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追放されました

 この世界には加護というものが存在する。加護を持つ人たちを『加護持ち』と呼ぶのだが、加護持ちはあまりいない(100人のうち2、3人といったところ)。



 そして僕、レイは『魔力無限の加護』というものを持っている。文字通り魔力が無尽蔵に使えるという加護なのだけれど……





 僕は魔法が全く使えないのだ。小さな火を起こすことさえできれば無尽蔵の魔力で特大の炎を起こすことも可能なのだが、いかんせん元々魔法が全く使えないのなら意味がない。



 結局、


「魔法を使えないやつはこの家にいる資格はない!」


 と言われて父に家を追い出されてしまった。そして僅かな手切れ金を使って、最も商業や工業、その他様々な分野が大変発達している都市『メリア』に行こうとしている。


 そこで店に勤めて、慎ましく生活しようと思っているのだ。





 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 ガタゴトと揺れる馬車に乗って、メリアに向かう。最も安い馬車なので、乗り心地が悪いことに文句は言えない。護衛も二人しか付いていないので、安全性も低いだろう。まぁ盗賊に襲われたりした時は、そこで「残念でした」ということでいい。



 そんなことを考えていると、急に馬車が停止した。椅子から滑って少し前につんのめる。



「モンスターだ! しばらく停車するが、いざとなったらすぐ逃げられるようにしといてくれ!」



 護衛で来てくれていた冒険者たちの声が聞こえて、慌てて外を見る。牛の頭にムキムキの体をしたモンスター、ミノタウロスが立っていた。とてもじゃないが、この冒険者二人で勝てる相手ではない。





 ひょっとしたら僕の人生は終わるのかもしれない。





 そう思ってしまうほど、絶望的な状況だ。そんな中で、ふと閃く。



「魔法が使えなくても、魔力をとりあえずぶっ放せば強いんじゃない?」

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