かめた。
ヌルっとした感覚がその根源から太ももの半ば位まで続いていた。
(あり得ない!あり得ない!わ…私…濡らしたなんて!あり得ない!!)
頭で否定しながら現実に翻弄される瑠伽だった。
ちょうどその頃隣の部屋では…
若いたくさんの体液の放出された匂いが充満する中、まだ何かあるかも…と自分達の濡れたパンツの中もかまわずに真っ暗な画像を直視しているクラスメイトの男子達。そこに三奈が現れる。
『やだ…臭い…』
さすがの三奈も男の濃いエキスの匂いが充満した部屋に入って、その卑猥な匂いに一瞬怯んだが。
『ちょっと!!窓開けてよ!!匂うよこの部屋!!』
この状況にすら、瑠伽に対して憎悪のような嫉妬のような不機嫌な気持ちになり、声を上げて言った。
(ちょっと霧島瑠伽の裸見たくらいで、なんで射精してんの!?バカじゃないコイツら…!)
そして窓の開けられた視聴覚室の教壇に立ちこう言い放った。
『今のは瑠伽に頼まれて、仕方なく流した画像よ。あの子少し変になっちゃったって私に相談してきたの。どうしてもこれをやりたいって。私は止めたけど彼女の意志は固くて…だから仕方なく。でも皆、これは内緒にしてあげてね!そうしたらまた、違う方法で瑠伽が何かしてくれるはずよ。彼女がそう言ったの。だから約束してね。放送部の武田君も。瑠伽に協力してくれてありがとう。また瑠伽から何か、いい事、あると思うから』
そういうとニヤッとしてから…
『もう今日はこれで終わりだよ!あんた達…パンツキレイに拭いてきなさいよ!汚らしい!』
捨て台詞のように言うとスタスタと視聴覚室から出て行った。
クラスメイトは三奈の言葉に
『霧島…いいなぁ…何か…いい…』
みんなまだボヤッとしながらも、今後に期待と股間を…膨らませた
山下達に解放された瑠伽は、足早に、スカートの裾を押さえながら涙目で教室にむかい、カバンを持ち、今日も部活に出る気持ちにはなれず、真っ直ぐ帰宅した。
妹が友達とキャッキャと居間で楽しそうに遊んでいる姿を見て少し安心したが、自分は部屋に駆け込みまたベットに泣き崩れる。
(酷い…またあんな目に…でも山下君の携帯の写メは削除できた………あっ!)
涙を拭いながらカバンを見つめ
(携帯……)
瑠伽は自分の携帯は持っていなかった。あまり裕福とは言えない家計の中、殆どの同級生は携帯を持っていたが、母に携帯を買って欲しいとは言えなかった。
しかし、友達の携帯でGoogleやYahoo!等のサイトから言葉検索やmail、写メなど撮りあったりして遊びながら一通りの使い方は大体分かっていた。
どの携帯も使い方はほぼ同じだ。
山下の携帯の写メも完璧に消したし、写メの送信履歴やメモリーに画像が移動され残っていないことも確認できていた。
(あの携帯……確認しなきゃ…)
憂鬱な気持ちで“龍”の携帯のmailを確認する。
mailの着信は無かった。
一安心したが、携帯をベット置き、昨日と今日の出来事をまた頭の中で思い出し、悲しい気持ちが湧いてきた。
その頃、三奈の家には6人の男女がフルハイビジョンの大画面を覗きギャァギャァと声を上げていた。
そこには、ブルーレイディスクに録画された先ほどの瑠伽の痴態が鮮明に、克明に鮮やかに再現されている。
特に最後の、笑顔で腰を突き出し自らの手によって割り開かれた淫部から流れだす、瑠伽の愛液に6人は
“マジかよ〜、霧島ぁ!!”
と叫び、女子からは中傷の声が上がる。
“この子淫乱なの!?変態だったの!?キャハ〜”
三奈は心の中でほくそ笑み…
(純也さんがこれを見たら…)
満足そうに見つめていた。
そこには、もちろん三奈、由希、妙未、そして山下、加藤と放送部の武田が居た。
『ねぇ、武田君、これBRDにダビング出来る?ディスクは買ってあるから』
三奈が50枚程のブルーレイディスクを出してきた。
『おぉ…さすが金持ち!これ10枚で5000円以上するんだよなぁ。もちろんダビング出来るよ。任せて!』
恐ろしくもおぞましい中学生達だ。
そして三奈は携帯を取出し何やらmailを打ち始めた。
やがて、心身ともに疲れて、ボーッとベットに横たわる瑠伽の枕元の携帯がmailの着信を告げる。
瑠伽はドキッと跳ね起き、携帯にゆっくり、嫌々手を伸ばす。
“ノーパン気持ちよかったか?
もちろん明日もノーパンだ。スカートは3回折れ。
それから青島ってクラスに居るだろう。俺達はそいつの姉貴をよく知っててなぁ。明日は青島の妹の言うことを聞け。このmailに返事などいらないからな。
分かってると思うが、言うことを聞かなければ
学校中。母親のパート先。妹は龍。だからな。。。龍”
血の気の引いた顔でmailを読み。
(何かが終わる…私の中の何かが…もう終わりだ…
私の中学生活の残り2年半…これで終わりだ…)
そんな絶望感が頭をよぎった。
翌朝、多分学校で一番スカートを短くしているだろう瑠伽が教室に現れた。
もう…否、瑠伽にしてみれば何故か?クラスの男子は騒がない。
しかし突き刺さるような視線を感じる。
代わりに騒いだのは女子だ。
『る…瑠伽!もうよしなよ…
いくらなんでも…それ…昨日より短いよ…お尻見えそうだよ…私そんな瑠伽見たくないょ…』
瑠伽はクラスの女子からも慕われていた。
勉強も出来、スポーツも、おまけにキレイで、優しさまで兼ね備えたこの美少女は、それを鼻にかけるようなことは全く無く。むしろ、いつも控えめに、そして友達を優しく包み込むような心まで持ち合わせている。
瑠伽を慕うクラスの女子は多い。
その瑠伽がこの二日間でまるで別人のような、いやらしさまで感じる姿を晒しているのだ。
しかも、止めなよ。と言われても
『えっ?そうかなぁ…私…自分では…き、気に入ってるの…』
と、信じられない言葉を吐く。
『どうしちゃったの……瑠伽…』
瑠伽を慕う女子からは悲痛にもにたため息混じりの声が聞こえる。
そこへ
『あら、瑠伽、おはよ』
三奈だ。
『また今日は昨日より短いのねぇ!?お尻見えてない?』
このクラスメイトは何かを知っている。
瑠伽は恐怖で震えながら…
『み…見えるかしら…べ…別にいいけど…減る分けじゃないし…』
気丈に言う…
三奈には否定的な態度は取らないほうが良いと、瑠伽の本能が、そうしゃべらせたのだ。
『何?瑠伽見せたいの??
そう言えば昨日ノーパンだったって噂聞いたけど?』
『だ、誰がそんな嘘を!?』
さすがに慌てる瑠伽。
『あら、嘘なの?あたし聞いたわよ』
そして瑠伽の耳元で
“龍”
と小さく呟く。
瑠伽の顔から血の気が引く。
『どうしたの瑠伽?何黙ってるの?ノーパンは嘘なの?本当なの?』
男子はニヤニヤと
女子は“まさか!?”
と、その会話を聞いている。
瑠伽は逃げ道の無いことを知ると真っ青なまま下を向き。
『ほ…ほんと…うです…』
『えっ!?なぁに?聞こえない!』
『ほ…ほんとう…です』
今度は少し大きく、しかしクラスの半分以上は聞こえていないくらいの声で言う。
すると三奈がまた耳元で囁く。
“前に出て発表してきなよ”
瑠伽イヤイヤと首を振る。
“龍だよ。聞こえなかった?龍”
また耳元で囁いた。
瑠伽は真っ青のまま立ち上がると夢遊病のようにフラフラと教壇まで歩く。そうしてうつむいたままクラスの皆の方を向くと。
『昨日も…今日も…の…ノーパンです』
小さい声だ。
『全然!聞こえないッ!!
ちゃんと顔上げて話しなよッ!!』
瑠伽は諦めた。
『き、昨日も!き…今日もノーパンです!』
クラス全員に聞こえた。
女子は騒めく。
男子は笑いだす者までいた。
『なんで!?本当に見られたいの?ねぇ瑠伽?見られるの好き系な人?』
三奈が少し笑いながら叫ぶ。
『うぅ…は…はぃ』
『はい、じゃ分からないッ!!』三奈がまた叫んだ。
『み…見られたりするの…好きなんです…スリルがあって…』
『あらぁ!露出狂ってヤツ??女にも居るのね??』
『はぃ…私は…ろ…露出狂かも…知れません…』
クラスの女子の視線が冷たく感じた。逆に男子の視線が熱い。
そこで山下が口を挟んだ。
『おぃ!瑠伽!』
『はぃ…』
男子がそれに驚く。
(山下…霧島を瑠伽って呼んだ。しかも霧島が“はい”って返事を…)
事、ここにおいても、憧れの美少女霧島瑠伽は、まだ男子には大きい存在だ。
露出狂宣言しようがしまいが、
瑠伽と付き合いたい男子はまだたくさん居る。
『瑠伽、勘弁してくれよ!俺と加藤が嘘つきになっちまったじゃねぇか!?』
『そうだよ!責任とれよ!昨日皆に散々嘘ついた事になるじゃんか!!』
加藤も叫んだ。
『山下君…加藤君…ごめんなさい…』
そこに三奈が歩いて近づいてくる。
瑠伽を教壇から下ろすと耳元で…また悪魔の囁きだ。
『で…出来ません…そんな…』
『龍ッ!!』
大声で三奈が叫んだ。
瑠伽はフラフラ山下に近づく。本当に幽霊か夢遊病患者の様な表情だ。しかし青ざめたその顔は、ビーナスか何かの…美しい彫刻に命を吹き込んだような、まさにそんなキレイさだ。
山下の机の隣に立った瑠伽は
『ごめんなさい。これで許して頂けませんか?』
と、無表情で言いながら山下の顔に自らからの顔近づけ…
やがて二人の唇は重なった。
それにはクラス全員、当の山下さえ驚いて、目を開けたまま呆然とされるがままキスをした。
すっかり瑠伽に唇を奪われた形だ。
突然のキスに驚いたクラスメイトだが…
教室の一番端の角に座る山下。それに膝を曲げずに腰だけを曲げて山下の両肩に手を置き、お尻を教室の真ん中に向けてキスをしている瑠伽の短いスカートは捲れ上がり、お尻や、淫部の裂け目まで見えていた。
そのままキスは1分以上続いた。
教室は騒めく。
当の山下は瑠伽の舌が自分の口の中に伸び蠢いているのを感じ、勃起までさせていた。
そこで三奈が。
『いつまでしてんのよ!加藤君にも謝りたいんでしょ!!』
と怒鳴る。
山下から唇を離した瑠伽の唇には、山下とのディープキスの証の糸が、スーッと引き、その糸は山下の唇へと戻って行った。
焦点の定まらない目をしながら、今度は教室の一番前の加藤の席へと歩きだす。
そして加藤の横まで来ると、また。
『これで…許してください…』
と瑠伽が言い、腰を曲げ加藤にもキスをしようとした時
『待てよ!唇拭いてからにしてくれよ!山下の後だろ!』
加藤が言う。
考えれば冷酷非道なセリフだ。
“お前の唇汚いから、キスしたいなら拭いてからにしろ”
と言っているようなものだ。
『ごめんなさい…』
瑠伽はハンカチを取出し唇を拭いてから
『これでよろしいですか?キスさせてもらっていいですか?』
その表情に感情は見られない。
『瑠伽がしたいなら、す…すれば』
『ありがとうございます…』
加藤も山下もファーストキスだ。
山下は突然だったが
加藤は“俺にも、あの霧島瑠伽がキスをしにくる!”
唇を拭け!
と言うまでは、まだやや冷静にいられたが、いざ!となると緊張してきた。
それとは全く正反対に、感情の無い美しいルネサンス期の彫刻のビーナスに神が体温と柔らかな皮膚を与えたような、そんな瑠伽の唇が加藤の唇を奪う。
またお尻も淫部も丸見えにしながら。
そして加藤もファーストキスを
“あの”霧島瑠伽にされ、更に瑠伽の舌まで味わった。
瑠伽はこの加藤にも、三奈が声をかけるまで長い間、自分からキスをし、しかも舌まで差出し、加藤の口の中をかき回し続けた。
三奈が声を掛ける。
『ねぇ瑠伽、いつまでしてんの?見てる方が恥ずかしくなるゎ。ノーパンのお尻丸出しで、皆の見てる前で。いい加減にしてくれない?』
“うっっ!”
慌てて唇を離す瑠伽。そして態勢を直しお尻を押さえた。
その唇にはまた細い糸が絡んでいた。
“脚を曲げずにお尻を突き出しながら、山下と加藤に謝罪のキスを私がいいと言うまで、今ここでしなよ。ディープキス!”と命令したのはもちろん三奈だ。
それを死ぬような羞恥心の中、やっと終わらせた瑠伽は
唇をハンカチで拭い、恥ずかしさのあまり教室か逃げ出そうとした、その時。
憧れの霧島瑠伽と突然の濃厚なファーストキスを終え、ボーッとしてい山下だが、少し落ち着きを取り戻し夢から覚めたような顔から、またSの眼差しを瑠伽に向け
『瑠伽!俺は許すって言ってないよ。キスをしたからって、はい。いいですよなんて、言わないぜ!』
この場から逃げたかった瑠伽の足が止まる…
『もう…許してください』
振り向いて山下に言う。
『どうしようかな…青島は?どう思う?』
瑠伽が震えだす。
今、最も恐ろしいのは青島三奈…そしてその背後に居ると思われる
“龍”の存在だ。
自分だけじゃない。幼い妹や母まで危険に晒される。
山下や加藤には…
すでにクラス中にノーパンがバレた今、写メも昨日削除してある。開き直るれば逃げ道があるかもしれない。
しかし三奈は、瑠伽にとって
“龍”と同じ存在だ。
もちろん瑠伽は三奈と山下、加藤、それに由希や妙未、ましてや放送部の武田までがグルだとは考えもついていない。
三奈が山下に向かい。
瑠伽には分からないように
“まかせて!”とウインクをして見せた。
山下も三奈に任せるしかない。
『瑠伽、ちょっと付き合いなよ。トイレ、一緒に行こう』
そうして瑠伽をトイレまで突き合わせた三奈は。二人だけしかいないトイレで悪魔のように瑠伽に呟く…
『アンタさぁ、ちょっと可愛いからって調子に乗ってない?』
『何も…全然、そんなつもりは…』
『まぁ、いいけどサ。三浦先輩の事どう思ってんのよ?』
これが全ての原因。全ての始まりの元凶だ。もちろん三奈のおぞまし性格が全ての発端だが…
ストレートに三浦の事を三奈が言う。
『み…三浦先輩…?』
正直瑠伽はその先輩の事も、もらった手紙の事すら忘れていた。
あれだけの事が、このたった2日で起きれば、元々興味の無かった先輩男子の事など、2の次3の次、否、忘れてしまうのも無理はない。
『あ…あんた!手紙もらったんじゃないの!!』
三奈にはその瑠伽の態度さえ許せない。
『わ…忘れてました…』
今や同級生に敬語だ。
『そっ!んじゃそのまま忘れてなさいよ。それでさぁ…』
三奈も取り乱してしまい、何かを悟られたらマズイと平静を装い続ける。
『今日ちょっと帰りにウチに来なよ。色々、見せたい物もあるし、こんなのとか…』
“いやぁ!!”
全裸でキャッチャー座り。自分の性器もあます所なく晒して勃起した男性器を両手に2本持ち微笑む美少女の写真だ。
『帰りに一緒にウチに来るのよ。そうだ、今日は休み時間と昼休みはスカート脱いで過ごしてね』
『そ…そんなこと…出来る訳…ない…』
涙声の瑠伽に、
『あら、そんな事言える立場な訳??』
写真をヒラヒラさせながら続ける
『それから妹さん…麗奈ちゃんだっけ?小学生で刺青入れたいらしいじゃない?
私が紹介してあげてもいいよ。キレイな刺青入れてくれる人知ってるから』
瑠伽は真っ青になり
『休み時間…ス…スカート脱ぎます…』
『これからは、最初からそうやって素直になりなさいよ!』
『はぃ…わかりました…』
『じゃあちょっと、これ自分で書いて』
三奈に紙とペンを渡される瑠伽だ。
そうして1時間目の授業が始まった。
前回男子生徒だけに回った怪文書的なメモ。今度は男女全員に回された。
しかも回したのは瑠伽だ。
そこには…
“これを読んでも騒いだりしないでくださいね。
今朝はお騒がせしてごめんなさい。私は多分露出狂の変態なんだと思います。
どうしてもノーパンや裸を見られたいという願望が頭から離れません。
今日から休み時間や昼休みなどに出来る限り露出をしたいと思っています。
クラスの皆さん
どうか“見られたい私”の意志を尊重していただき、少し嫌な思いをさせるかもしれませんが、静かに私を見守ってください。
どうかお願いします。
霧島瑠伽”
そう書かれてあった。
もちろんメモの出発点は瑠伽本人だ。隣の席の男子へ
『ご…ゴメン。先生に見つからないようにこれ読んで…読んだら隣の人に…クラス全員に回して…』
と渡したものだ。
こうして瑠伽の屈辱的で、恥辱的な中学生活が自らの書いた一枚のメモにより幕を開けた。
1時間目の授業が終わり先生が出て行くと…
クラス全員があのメモを読んだ後だ。もちろん瑠伽に視線が集中する。
瑠伽の机は教室の窓際、後ろから3番目。窓からは校庭がよく見える。
瑠伽はおもむろに立ち上がると、あっ!と言う間にスカートを脱ぎ去った。
瑠伽が何かをすると分かっていた女子も、まさか下半身裸になるとは想像もしていなかった。
瑠伽は真っ青の顔のまま、しかし無表情でスカートを机の上に畳むとまた椅子に座り顔は校庭をむいていた。
さすがに教室の中に顔を向けてはいられなかった。
騒めきだす教室に
『いいじゃない!本人がやりたいって言うんだから。みんな我慢しようよ。ねぇ瑠伽!』
三奈が大きな声で言う。
瑠伽は仕方なく校庭から三奈に視線を移し
『ありがとう…三奈ちゃん…』
引きつる微笑みで返事をする。
『先生が来る前にはスカートはいた方がいいよ。それとも“スリル”味わいたい?』
ニャっとしながら三奈が続ける。
『せ、先生が来る前には…はくゎ…』
『でも残念ね、窓際の席で。瑠伽は教室の出入口近くの方が興奮していいんじゃない?
まぁ、他のクラスの人にバレたら私たちが困るから、その辺でコソコソ露出楽しんでてもらってた方がこっちは助かるけど』
(あなたが…やらせてるくせに…)
唇を噛み締める瑠伽だった。
そんな事を2時間目の休み時間も続けて、3時間目の休み時間になった。
瑠伽はまた青い顔をして、スカートを脱ぐと机に畳んで置き、しかし椅子には座らず、下半身裸のまま三奈の席に行く。
クラス全員が見ている。
(三奈ちゃんお願い…トイレ…行きたい…)
囁くように、クラスメイトに下半身裸の姿を見られながら美少女が訴える。
『トイレ!?そのまま行けば?見られたいんでしょ?』
(そんな…大きな声で…)
『無理…です…スカートはかせて…』
『じゃあこれ。書いて、次の授業でまたクラスの今度は男子だけに回して。
スカートはいてトイレ行ってきなさいよ』
そう言うとメモを瑠伽に渡し、手に握らせ、直ぐに瑠伽の顔さえ見ずに席を立ち
『由希、妙〜あのさぁ!』
と走って行ってしまった。
瑠伽はメモを握りしめたまま、クラスメイトに見られながら、また下半身裸で教室内を歩き、自分の席に戻りスカートをはくとトイレに走った。
そして次の授業中、今度は男子生徒のみにまたメモが回る。
“瑠伽です。休み時間中は騒がずに見ていてくれてありがとう。
お昼休みは最後の5分間だけ全裸になってみたいと思います。
もし、私でも良かったらなんですけど…興味無い人、本当にゴメンなさい…
少しでも興味持ってくれた人は
お昼休み終了5分前に山下君の席の回りに集まってください。
では待ってます”
と書かれてあった。
興味無い男子がいるはずない。
もちろんまた、瑠伽本人から隣の男子に
『また…ごめんなさい。男子だけ全員に回してください』
と回ってきたものだ。
もう瑠伽は殆ど無感情…捨て鉢気味に書いて回した。
(もう…やるしかないのょ…)
授業中に涙がこぼれたが、顔は校庭に向いていた。
昼休みもあと5分と迫った時、教室の一番奥の端。山下の席の回りは男子が固まり集まっていた。
その真ん中に一人だけ女子がいる。もちろん学校一の美少女霧島瑠伽だ。
既にスカートをはいていない下半身は淫毛を丸出しにしている。
その瑠伽を囲むようにクラス全員の男子生徒は食い入るようにその淫毛が曝け出された下半身と美しい顔を交互に見ながら無言で立っている。
異様な光景だ。
やがて瑠伽がニコっと笑顔を誰にともなくしたかと思うと上半身に残る制服を脱ぎ、あっ!と言う間にブラも外した。
『5分間だけだけど…ゆっくり見てください…』
そう言うと瑠伽はクルっと回ってお尻を見せたり、また前を向いて自らの発育途上の乳房をすくうように持ち上げたりして微笑みながら色々なポーズをとった。
5分は以外と長い。
裸を見せている瑠伽には永遠とまで感じる程だ。
そして最後の1分。
山下が
『座って脚を机に上げて拡げろよ』
瑠伽に言う。
瑠伽は…イヤイヤ!と首を振るが
『授業始まっても裸でいたいの?』
山下に言われ
仕方なく山下の椅子に座り、机に脚を投げ出すと90度程拡ろげ目を閉じた。
そのまま3〜40秒、クラスの男子全員に瑠伽は自分の一番恥ずかしい部分を晒した。
『そろそろ時間!先生来るよ!!いつまで神聖な教室で男子全員集めて本能むき出しにしてんのよ!変態女!!』
三奈が男子を割って入り、瑠伽に屈辱を浴びせる。
瑠伽は美しい瞳に涙をいっぱい浮かべて『ご…ごめんなさい…みんな…見てくれて……あ、ありがとう…』
そう言いながら制服を着ていった。
放課後、帰ろうとするクラスメイトに向かって三奈が
『ねぇ!みんな!瑠伽…じゃない、変態お姉さんの事はクラスの秘密にしてあげようね。先生にバレたら私達まで、まずいかもしれないし…迷惑な話よね!』
みんなは納得した。
そうして、瑠伽にとって屈辱的な一日の授業が終わり
三奈と山下、加藤。もう一人、瑠伽は顔は見たことあるが名前を知らない他のクラスの男子一名と由希、妙未の6人と一緒に三奈の家へと向かった。
そこは正に大邸宅だった。
母屋の他に離れもあり、車が何台も置いてあるガレージ。庭には大きな池やプールまであった。
その中へキャッキャッと騒ぎながら入って行く6人の後を、囚人のように暗い表情をしながら重い足取りでついていく瑠伽がいた。
三奈の部屋に入ると間もなくお手伝いの女性らしき人がノックをして顔を出した。
『お嬢さん。お友だちは6人ですか?お茶とケーキ用意しますね』
『あっ!由美さんありがとう。用意出来たらキッチンに置いといて。それよりパパとママは出かけた?』
『はい。午前中に。今頃は無事に飛行機に乗っていらっしゃるかと』
三奈の両親は今日から1週間程、姉が留学したアメリカのハイスクールの様子を見に行きがてら観光をしてくるとのことらしい。
『うん。ありがとう。お茶とケーキ用意してくれたら今日もう大丈夫だから帰っていいですよ』
『でも、奥様にお嬢さんの夕食を…』
『今日はみんなでピザでも頼んで食べたいの。ねぇ、みんな!』
『いいねぇ!!』
瑠伽以外は大賛成だ。
『では、お茶、用意できましたら声を掛けますので…』
『お願いします。あっ!瑠伽ちゃん!トイレ行きたいんでしょ?由美さんに案内してもらって行って来ちゃいなさいよぉ。ついでにキッチンも見てきて、この前話した新しい冷蔵庫昨日届いたのょ〜』
訳のわからない事を言われた瑠伽だが、仕方なくお手伝いの由美さんと言う人の後についてキッチンを眺め、トイレを案内された。
(これから何されるんだろう…それにあの人誰だろう…他のクラスの人がいる…)
色々考えを巡らせたが答え何て出ない。ついでにトイレも済ませてまた三奈の部屋に戻ってきた。
『瑠伽、キッチンわかった?』
『う、うん』
『そう良かった。ちょっとゲームでもしよっか。みんな!』
その後は何もなく、瑠伽は6人がテレビゲームをするのを眺めていた。そして…
コンコン!
『お嬢さん。お茶とケーキ、キッチンに用意しましたので。では私は失礼させてもらっても?』
『はい。ありがとう。お疲れさまでした。もう大丈夫ですから』
『では、失礼します』
そう言うとお手伝いの女性はそそくさと身支度をして帰って行った。その様子を窓から確認した三奈は。
『瑠伽。脱いでいいよ』
『えっ!?』
『脱ぎたいんでしょ?脱いでいいよ』
『でも…他のクラスの…』
『武田君?大丈夫よ。あなたの裸一番見てるかもょ。彼』
そういうとみんなで笑った。
『いいから早く脱ぎなさいよ!もうこの7人以外は誰もいないから。脱いだらキッチン行ってお茶とケーキ持ってきてみんなに配って』
『うぅ…はぃ…』
瑠伽は逃げ場はないんだ…と暗い表情をしながら制服を脱ぎブラを外すと…もう全裸だ。
『この家にいる時はアンタは皆の召使いだから。何でも言うことを聞いて反抗は一切しない事。意味わかるよね』
『はい…分かりました…』
今日初めて来たクラスメイトの家で屈辱の全裸になり、メイドのような事をやらされる。
キッチンに置いてあるお茶とケーキを全裸で部屋まで運び。
『お待ちどうさまでした…』
と、一人一人に渡して行く瑠伽。
そこで初めて大型のハイビジョンテレビの画面に映る、自分の姿を見た。
『いゃ!!なんで!!なんであるの!!』
あの放送準備室での恥ずかしいヌードショーだ。
山下と加藤しか知らないはずの…
『け…消してください…何で!?山下君!加藤君!何で!?』
『俺達も知らなかったんだよ』
山下が言う。
『山下と加藤に準備室使いたいって言われてさぁ…』
武田が全裸の美少女を舐めるように見ながら話し始めた。
『二人とも、その時初めて口を聞いたんだけどね、前に準備室のビデオカメラが盗まれた事があって…二人ともイヤに熱心に“30分程でいいから鍵を貸して”って頼み込むから貸したけど、一応念のために隠しカメラで二人の行動確認しておこうと思ってね。カメラ回しておいたんだ。そうしたら、
霧島さんって…
裸になるの、好きなんだねぇ…』
ニヤニヤしながらまた舐め回すような視線を送る。思わず胸と下半身を隠そうとしたが、
『隠さない!!』
三奈に一喝され両手を垂らす。
『しかし武田も酷いよなぁ!俺達泥棒扱いだよ』
またみんなで笑っている。
動揺と絶望と羞恥の瑠伽は前の6人が別の世界の人のように思えてきた。
『霧島さん。ついでにホラ!50枚ほどダビングしておいてあげたよ。休み時間まで裸を見せてるんだってねぇ』
武田はどちらかというとオタク系だ。パソコンなど自分で組み立てて作ったりしてしまう。
『だ…ダビング…50枚…』
瑠伽が崩れるように腰を落とした
『ど…どうしようと…言うのですか…?わたしに…わたしにどうしろと…?』
あんなものを、50枚もダビングされ配られたら…ダビングがダビングを呼び…あっと言う間に何百何千枚になり…
実名、学校名、しかもアソコを拡げて笑顔で『見てください』と自分から頼んでいるのだ。
配られたら一生の終わりかもしれない。
『別にどうもまだ考えてないよ。でも裸、見てほしいんでしょ?』
武田は素っ気なく言うが目は瑠伽から離さない。
『瑠伽、仕方ないんじゃない?武田君はホラ、何だっけ…ぜんいのだい何者とかいう…』
三奈の言いたいことは瑠伽にも分かった。しかしそれとこれとは…
『じゃあこうしようよ!』
三奈がまた良からぬことを言い始めた。
『50枚あるんでしょ?私はいいからさぁ、ここにいる5人で10枚ずつ分けて…瑠伽に何か好きな事をやらせるの。で、ちゃんと出来たら瑠伽に1枚渡す。瑠伽が出来なかったら1枚は好きなようにその人が扱う。他人に売ろうが、あげようがそれは自由』
『そ…んな…いまでも…十分…わたし…限界です…』
涙がこぼれる。
『限界かどうか、やってみなくちゃわからないよ。それにアンタが限界だと家族は困らないの?』
三奈の中の悪魔が微笑んでいる。
『やり…ます…ちゃんと…言うことを…聞きます…』
『よ〜し!決まった!!』
武田が叫んだ。
『青島!俺早速一枚使っていい?』
『仕方ないわね、武田君のディスクだものね』
『よぉし!瑠伽!』
武田もさっそく名前で呼ぶ
『は…い…』
『ホラ一枚!取りに来いよ!そうして俺に抱きついてディープキスだ!舌いっぱい入れて来いよ!』
言うことを聞くしかなかった。
『は…い…』
全裸の美少女と服を着たオタク少年のキスシーンが始まった。
武田は本能むき出しだった。
山下や加藤とのキスシーンは見ていないが、それはあくまでも学校の教室の中だった。
今は全てを知っている5人の前。したいことをした方が得だ。そんな様子だった。
全裸の美少女が自分を抱きしめ、震えながら唇を重ねて来ると武田は瑠伽のお尻に手を回した。
『うぅ…』
と苦悩の吐息を漏らす瑠伽に容赦せず、お尻を撫で回しながら、自分の下半身を瑠伽の下腹部に摺りよせ腰を振る。
嫌々ながら、そんな状態でも仕方なく言われた通り、瑠伽から舌を絡めて行く。
この男、経験は無いがエロ本やDVDで知識は人の何倍もあった。
舌を絡めてきた瑠伽の口の中に自分の唾液を送り込む。
『うっ…!』
また瑠伽が唸る。
武田が口を離した。
『おぃ!真面目にやれよ!ちゃんと飲め!!やり直し!!DVDバラまくぞ!』
そういうとまた今度は武田から唇を重ねる。
仕方なくまた舌を伸ばす瑠伽。
程なく唾液が送り込まれる。飲むしかない…吐き気さえもよおしながら喉を鳴らす全裸の美少女。
武田は相変わらず美少女の尻をもみくちゃにしながら股間を摺りよせる。ズボンの上からも勃起しているのがよく分かる。
それは瑠伽にもわかった。
下腹部にゴリゴリとその固くなった男性器の感触が伝わる。
鳥肌さえ立たせながら瑠伽はそのいやらしい男に舌を自ら絡め、送り込まれる唾液を飲み続けた。
『うわぁ…見てられないや!二人ともドスケベね!!』
三奈が言う。
もう離れたくて仕方がない瑠伽の尻を押さえて腰を振り唾液を送り続ける武田に、
『猿かよ…』
山下が言うが、
『案外こっちのお姉さんもその気なんじゃない?』
瑠伽の真後ろに座り、尻の割れ目の奥を下の方から眺めていた加藤が異変に気付く。
『ホラ、まただよ。糸』
加藤が指差し、他の4人が瑠伽の後ろに回った。
(いやぁ…見ないで!見ないで!)
今さっき初めて口をきいた男に自分から全裸で抱きつき、股間を下腹部に擦り付けられ、尻をまさぐり続けられながらも、自らの舌をいやというほど差出し、その男の口の中をその舌でかき回しながら、唾液を飲まされる自分に…
自虐的で押し潰されそうな羞恥心と供にむず痒い感触を下半身に感じ始める瑠伽がいた。
『変態だよ。変態露出狂だよ、マジで!濡らしてるよ!』
誰かの声が聞こえる。
(わたしは…変態…露出狂…なんだ…)
意識が遠退いて行く瑠伽。
『いい加減にしてよ!気持ち悪い!!』
三奈に言われて武田が手を離した。瑠伽は虚ろな目で視線は宙をさまよっていた。
二人の涎が糸を引いて絨毯に滴れる。
『瑠伽!!早く絨毯拭いて!!汚い!!』
三奈がそれを見て怒鳴った。
三奈の目には、今の二人の行動は嫌悪以外の何物でも、武田をそそのかして誘うおぞましい変態女としか映らなかった。
自分の部屋の絨毯に落ちた唾液の滴を心の底から汚らわしく思った。
自分でやらせているのに、だ。
三奈の声に、はっ!と目を覚ましたように瑠伽が我に帰り
『ご…ごめんなさい…今拭きます…』
とティッシュを取ろうとしたが、
『止めてよ!!ちゃんと雑巾濡らしてきて拭いてよ!!汚い!!』
『は…はぃ…ごめんなさい…雑巾は…?』
裸のままうろうろする瑠伽に
黙って指を差す三奈。
その先には、さっきまで自分が来ていたセーラー服の上着があった
『うぅ…』
その美しく細く長い首の下の喉の奥から漏れるような声をあげると、諦めの表情をした瑠伽は、自分の制服を掴んだ。
『場所分かるでしょ!洗面所!!早くキレイにしてよ!!』
全裸で黙って走りだす瑠伽。
(わたしは…なにをしてるの…わたしは…どうなるの…)
涙を流して洗面所に走った。
お茶を飲み、ケーキを食べながらぺちゃくちゃ話して笑っている6人の同級生達の横で、全裸で自分の制服を雑巾代わりにし、黙って自分の涎を拭く瑠伽。
そこに
『なんで濡らすの?』
由希がケーキをフォークに差したまま瑠伽の横にしゃがんでポツリと聞いた。
瑠伽には答えようが無い。
自分でも分からないのだ。ただわかっているのは、嫌でしかないのにやらされると濡れてしまう…らしい。
『わ…わかりません…』
そう答えるしかない。
『絨毯キレイに拭いたら、じぶんの汚れた所拭いていいから』
ここまで来て瑠伽が確かに分かることが一つだけあった。
それは“三奈の言葉は絶対”ということだ。
『あ…ありがとうございます…絨毯キレイに拭きましたので…自分も…キレイにさせて…いただきます…』
同級生達の前で脚を拡げて、今まで絨毯を拭いていた雑巾代わりの自分の制服で、今度は自分の濡らした性器を拭き始めた。
『あらまぁ、はしたないかっこで』
確かに凄いカッコだ。
全裸の美少女がむき出しの自分の性器を同級生達に突き出すようにして、しかも自分のセーラー服でゴシゴシ拭いているのだ。
そんな美少女を見た男子達は固くなる自分を押さえられない。
『ねぇ…なんであんなの見て起つの?』
また由希が、今度は男子に尋ねる。
お調子者の加藤がここでは言ってはいけない事を勃起したアソコをポケットから入れた手でモゾモゾしながらつい…
『き…霧島みたいにキレイなヤツ滅多にいないし…それがあんな…』
『キレイがなぁに?なんて??』
三奈が加藤に静かな声で尋ねる
『いゃ!そうゆうことじゃなくて…!』
焦る加藤。
そのとばっちりは瑠伽へ向かう。
『露出狂のロッシー!』
(多分…わたしを呼んでいるんだ…)
『わたし…ですか…?』
自分の性器を拭いていた手を離して顔をあげた。
『他に誰がいるのよ!』
『はい…ごめんなさい…』
『私さぁ、アンタ見てるとイライラしてくるんだよね!』
完全な八つ当たりかお門違いだが…
『ごめんなさい…』
『とりあえずピザ頼んだから、届いたら門の所まで受取に行って』
『こ…このまま…ですか!?』
『ロッシーでしょ?』
『いぇ…』
『違うの!?』
『ろ……ロッシーです…
でも…三奈ちゃんの家大きいから…』
『“ちゃん”とか言わないでくれない?気持ち悪い!!』
『ごめんなさい…三奈さんの家大きいから…門の方までこの姿で行ったら…』
『なによ!?』
『何かされてしまうかも…しれません…』
確かにそうだ。門から母屋までかなり離れているし、また公道から門までも少し距離がありカーブしていて見えない。
あの門のあたりは死角のような場所だ。
全裸の美少女が宅配ピザの若いアルバイトの学生の前にでも突然現れたら…
『アンタそれどういう意味!?
わたしは可愛いから、狙われますとでもいいたいの!?』
『違います!!そんなつもりで言った訳じゃありません!!こ…怖いと思っただけです…』
『ウチの敷地は怖くない!!いい?わかった?』
『怖くない…はい…ですね…』
『もう行って待ってれば?裸で外に行きたいんでしょ?ロッシー!』
『わかりました…あの…わたし…お金…持ってません…』
『じゃあ、体で払ってくれば』
『そ…そんな…そんなこと…できません…』
『行きなよ!早く!』
『む…無理…です…』
『行けよッ!!霧島瑠伽!!』
怒鳴る三奈の形相が変わった。
何がこの少女をそこまでそうさせるのか…
回りの5人も三奈の形相を見て、三奈の瑠伽に対する仕打ちを見て恐怖さえ感じる。
(こいつは敵に回したくないな…)
男連中は同じ事を考えた。
由希と妙未はただただ、怖いと思って眺めていた。
『三奈さん…許してください…わたしが何かいけないことをしたなら謝ります。許して…ください…許してください…』
全裸のまま涙を流して土下座をする瑠伽だ。
『ふん!アンタの土下座なんか見たくも無い!』
『許して…ください…』
それでも土下座をする瑠伽。
『明日から…』
三奈が何か思いついたように言う。
『明日から毎朝、教室の端、は加藤か…加藤君の後ろ、吉田から毎朝男子に一人ずつキスしていきな。そうして気持ち良かったか聞きな』
『キス…ですか…毎日一人ずつ…男子全員と…』
『同じこと言わせないでよ!!何回もッ!!』
『ごめんなさい…』
『もちろん下半身は裸で…否ッ!ロッシーは全裸!全裸でキス!!そして気持ち良かったか聞きな!!』
『全裸で…すか……わ…かりました…』
『気持ち良かったって返事したらそいつはOKにしてやるよ』
『は…い…』
『気持ち良かったかって言わないヤツは…そこにある、ウチの離れ貸してやるよ』
『離れ…?をどうしたら…いいですか…?』
『気持ち良くなるまで何とかしてやるに決まってるでしょ!?』
『ど…どうしろ…と!?』
『知らないわよ!!後は自分で考えなさい!!小学生に龍は似合わないでしょ!!』
『…うぅ………どうしたら…?』
『真剣に“キレイ”なアンタがキスしたら、男は気持ち良くなるんじゃないの!?違うの?加藤!!』
『あっ…あぁ……』
(おぉ…怖っ!)
加藤も成り行きを聞いていたがまさか自分の発言でここまで火が点くとは思いもしなかった。
『そうゆうことだよ。ロッシー!ホラっ!』
ポーンと丸めた1万円札が正座をしている瑠伽の前になげられた。
『ぅう…はい…わかりました…やります…』
『本当に分かってんの?』
『はい…明日から毎朝一人ずつ…加藤君の後ろの吉田君から…全裸でキスをさせて…もらって…気持ち良かったか聞きます…』
『言葉じゃ嘘つくヤツもいるかもね。アンタ、モテるらしいから!アンタの肩を持つ男子結構まだ居るみたいだし…露出狂のロッシーって分かってるのに!!』
半分ぼやき気味に三奈が続ける
『時間は2分以内、それでチンチンが起たなかったら、ウチの離れで、アンタがそいつを全身を使って起たせてイカせなさい!!いいのよしたかったらして!!セックスを!!』
『そ…そんな…わたしは…し、処女で…す…』
『へぇ…こんな処女もいるんだぁ!?』
三奈は他の5人の前にあの“龍”達に撮られた数十枚の鮮明な写真を引き出しから取出しバラまいた。
その写真は三奈以外が見るのは始めてだ。
『いゃぁっ!!だめ…見ないでくださいッ…!!』
写真にすがって隠そうとする瑠伽
『無駄だよ。何万枚だってプリントできる』
三奈のその言葉に崩れ落ちる瑠伽
さすがに他の5人もその写真には驚いている。
(霧島瑠伽が…素っ裸の霧島瑠伽がチンチン両手に、股開いてしゃがんでアソコを丸出しにして喜んでるような顔してる……)
その時
ピンポーン!
多分ピザ屋であろう来客を告げるインターフォンが鳴る。
『ちょうどいいじゃん!ピザ屋で連絡してきなよ。玄関まで入れていいから』
『そ…んな……』
三奈はどの部屋からも、玄関や門のインターフォンと繋がるようになっている電話の子機を取り
『あっ!すみませぇん。今門開けますので、玄関まで。
ちょっとシャワー中だったので恥ずかしいカッコだけど、気にしないでくださいねぇ』
もちろん瑠伽にも聞こえている。
(わたしは…もう終わりだ…わたしは…もういい…もういいの…
わたしは終わったの…
でも、でも…麗菜とお母さんだけは…守らなくちゃ…)
瑠伽はハッキリと自分の青春が、
始まったばかりの青春が終わったことを感じた。
そして黙って裸のまま玄関へと向かった。
自分の青春が終わる…
諦めの境地に立った瑠伽は、初めて訪れた同級生宅の玄関に全裸を晒して宅配ピザを受け取りに行く。もう覚悟を決めた。
三奈の部屋を出るとき後ろから
『ピザ屋が起ったらズボンから取出して手で触れ!!イカせろ!!妹思いの、霧島瑠伽ッ!!』
三奈の声が瑠伽の耳に届く。
(そ…そんなこと…現実に…出来るの…?わたしに…そんなこと…出来るの…!?)
三奈の部屋は2階だ。廊下を走り階段を下り、大理石を敷き詰められた玄関に裸で立つ瑠伽。
(開けなきゃ…この玄関を…開けなきゃ…)
震える手で鍵をあける…
ガチャ。
『どぉもぉ!お待ちどぉさまぁ!えっ!!なに??は、裸…!?』
ピザ屋の、多分大学生らしいアルバイトは固まった。
広く白い大理石の敷き詰められた玄関に薄いピンク色の肌を上気させた、何とも言えない…とにかく美少女が全裸で微笑んで立っている。
『あっ…あの…ピザを…お届けに…』
『あり…がとう…ございます…
こ…こんな姿で…ごめんなさ…い…』
『あっ…いえ…』
『おいくら…ですか…?これで…』
と、真っ赤な顔をしてピザを受け取りとにかく1万円を差し出す瑠伽。
もちろん全裸の全てを晒してどこも隠していない。
その美しい姿、キレイな顔立ちを眺めてボーッとしていたピザ屋の大学生は…
『あっ!すみませ…お…お釣りを…』
慌ててウエストポーチに手を入れてお釣りを探り出す。
(なんだ!?シャワーしてたとか言ってたけど…全裸!?しかも可愛い!!中学生か!?高校生か!?わざとやってるのか!?)
頭の中で今の状況を一生懸命整理しようとしている。
瑠伽は中学1年生だ。しかしスラッとした160cm近い身長。美しく整った顔立ち。80cmとまだ発育途上の乳房だが、出る所はちゃんと出て、凹む所はキュっと締まり、腰のラインすら大人びている。薄く生え始めた淫毛の下の方からはまだ少し幼くふっくらと盛り上がる恥丘から淫媚な割れ目の上部がハッキリわかる。
ピザ屋のアルバイト学生からは、その美貌とスタイルで年齢不詳の全裸の美少女…としか分からないが、とにかく美しい美少女だと言うことだけは確かだ。
『こ…これ…お釣りです…』
お釣りを差し出すと
預かったお釣りとピザを一緒に、足元に、ピザ屋の目を見つめながら置くと
(や…やらなきゃ…やらなきゃ…)
震える手をピザ屋に差し伸べながら
『す…すみませ…ちょ…ちょっだけ…ちょっだけでいいですから…』
と、全裸の美少女はピザ屋の両腕を掴み背伸びをしてキスをした。
『んうっ!!』
と言ったのはピザ屋だった。
170程の身長の少し太った体型のあまり…いやかなり細工の悪いこの20才の大学生アルバイトは素人童貞。つまり彼女もなく、風俗でしかキスをしたことがなかった。それを、突然現れた全裸の美少女が自分に抱きつきキスを始めたのだ。
あまりにも驚いたピザ屋は、一度重なった唇を自ら離し
『あっ!あの…何!?ど…どうしたの!?』
まぁ、当然と言うべきリアクションか…
『ご…ごめんなさ…さ…させて…ください…少しでいいですから…お願い…です…』
(なんて美しい娘なんだ!それがお願いしますって、裸で…)
整った顔立ち、潤んだ大きな瞳でその美少女に見つめられ、“させてください”と懇願されたピザ屋は
『でも…家の人とか…』
大人として最後の遠慮…抵抗ではない…をしてみせる。
『それは…心配入りません…大人は誰も…居ませんから…本当に…居ませんから…だから…お…お願い…します…』
そう言いながら、また抱きついてきた美少女。
(こんな…夢見たいな…なるようになれ!!)
ピザ屋は美少女の行動を受け入れた。と言うより、自らも美少女の背中に手を回し、透き通るような肌の背中から臀部を擦り始めた。
その時、2回目の…
『うっ!!』
またピザ屋だが、今度は唇を離さない。
驚いたピザの口の中に、目を閉じた美少女の舌が入り込んできたのだ。
そしてその美少女から喘ぎとも苦しさからの吐息ともとれる乱れた呼吸の声が…
『ぅ…うん…うん…はぁ…ぅん…』
瑠伽にしてみれば、もう10回目近い濃厚なディープキスだ。
それもこのたった2日間で、全て違う相手と。しかも相手の唾液の飲み方さえ知っているし、どのように相手の口の中に舌を這わせれば良いか、なんとなく1回毎に分かってきていた。
それと同時に、瞳を閉じた瑠伽の何も見えていないはずの眼には…淫らな幻想さえ見えるようになっている。
(あぁ…わたし…また…知らない人と舌を絡めてる…変態…わたしは変態……あぁ…飲んでもいいのよ…唾液を瑠伽の口の中に…唾液を…あぁ…)
腰が微妙に動きだす瑠伽…女が芽生え初めていた…。
その様子を階段の影から見ていた三奈は。
(あの変態、また感じてきたんだ!腰が、動いてる…)
よし今だとタイミングを見計らった三奈は。
『どうも!ピザ屋さん!あらっ!ごめんね瑠伽!お楽しみだった?ピザだけ持っていくね!ごゆっくり、ピザ屋さん、瑠伽!』
そう声をかけピザを持ち去ろうとした時、ギョっと、目を開き、しかし唇を離そうしない美少女に合わせ、キスをしながら、もう一人現れた少女を驚いて見たが、そのあまりにも平然とした言動に
(これ、も…黙認な訳?いいの?してて…このまま?)
そんな目線を少女に送る。
そうするとピザを持ち、また階段を上がっ行く三奈が瑠伽に向かって
『どうせなら、ピザ屋さん気持ち良くしてあげたら?瑠伽も腰うねらせちゃって!どぉぞお二人、楽しんでね!』と消えて行った。
瑠伽はその声に操られるかのように、舌を見ず知らずの男に更に激しく絡め『ぅん…うん…』と吐息を漏らしながらピザ屋の背中をその細く長い美しい手で擦り出す…
部屋に戻った三奈は。
『凄いよあのあの女!喘ぎながら腰動かしてた!』
『うん、ほらまた…』
何かと『何で?』
と聞きたがる由希が、大画面に映るそのいやらしい玄関の二人の模様を見ながら
『また…寝れてきた…』
と瑠伽達の後方から、武田が設置した隠しカメラの映像の全裸の美少女の太もも辺りを指差して言う。
玄関に元々ある防犯用のカメラと武田が設置したカメラで二方向から余す所なく映し出されるその卑猥な光景を5人は固唾を飲んで眺めていた。もちろん録画のサインが赤く点灯している。
瑠伽は恍惚とも言うべき世界に足を踏み入れていた。思考回路が停止し(わたしは…変態…わたしは…変態…)
頭の中でそう繰り返しながら、舌をモゾモゾとピザ屋の口の中に這わせ、自らピザ屋の舌を音を立てて吸い始める。
もうその声は
『あん…あん…ぅん…はぁ…』
喘ぎ、腰はクネり、あろうことか、ピザ屋の固くなった股間にその腰を摺り付けていった。
(やべぇよ…この娘!てかイッちゃいそうだ!!)
ピザ屋も美少女の喘ぎと挑発的な舌使い、声、腰付きに我慢しきれなくなってきた。
『ちょ…ちょっと…』
思わず口を離すピザ屋。
朦朧とした目、相変わらず美しいその顔、潤んだ瞳で、まるで愛しい人を見つめるよな眼差しの美少女。その二人の唇には細いディープキスの証の糸が…
『いいの?我慢できないんだけど……』
股間に自分の手を持っていくピザ屋。
瑠伽は、はっ!と何かを思い出すように顔を更に赤くすると
『わ…わたしに…手で…やらせて…ください…』
そう言うと腰を曲げ、ピザ屋のズボンのチャックを下げ始めた。
『うわっ!』
その頃2階では、男女が同時に声を上げた。
男子は、やや脚を開いて腰を曲げた全裸の美少女の濡れそぼる秘裂をハイビジョンのアップされた映像で垣間見た驚きの声。
女子はこれからしようとする、学校一美しいと男子からモテはやされる同級生が見ず知らずの男の股間から全裸でその性器を取り出そうとする仕草に…
『マンコびしょびしょ…』
『チンチン…出すよ、あの娘…』
そんな声が聞こえる。
他人の玄関先で痴態を繰り広げる当の本人達はその姿をハイビジョン映像で録画され、見られているとは気が付かない。
瑠伽は窮屈そうな男性器を取り出すと
『わ…わたしで…よろしければ…手で…擦りますから…い…イッて…ください…』
そう言うと右手で熱く固くなった肉鞘を上下に擦りながら、左手は不細工とも言える小太りのアルバイト大学生の首に回し、裸の胸を相手の体に密着させ、また唇を合わせ、濃厚なディープキスを始める。もう瑠伽は完璧な喘ぎ声を上げながら
『あん…ぅ…ん…はぁ…はぁ…ん…ん…』
たまに唇を離しては
『こ…こんな…こ…んな…ぁん……感じで…き…気持ちいい…です…か?…』
と、もちろんこんな事は初めての体験だ。尋ねるように、またあの、男を惑わすような瞳で相手を見つめる。
『あぁ…もっと早く…しごいて…もっと、キスを…』
男も、もう遠慮はしていない。
美少女の尻を片手で抱くように触りながら、もう一方の片手は発育途上の乳房を揉み始める
『あぁ…そこは…』
尻と乳房を揉まれ、乳首を指間で挟むように摘まれると、絡めていた舌と唇を離し、思わず喘ぐように言う瑠伽。
しかしまた、唇を、今度はピザ屋から求められ、素直にそれを応じて舌を絡めあう。
もう結合こそしてはいないが、ほぼ…恋人同士のセックスのようだ。
その時、また唇を離したピザ屋が
『イクッ!イクから!もっと吸って!!』
と、唇を美少女の唇が変形するほど重ね、それに応じてピザ屋の舌を音を立てて吸いながら
『ん…ぅう…イッて…うぐッ……くらはぃ…』
瑠伽が言葉を相手の口に奪われながらそう言うと
『ダメだ!!うぅっ……!!』
と瑠伽の腹部から胸、そして擦っていた手の上腕部あたりに濃い白い液体が2度3度と腰を引きつかせながら、ドクッ!ドクッ!と発射された。
瑠伽はその生暖かな感触を肌で感じながら嫌悪と興奮を同時に覚え…まだその見知らぬ男の舌から唾液を、くちゅくちゅ音を立てながら吸っていた。
『イッたよ…イッた…ピザ屋…』
瞬きもせず画像を見つめながら由希が言う。
『淫乱女!』
三奈が言う。
『なんか…すごい…』
妙未が言う。
男子達は三奈の手前黙っていたが
(してもらいてぇ…俺も…)
一様にそう思った。
少しそのまま…瑠伽は発射されたが、その“止め時”も分からずまだ見ず知らずの男の舌を、精子にまみれた体と、辺りに漂うその匂いを感じながら、吸い続けている。
男がさすがに糸を絡ませながら口を離すと。
『も…もう…イッたから…』
と、申し訳なさそうに言った。
そこへ、三奈が急いで立ち上がり自分の部屋のドアを開け、玄関に向かって叫んだ。
『〇×中学、1年C組!変態女!霧島瑠伽!!ピザ屋さんの!ちゃんと口でキレイにしてやりなよ!』
もちろんその声は玄関の二人に届く。
ピザ屋は
『中学…1年…!?』
最初に現れた裸の美少女を見たときは確かに若いと思ったが、自分の肉鞘をしごきながら濃厚なキスをして『わたしでイッて』などと大胆に言うこの美少女は、もしかしたら18…高校3くらい?かと勝手に考えていた。
しかし改めて良く見ればやはり幼い。美しい女は大人も子供も年齢が分からない事がある。ましてあんないやらしい言葉と行動…そして全裸だ。
慌てたピザ屋は自分の肉鞘をまだだらさなく液体を付けたまましまおうとしたが、
妖艶な瞳で男を見つめながらその手を制止するように自らの手でまた男性器を持つと、そこに唇をよせて近づけてくる、瑠伽と呼ばれるこの中学1年生の美少女の行動に金縛りにでもあったように動きを止め、されるがままになるピザ屋の男だ。
(中学生…マジかよ…まずいよ…まずい…)
と思いながらも
『うっ!』
その全裸で自分の精子を体中に浴びた美少女に精子にまみれた自分の肉鞘を口に含まれ、舌で舐められるとまた歓喜にもにた声をあげた。
しかしさすがに
『あ…いいから…もう…』
と言ったて一歩下がるとその肉鞘を慌ててしまった。
まるで恋人が去っていってしまったかのように
瑠伽はそのピザ屋に両手を差し伸べたまま
『まだ…キレイにして…ません…』
目は虚ろ、美しい顔は上気し救いを求めるように呟く…が、
『大丈夫だから。もう…』
チャックを上げるピザ屋。
そして瑠伽は
『そ…そうですか…あ…あの…
き…気持ち…良かったですか…?わ、わたしの…キス…』
そう尋ねる。
『あ、あぁ…最高だったよ…』
『ありがとう…ございました…』
大理石に正座して頭を下げた。
ピザ屋は(大丈夫なのか!?こんな事…人に言えないな…)
少し不安になるが、後の祭りだ。
『いぇ…こちらこそ…あっ!ピザ…ありがとうございました!』
そう言って逃げるように玄関から出て行った。
一人玄関に残された瑠伽は大理石の上でまだ土下座をしていた。
間もなく瑠伽が三奈の部屋にフラフラしながら戻ると。
『淫乱!!そんな汚い体で入って来ないでよ!!シャワー室、洗面所の奥!!終わったら汚した玄関それで拭いてきな!!』
また瑠伽の制服を指差した。
言われた通り、無言で自分の制服を掴むと、シャワー室まで走った。
シャワー室に入った瑠伽は、先ほど汚した自分の制服と自分の体をゴシゴシと洗いながら
(終わったんじゃない…始まるんだ…これから…始まるんだ…)
自分の置かれた立場を改めて認識するように心で呟き、知らない男に汚された体。自らの汚した股間。雑巾と呼ばれる自分の制服を泣きながら洗った。
シャワーを終え。そのまま、裸のまま、また玄関に行き“雑巾”で大理石に滴る、涎と男の体液を拭き、また洗面所でその“雑巾”を洗い。三奈の部屋へと戻った。
6人はピザを食べながら楽しそうに話をしていた。
もちろん瑠伽の分のピザなど無かったが食欲だって無い。
ソファーに座る6人の横、少し離れた場所に黙って正座をして座った。
そんな瑠伽の方を見る事も無くピザをつまみながら
『ロッシー!何が限界よ!まだまだ延び盛りじゃない!』
ケラケラ笑いながら三奈が屈辱的な言葉を浴びせる。
『何とか言ってみれば?なぁに?さっきの気持ち良さそうな顔は?』
続けざまに瑠伽に迫る。
『わ…たしは…変態狂の…ろ、ロッシーです…』
俯きながらこの部屋で一人全裸の美少女は正座のまま呟くように答える。
『延び盛りの変態!!でしょ!?』
『はぃ…変態…延び盛りの…ろ…ロッシーです…』
『明日から楽しみで、また濡らしてんじゃない??』
確かに潤んでいた。嫌で嫌で仕方なく、今すぐにでもここから逃げ出したいのに…また濡れ始めている自分に気付いていた。
『ぬ…濡れてます…』
『見せてみろよ』
山下がボソリと言う。
『は…い…』
瑠伽は立ち上がり脚を大きく開いて両手で淫部を自ら開く。
同級生達6人に向かって。
『挨拶は?』
今度は武田だ。
『あぁ…』
恥ずかしさに手が、膝が震える。
『今さら何が、あぁ、よ!淫乱女!』三奈だ。
『ごめんなさい…へ…変態淫乱女…ロッシー、霧島瑠伽は…お…オマンコ…また…濡らしてます…見て…ください…』
更に、爪先立ちになりながら腰を突き出し、これ以上は無理と言うくらい秘裂を、同級生に向かって拡げる。
『汚い!また垂れそうじゃない!もう見たくもない!!座る時は雑巾敷いて!絨毯また汚さないでよね!!』
部屋の主人に言われては仕方がない。“雑巾”と化した自分のセーラー服の上着を下に敷いてまた正座する。
『今日は、その雑巾で離れのベットルーム掃除してから帰りなさいよ。淫乱なアナタが、クラスの男子と使う部屋なんだから!!』
また恐ろしい事を平気で言う三奈だ。
この際もう掃除なんて、自分の制服だろうが下着だろうが、雑巾にしていくらでもする。
しかし、その掃除をする部屋は…もしかしたら、自分はそこで好きでもない男たちによって処女を奪われ、汚されて行く部屋になるかもしれない。
(やっぱり…これから始まるんだ…死にたい…もう…死にたい…)
本気でそう思い三奈に尋ねてみたくなった。
(わたしが死んだら…許してくれますか?麗菜もお母さんも、無事に暮らして行けますか?)
しかし、保証は無い。
この恐ろしい女性が逆上した時のことを想像してみる…
(麗菜……)
妹の、小学3年生の体に龍の刺青が重なる。
(ダメ…そんなこと…しないで…)
瑠伽は立ち上がると
『お…お掃除…してきます…』
『あら!したいの?お掃除じゃなくてセックスがしたくて言ってるんじゃない?』
ははは……
三奈の顔が悪魔に見える。もちろん悪魔など見たことないが、悪魔とはこう言う生き物なんだ。と思う瑠伽だった。
『ホラ!』
ポン!と鍵が瑠伽の足元に投げられた。
『離れの2階、一番奥の部屋。洗面所とお風呂、シャワー室も、その手前にあるから。キレイに掃除しなさいよ。明日使うかもしれないんだから』
『は…い…』
『俺さぁ!ビデオ撮っていい??霧島の全裸掃除姿!』
武田が言った。
『いいんじゃない?裸撮られたり見られたりするの大好きみたいだし、でも本人に一応聞いてみたら?』三奈に言われて
『霧島撮る?全裸掃除』
『はい…お願いします』
『お願いするならちゃんとしなさいよ!!』また三奈に怒鳴られる
もう涙も出ない。
『武田さ…ん。これから裸でお掃除しますので、申し訳ありませんが、ビデオで撮っていただけませんか?』
全裸で恥ずかしいお願いを土下座して頼み込む瑠伽。
『いいよ。撮ってやるよ』
『ありがとうございます…よろしく…お願いします』
『んじゃ、二人で行ってきなよ。ロッシー!撮ってもらったら武田君にお礼しなくちゃね』
『はぃ…わかりました…行ってきます』
そうして瑠伽と武田は母屋の裏手にある離れへと向かった。もちろん瑠伽は全裸に自分のセーラー服の上着を“雑巾”として持ちながら。武田はそんな瑠伽の肩を抱き、ついでとばかりに肩から乳房に手を伸ばし揉んでいる。瑠伽は何も言わずに、その手を払うこともせず、ただ歩いて離れに向かった。
そこはしばらく人が入った形跡が無かった。十数年前までは、住み込みのお手伝いとして、一家族が住んでいたが、今は通いのお手伝いになり、用の無くなったその家だが、まぁ壊すのももったいないし、いつかまた使う事もあるかと、2年程前にリフォームしてそのままになっていた。
高校受験に三奈の姉が静かな環境で勉強したいから、と父親にリフォームしてもらったのだが、それはただの不良達の“溜り場”となり、その離れは一時乱交場のように使われたが、その姉ももう居ない。
クリーニング業者に室内を清掃させ、今に至っている。
三奈に言われた2階の洗面所と浴槽のあるシャワー室もホコリりは貯まっていたがそこそこキレイだ。その奥の部屋にはダブルの豪華なベットがあり、ビニールで覆われていた。
瑠伽はとにかく窓を開け、洗面所からバケツを捜し出し水を貯めて全裸でせっせとホコリを拭いた。
もう自分の真っ白だったセーラー服はどんなにクリーニングに出しても元の白さには戻らないだろう。
この黒く汚れた制服で、今日の帰り道と、帰って母親に何て言ったらいいのか…考えながら、しかしきちんと部屋をその“雑巾”でキレイにした。
『このベット、風に当てた方がいいんじゃね?』
先ほどから汗をキラキラ光らせながら、体の隅々までハッキリ見せ、一心不乱に掃除する瑠伽を余すところなく撮影し、時々その胸や尻、淫部まで遠慮無く触りながら、時には立たせてキスを命じ、そしてすでに瑠伽の手で2回も、しかもキレイに掃除した床に遠慮なく放出した武田が言う。
武田の体液を文句一つ言わずに一度はキレイになった床をまた拭きながら瑠伽が言う。
『はぃ…ベットを窓辺に移動して、今夜も明日も天気はいいみたいですから…窓とカーテン開けて、明日昼間、日に当てれば大丈夫だと思います…』
まるで、本当に自分の意志でこのベットをクラスの男子達と使うかも知れないこのベットを…瑠伽は1年の眠りから覚めさせようとしていた。
『しょうがねぇ、手伝ってやるよ!ベット移動するぞ!』
『ありがとう…ごさいます…』
全裸の美少女と服を着た同じ年のオタク少年が他人の家でそんなことをしている…不思議といえば不思議な光景だ。
しかし武田は
『ただじゃ手伝わないからな!』
『はい…ご奉仕…します…』
ベットを移動し終わった二人はまた淫乱な行為を始める。
今度は武田のそれを口に含まされ前後に顔を揺すられた。
瑠伽は喉に突き刺さる武田の肉鞘に思わず何度も
『オェーッ!!』
と嗚咽し涙をこぼしながら、必死にまたくわえて行く。
そして武田の『ウッ!!』と言う声と共に瑠伽は熱いそれを
ゴクン!と飲んだ。
『あ…ありがとうございました…』
口の回りを武田の精液と自分の胃液と唾液でいっぱいにしながらまた土下座をする瑠伽だった。その様子も全てカメラに収められた。
『ちゃんと掃除して、俺にお礼もしたか、後で青島に見せるからな』
最初に武田から言われていた瑠伽は、そうするしかなかった。
1時間半程すると汗をかいた瑠伽とサッパリした感じの対照的な二人が戻ってきた。
『キレイになった?ロッシー?』
『はい…三奈さん…キレイにしてきました…』
『武田君もキレイにしてあげた?』
『…はい…』
『はい、じゃわからない』
『はぃ…手と口で3回させていただきました』
『あらそう。良かったじゃない。あと2人いるのよ。今日は…じゃあ、あと6回がんばったら帰りなさい』
『うぅ…はい…』
そうして、再び山下と、1時間後には加藤と、離れに消えて行く瑠伽だった。
時間はもう夜の10時ちかくなっていた。
加藤と三奈の部屋に戻った時には女子は二人共帰っていた。
『ロッシー!これあげるよ』
三奈がタクシーのチケットを渡す。
『さすがにその真っ黒な制服で街歩いてたら職質されるゎ』
『あ…ありがとう…ございます…』
『タクシーの運転手さんよく知ってる人だから、呼んでおいてあげた。そんな汚いカッコで乗せてもらうんだから、助手席に乗ってお礼しながら帰りなさいよ』
『うぅ…はい…』
まだ辱めを受けさせるつもりの三奈だ。
『んじゃ、俺たちも帰るよ』
そう言うと3人の男子も帰って行く。
タクシーが来るまでの間、三奈は瑠伽に明日やるべき事を改めて伝え
『はぃ…わかりました…』
まだ裸のまま返事をする瑠伽だった。
間もなくプップー!とタクシーが来た合図がした。
『アンタ、そのまま荷物持ってタクシーのりなさいよ。運転手さんの精子いっぱい飲むのよ』
もう二人きりだ。
ハッキリやることを言葉にして命令する。
『わかりました…今日はありがとうございました…』
『じゃあねロッシー!明日は楽しみにしてるからね』
『はい…さようなら…』
(これからまたタクシーの運転手さんに…)
本当に自殺と言う言葉が何度も頭を過り、しかし妹と母親の笑顔を無くされるかもしれない恐怖心に思いとどまる瑠伽だ。
タクシーの運転手は事情を知っているらしくニヤニヤしながら、全裸の美少女を助手席に招き入れると。
『警察でも居たらまずいからさ、最初から!よいしょ!ホラ頭をここに!着くまでずっとしゃぶっててくれ!』
『はい…』
全裸で助手席に乗り運転手の股間に顔を埋めて家に着くまで2回飲まされた。
『着いたよ姉ちゃん、また頼むな』
そう言うと突き出すように車から降ろされた。
ずっと運転手の股間に顔を埋めていた瑠伽は突然着いた自宅の真前に全裸で放り出されたかっこうだ。慌ててまずスカートをはき、まだ濡れて真っ黒のセーラー服をきた。
ブラは加藤に『くれ!』と言われ
『どうぞお持ちください』と
取られていた。
辺りを見回し見られてない事を確認してから、家の中の様子を伺う。もう11時近い。連絡もしないでこんな時間に帰った事はなかった。
そっと玄関を開け、家の中の様子を伺いながら自分の部屋へと続く階段まで忍び足のように来ると
『お母さん!ごめんなさぁい!ただいま!お友達の家で一緒に宿題してたら遅くなっちゃったぁ』
と叫んで急いで自分の部屋に駆け込んだ。1階から母の声が
『瑠伽!こんな遅くまで連絡もしないで!心配してたのよ!!』
『ごめんなさぁい!!』
瑠伽はなるべく明るく返事をした。
『全くもう!!』
まだ母の声が聞こえる。
急いでパジャマに着替え、階段を降り居間に顔を出して
『ちょっと大変な宿題だったから…夢中になっちゃって。ごめんなさい。お母さん。今度は気を付けるから。お風呂入って今日はもう寝るね』
『ご飯は!?ちゃんと連絡くらいしなさいよ!!』
『はぁい。気を付けます。ご飯はコンビニのおにぎり食べたからぁ!』
そう言って風呂場へ向かい、いそいで風呂に入った。
『お母さん…お母さん…ごめんなさい……お父さん…助けて…』
浴室でタオルを顔にあて泣き続けた。
翌朝、あの携帯にMailが来ていない事にホッとしながらも、これからしなくてはいけない自分の行為に、恐ろしさ…恐怖心に胸が張り裂けそうになったが、母親に悟られないよう努めて明るく家を出た。
もちろんノーパンだ。
スカートは学校に着いてからトイレで3つ折り返して超ミニした。
そしていよいよ教室に入ると…
ほぼ全員が瑠伽を見る。
瑠伽は下を向いて自分の机に向かう。
瑠伽を慕っていた友達さえ、もう挨拶もしてくれない。完全に瑠伽は孤立していた。
朝のホームルーム開始5分前の予鈴がなる。
瑠伽が立ち上がる。
そしてセーラー服とスカートを脱いだ。ブラも外す。
これで全裸だ。
だがクラスの誰も騒がない。
三奈が前以てある程度の状況をクラスメイトに知らせてあるのだろう。
全裸の瑠伽がフラフラと加藤の後ろの席、吉田という男子の正面に立った。
小さい声で
『キスを…させて…ください…』
吉田は緊張で何も言わない。
全裸の、あの霧島瑠伽が、自分にキスをしたいと言ってきてるのだ。吉田は気の小さな男だ。瑠伽と同じくらい震えている。
瑠伽は座っている吉田の隣に立つと…
もう一度耳元で
『お願いします…キスを…させて…ください…』
コクリと吉田がうなずく
瑠伽が脚を開いて腰から体を折り曲げて、吉田の顔に自分の顔を近付けて行く。
真ん前に座る加藤がそんな瑠伽を見ながら、しかし吉田の股間にも注目する。
吉田が勃起しなかったらセックスしなければならないかもしれないのだ。加藤が確認している。
瑠伽も必死だ。
キスをする前に吉田の耳に囁く。
『よ…かったら、瑠伽の…おっぱい…触ってね…』
そうして吉田のファーストキスが始まった。
瑠伽にとっては2分間の勝負だ。
吉田が勃起すれば加藤が2度咳払いをするはずた。
瑠伽はクラス全員に、ただの全裸だけではない。秘部まで脚を拡げて尻を後ろに突き出すように晒し、腰を屈めて吉田の首に両手を回しキスを始める。
その時自分の腕時計をチラッと見る。
(吉田君起って!!お願い!!)
吉田は緊張のあまりなかなか勃起しない。
30秒が過ぎる。舌を吉田の口から一度抜いた瑠伽は唇を離した。吉田も慌てて瑠伽の胸から手を引く。しかしその手を瑠伽が押さえまた自分の胸に導いてから、もう一度吉田の耳元に囁く。
『もっといっぱいオッパイ揉んで。そして吉田君の唾液…瑠伽に飲ませて下さい』
また唇を合わせる瑠伽。
舌を吉田の口の中に入れ、吉田の唾液をすくい取るように動かす。
吉田も思わず瑠伽の舌に口に唾液を送り流し込む。
40秒程過ぎた時、吉田の下半身がムクムクと動きだした。
しかし瑠伽にはそれは見えない。
わざと喘ぐように
『ぁん…ふん…ぅん…』
と口と鼻から息を漏らす。
吉田の鼻にその吐息が入り込む。
瑠伽のリップの香とブルーベリーのような果物の香がした。
瑠伽はついさっき、トイレでスカートを3折りする時までガムを噛んでいた。悲しい下準備だ。
好きでもないクラスメイトの男子にキスをする為の悲しい下準備。
しかもクラスメイトの前で全裸で秘部をわざと晒して、キスの相手が勃起するまでしなければならない。
まだ咳払いが聞こえない。
瑠伽は唇を吉田と重ねたまま
『ぅぉまんこぉ…さわってぇ…』
何とか意味がわかる言葉で伝える
秘部に指が触れた。
ビクッと瑠伽が震える。しかし時間が無い!
今度はわざと大きい声で
『あん…あん…うぅん…いい…もっと…』
いい終えてから、また唇を合わせ舌を吉田の口の中でかきます。
チラッと時計をまた見た。
もうあと10秒だ。
『瑠伽!!おまんこいいっ!!』
瑠伽が叫ぶ。
教室中に響く。
吉田の両手は胸と秘部をまさぐっている。最後にまた舌を吉田の口に突っ込む…
5…4…3…2…1…
最後の5秒は腰を大きくグラインドさせながら舌をうねらせ
『うん…うぅん!!ふぅん!!』大きい声で喘いだ。
時間だ。瑠伽は咳払いがなかった落胆を隠せず。違う意味で
『あぁ……』
と喘ぎながら吉田から離れた。そして吉田と自分の口から垂れ落ちる糸を眺めている…
その糸の先が吉田のパンパンに張った股間の上に落ちた。
(起ってる…)
それを見た瑠伽は前の加藤を見据える。
『あぁ…悪りぃ…つい見とれてた。お前やっぱりきれいだな…』
小さい声で瑠伽に言う
『50秒くらいだったかな?起ってたよ』
瑠伽は安堵して吉田に向かい
『瑠伽のキス…気持ち良かったですか…?』
と尋ねた。
『良かった…最高に…』
『ありがとう…ございました…』
頭を下げて自分の机に向かい制服を着こんだ。
クラスメイトの視線を、もう瑠伽は気にしないように…がんばって…そう努めて、冷静に着替えた。
(最初の一人が終わった…)心の中で呟いた。
もちろん休み時間は下半身裸だ。
でももうクラスメイトは瑠伽に誰も話し掛けたりしない。
瑠伽は授業が始まる1分前になると机の上のついさっき自分で脱いで畳んで置いてあるスカート取り上げて、椅子から立ってはく。それまでは下半身裸でボーッと校庭を眺めていた。
時々、トイレに行きたい時は三奈の所まで下半身裸で許可をもらってからまた自分の机まで戻りスカートをはいてからトイレに行った。
それから毎朝同じ光景が見られた。最初は緊張している男子だが、段々慣れてくると瑠伽の魅力で、早いヤツはキスする前から勃起していた。2分間起たずにいられる男子など居なかった。
それでも2分間、全裸の体を好きなようにまさぐられ、ディープキスし続けるのが恒例になった。
しかし、ある朝、瑠伽がいつものように教室に入ると
『霧島さん!ちょっといい!?
今日は永井君に裸で迫るつもりよね!?』
そう言ったのは瑠伽と仲の良かった真田玲だ。
もちろん仲の良かった…こんなハレンチな事を瑠伽が始める前は…
“瑠伽”“玲” と呼び合う仲だった。それに最初の頃ミニスカートも止めるようお願いするように瑠伽に話したのもこの真田玲だった。
しかし今はもう名前では呼ぶことは無い。
『…は…ぃ』
瑠伽も知っていた。
この真田玲は永井に好意を寄せていることを。そしてその事を瑠伽に打ち明け、クラスの中で瑠伽だけに玲は“相談”もしていたのだ。
『瑠伽…私…永井君のこと…好きなんだ…』
『がんばりなよ!玲は可愛いし!優しいし!永井君だって絶対!私応援する!!』
と…このような会話を何度か以前していた。
瑠伽もそのことで悩んでいた。
三奈に相談もした。永井君だけは許してもらえませんか…と。
三奈も薄々知っていたその関係を逆手にとって
『永井には最初からアンタが永井の手をとって、その汚いマンコ触らせな。真田玲にはどうしても永井としたくて仕方が無いって言いなよ』
『あぁ……なんて…酷い…』
『なぁに!?何か言った?
今日アンタの妹うちに連れて来させるよ!』
『ご…ごめんなさい…あぁ…』
逆効果だった。余計酷いことをさせられてしまう。
そして…
『さ…真田さん…
わ…私…どうしても永井君と…し、したいんで…す…』
パチンッ!!
玲がイキなり瑠伽の頬を叩いた。
そして黙って自分の席に戻りカバンを持つと教室から出て行った。
玲のその横顔は涙で濡れていた。
瑠伽も涙を流して
(玲…ごめんなさい…玲…ごめんなさい…ごめんなさい…)
何度も何度も心の中で叫んだ。
その日、真田玲は学校に戻らなかった。
それでも…5分前になると
瑠伽は泣きながら全裸で永井の前に立ち、永井の手をつかんでイキなり自分の秘部に導いてから
『キ…キスさせてください…』
昨日まで泣いたりしていなかった瑠伽の涙の意味も分からない永井だったが…
瑠伽の秘部を触らせられた瞬間から…勃起していた。
しかしいつものように2分間舌の唾液の交換を続け、触られた淫部から愛液を滴らせる瑠伽。
それに瑠伽本人も気付く。
(最低だ…わたしは…最低の人間だ…死んだ方がいいのかもしれない…三奈さんに聞いてみよう。死んだら許してくれるのか…)
しかし三奈はたった一言だった
『いいんしゃない?死ねば!?変わりは妹が頑張るよ』
『…わたしが…続けます…』
もう、本当に瑠伽は一人ぼっちだった。部活も止めた。
学校帰りに三奈の家に寄ることが多くなり…もちろん連れて行かれるのだが…
山下、加藤、武田によって処女も奪われた。
『今日は俺たち3人とセックスだ。離れに来い。』
『はい…わかりました』
その時、その瞬間、瑠伽は痛みさえ感じたものの無表情だった。
目を開けたまま離れの部屋の窓から首を横に向け外の景色を見ていた。
されるがまま、好きなように瑠伽の体で発散した3人。
しかし3人うち、誰が瑠伽の処女を奪ったのかさえ、瑠伽本人は分かっていなかった。
ただ茫然と窓の外を見ていた……
そして、たまに“龍”からMailが来てとんでもないこともさせられていた。
“明日の朝、8時半から体育館で1人でバスケのシュート練習をしろ。全裸でシュート100本だ。もちろん外したらノーカウント。
確か明日は9時から体育館で全体朝礼とか何とか言ってたな?
間に合わなかったら大変な事になるぞ!がんばれ。ビデオを自分でセットして後で確認出来るようにしておけ。体育館の一番奥のゴールを使え。
出来なかったら罰ゲームだ。
明日は朝のキスは無しにしてやる。。。龍”
瑠伽は全裸で朝の体育館で必死にシュートをしていた。
多分早くても9時10分前くらいまではまず体育館に誰も来ないはずだ。
全体朝礼の日は各クラスでホームルームをしてから体育館に集まる。それが通例だ。
しかし20分で100はキツい。
なんとか10分で60は越えた
もう汗だくで息も切れ切れだ。
その後のペースが落ちる。
(あぁ…あと10分もしたら人が集まってくる…)
90まできた。あと3分切った。
(もう間に合わないかもしれない…)
あと3ゴールと言うとき人の声が近づいて来るのがわかった。
(ダメだ!外にも逃げられない!)
制服とスカートは体育館の外に置くように言われていた。
瑠伽はビデオカメラを取ると素早く体育館の舞台の真下。引き戸がありその中は物入れのようになっていた。そこに逃げ込んだ。
引き戸を閉めた瞬間に体育館の後ろのドアが開いて数百人の生徒と先生が傾れ込んできた。
何とか隠れる事はできたが。
(間に合わなかった…罰が…罰ゲームって何されるの…怖い…)
引き戸1枚向こう。舞台の下に学校一番の美少女が全裸で汗まみれになって潜んでいることを千人近い人の誰一人気付く事は無かった。
瑠伽は恥辱に耐えながら僅かに数ミリある引き戸の隙間から全校生徒を眺め…
(いゃぁ…うそ…濡れてきた!?…そんな…うそよ…変態…なの…?わたし…)
びしょ濡れだった。