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2-4

「そもそも、護衛に5人も必要なのが、問題だと思うの」


「しかし・・・」


リガルドは苦そうな表情をする。


「自衛する為の組織を作りたいの、

 貴方たちが指導者になって、教育できないかしら?」


「自衛でございますか」


私はうなずく。


「王宮の騎士を目指している人とかいないかしら?」


かなり思いつきな意見だったが、

リガルドは大きく頷いてくれた。


「そうですね、騎士を目指すと言っても、

 自分で鍛錬するか、師匠を探すしかありません、

 師匠を探すと言っても、そう簡単ではありません。


 我々が指導するとなると、強くなろうとする、

 若者が集まるでしょうし、そうすれば、

 戦力も一気に高まります」


「そうね、指導を受ける代わりに、

 街の見回りをしてもらうと、治安も良くなるし、

 場合によっては実践が積めるわ」


「いい考えです。しかし、

 本気で騎士を目指す者は一握りでしょうから、

 人数が限られてしまいます。


 騎士を目指す者の他に、単に体を鍛えたい者も募集して、

 鍛錬すれば、街全体の抑止力が高まります。


 双方にメリットがありますし、

 さっそくプランを練ってみます」


「よろしくね、詳しい事が決まったら教えて頂戴」


「かしこまりました」


こうして、自衛団が結成され、騎士を目指す若者は

ぐんぐん強くなり、精鋭達が、盗賊崩れを退治し、

治安は一気に良くなった。


そして、単に体を鍛えたい人の中には、意外にも女性も多く、

力を使わない護身術を教え、犯罪の被害はぐっと少なくなった。

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