だってキスはこんなにも甘いんだもん!♡
今日は安全安心のしろかえでです。
まるで枕元に置かれた花束の様な奈子ちゃんの香りで私は目覚めた。
私ったら!背中から奈子ちゃんを抱き込んで絹糸の様なつやつやした髪に顔を埋めて寝入っていたのだ。
「お互い外で仕事をしている身だから家事は協力して」ってルールだけど……自分の担当分はおろか、家事が苦手な私のぞんざいな“仕事っぷり”の手直しまでして……奈子ちゃんが自身の書き物に没頭できるのは夜半から……
私と来たら独り寝の寂しさに浸っているのはほんの数分で……あとは夢の中で奈子ちゃんを抱きしめている。
まあね、布団に入るとコトン!と寝ちゃうんですよ!私は。
何時だったか
「しほちゃんはホント!ネコみたいに寝るよねー」なんて奈子ちゃんから言われた事があって……
私はそれこそネコの様に奈子ちゃんにじゃれついた。
きっと昨日は……
私の事を起こさない様にそっとベッドに入った奈子ちゃんを、無意識にじゃれついて抱っこしちゃったんだろうなあ……
だから今度は私が気を付けてあげる番!
奈子ちゃんの髪に……蝶が留まる様なふわりとしたキスをしてそっと身を離し、庭に出てバジルとローズマリーを摘む。
あっ!そうだ!! ついでに……
。。。。。。。
私が用意する朝食の匂いは目論見通りに奈子ちゃんの目を覚まさせた。
パジャマ姿のままリビングダイニングに入って来た奈子ちゃんに椅子を勧め、彼女の前に用意した朝食を並べる。
「最近、オリーブオイルがなかなか手に入らなくって……スーパーの棚もスカスカなのよ!だからオリーブオイルはカプレーゼの方に回してローズマリートーストはチーズで作ってみたの!どうかな?」
私の作った朝食に目を輝かせ、トーストの香りにうっとりする奈子ちゃんの姿に、私の“じゃれ心”はいたく擽られる。
だから私は……“奈子ちゃん専用”のつげ櫛を持って来て彼女の後ろに立ち、優しく優しく髪を梳かす。
「ありがとう!でもしほちゃんも食べようよ!」
って私の方へ振り向いた奈子ちゃんの唇を確信犯的にチュ!っと啄む。
だって奈子ちゃんとのキスはこんなにも甘いのだから……
奈子ちゃんの前に置いた一輪挿しはさっき庭で摘んだコアジサイ。
「忍耐強い愛」という花言葉を持つこの花は……
アジサイなのに甘く薫って、私達の愛を物語ってくれている。
おしまい!♡
女の子同士の恋だって、こんなにも甘いのです!(#^.^#)
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