表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/21

3-1 王子と恋の行方

11月になり、寒さを感じる日が増え、

屋敷で過ごす事が多くなった。


薪を暖炉にくべ、

肉の丸焼きを焼いている。


地元の猟師が、冬眠間近で、

脂の乗った獲物が沢山とれたと、

持ってきてくれたのだ。


お礼にパンを渡すと、

嬉しそうに、街に戻っていった。


ほのぼのとした、日常、

領地の問題に目を光らせつつ、

幸せな毎日を過ごしている。


春になったら、領地を出て、

他の土地を見てもいいかもしれない、

本だけでは分からない、

その土地の事が見えてくるかも・・・


そう思っていると、

執事が慌てて手紙を持ってきた。


封を見ると、王族の蠟印が押されていた、

慌てて、手紙を見る。


内容は素っ気ない一行。


『王都での学園生活を命じる』


えええええー!!!


せっかく、ゲーム回避

ヒロイン回避

断罪回避してきたのに!


ゲームの攻略は2年間、

1年は何とか逃げ切ったが、

半分の1年は逃げ切れないらしい。


執事に手紙の内容を話し、

表面は何ともないような振りをして、

王都への帰還の準備を命じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ