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2-2

街へ出て散策する、びっくりしたのが、

護衛が5人もいる事、

そんなに治安が悪いのかと心配すると、

盗賊崩れが集団で襲う事があるらしく、

念の為と言う事だった。


街へ行き、店を見る、

一目で領主の娘であると分かるらしく、

身を小さくしてぺこぺこするので、

なんだかこちらが申し訳ない気分になる。


これは早めに帰った方がよさそうね・・・


そう思っていると、裸足で、

薄汚れた服を着た男の子が近づいてきた。


「お姉さん、お金持ち?パンいっぱいある?」


たどたどしく話す。


私はパンを5つ程買い、男の子に渡してあげた、

おそらく、孤児だろう。


しかし、この国では孤児は教会で保護され、

教育を受けているはず・・・

それが、パンを求めてくるとは・・・


これは調べる必要がありそうね、

と心の中で決意する。


そうそうに街を離れ、農地地帯を通りがかると、

一部作物が植えられていない地域があった。


「どうして、あそこでは作物を植えていないのかしら?」


馬車を止め、領民に聞くと、怒られたと思ったのか、

身をすくめ、謝りながら言葉を口にする。


「今年は雨が少なかったのです。

 雨が多い年は育てられますが、

 大抵の年は、放置されております・・・」


「そう、分かったわ」


確かに、作物が植えられていない土地は、

少し高台にある。

水が上手くいきわたらなかったのだろう。


この領地は決して貧しい訳ではない、

ただ、気候に左右されず、作物を育てられれば、

もっと領民は裕福になるはず・・・・


そう思いながら帰路についた。

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