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ひとしきり、心の中で叫びを上げて、

ちょっとすっきりした。


よく考えたら、このゲームは学園が舞台。


学園に庶民(教会育ち)でありながら、

美人で頭の良いヒロインがお金持ちの

伯爵家に引き取られ、

学園で生活する所から物語は始まる。


そう、よく考えたら、今はゲームが

始まる前なのだ。


まだ、ヒロインとも会ってないし・・・


そもそもヒロインと会わないと、

断罪も何もないのでは?


ふふふ・・・神様め。


私が思い通りになると思ったら、

大間違いなんだから。


よし!決めた!


ゲームをボイコットする!


そう、そもそも学園に行かなければいいんだわ、

まあ、王妃の座は失う事になるでしょうけど、

王子も挨拶程度しかした事ないし、

正直そんなに未練もないのよね。


「ふふふふふ・・・」


そう思うと楽しくなってきた。


今まで、次期王妃と言う肩書が、

全てに付きまとってきた、

それから解放されると思うと、

嬉しいと思う反面、今までの苦労を思い苦笑する。


苦労した分、これからは、私の思う通り、

もっと自由に生きよう。


バイバイ王子様、ヒロインとお幸せにね~

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