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新しい家族
目の前が暗い。
(なんだか柔らかい何かの上にいるような)(毛布かな?じゃあここはベットの上?)
( いや、それはない、俺はあの時確かに死んだはずだ)
すると、、、
「わ〜〜!」と女性の歓喜する声が聞こえる。
(なんだ?何事だ?)と恐る恐る目を開けると、そこには、大人の男と、小学校の高学年ぽい子が2人、
俺を囲うように立っている。
大人の男が「この子の目は相手を睨み殺してしまいそうな、そんな目をしているな。」
男の子が「僕はこの子にふさわしいお兄ちゃんになるよ!」
女の子が「もっと私も強くなって、この子を守れるようにならなきゃ!」
と、張り切っている。
そして、この子達の母親であろう人物が俺を抱えて言った。
「ええ、この子もきっと、あなたちと同じ立派な"スパイ"になるのよ」
(えっなに?この状況、、、 )
(スパイ?え?)
と、思いながらも、ものすごい眠気に襲われ死んだように眠ってしまった。
今日、この瞬間から僕は暗殺者ではなく、アーベン家の末っ子"カルベルト"として、そして、"スパイ"として、生活することになった。




