表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
澄子  作者: 柚木紗奈
12/13

あたらしい生活

澄子の知らない所であれよあれよと話は進み、澄子達は新しい家に引っ越すこととなった。


新しい家は、元の家からは車で15分のところにあった。

庭付きの二階建ての綺麗な家。

前の家より断然おおきくなった。


その頃、真奈美は、気になる咳をするようになった。

澄子は気になりながらも、部屋の片付けやら手続きやらで追われていた。


拓也は、小学一年生になった。新しい家では、1人部屋を用意した。嬉しそうな笑顔に、澄子は少し不安は和らいだ。

拓也はやっと近所の子供たちとも友達になり笑うようになった。千鶴がいた頃は笑う余裕の無かった生活。

やっと自由だと庭から見える松の木を見て、澄子は涙が出た。


真奈美の咳は、朝と夜出る。

生活の変化からかと悩んだが、変な音がすることから病院へ行った。


真奈美三歳。喘息発症だった。

小児喘息ではなく、大人の喘息で、この日から真奈美は、苦しい毎日を送ることになる。



薬が嫌いな真奈美は、薬を飲もうとはしなかった。

医師からは、笑わない、泣かない、怒らない。そしたら、発作は出ないと言われた。

真奈美は、明るく活発から一気に病人のように痩せていく。


楽しいことも出来なく、泣けず、怒れずどう接しないといけないのか。

澄子に新しい試練が与えられた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ