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男なら女性を誘わないと②

 したたかさは必要だ。

 生きていく以上、時としてしたたかに生きないといけない。

 いい人ばかりではないから。


 ある女性にLINEで連絡をとった。

 メイドのあめさんだ。

 彼女からアプローチを受けていたからだ。

 連絡を取る手段を考えていたところ、ある策が浮かんだ。

 あの店は、1人のメイドがお客をお見送りしてくれる。

 2つの扉があり、メイドが1つ目を開いて2つ目の扉をあけてくれた時が、連絡の紙を渡すチャンス。


 私は見事に成功し、彼女と連絡をとっていた。

 ただ、まいさんの例もある。

 嘘のアプローチである可能性もある。

 あめさんもまた違った思惑を持って、私にアプローチしていたかもしれない。

 私としては情報だけが欲しいので、情報だけもらったら用はない。


 それに、私は巨乳の女性が好みだ。

 まいさんもあめさんもまあまああるが、巨乳ではない。

 残念だ。


 LINEであめさんに連絡する。

「こんにちは」

 すぐに返信が来た。

「こんにちは。どうしました?」

「美味しい店があるから行かない?」

「う〜ん、奢りなら行きます。あと私買い物にもいきたいので付き合ってくれませんか?」


 奢りならくるのか。

 間違いなく思惑は、私のお金でいろいろ買おうとか考えているな。

 情報のためだ。

 ご飯だけは奢ろう。

 服はどんなにせがまれても買わない。


「いいよ。あとまいさんってどう?」

「どうとは?」

「誰か付き合っているの?」

「う〜ん。LINEだと情報が残ってしまうので、会って話します」

「了解。9月の土曜日に行こうか?時間は12時で場所はどこがいい?」

「は〜い。場所はN駅でいいですよ。待ってます」


 約束は取り付けた。

 次は月さんだな。

 彼女からもアプローチを受けていた。

 あめさんと同じように、紙を渡し連絡がきた。


「ぼうしさん、どうしました?」

「前デザートをたくさん食べたいって行っていたよね?」

「はい。ま、まさか連れてってくれるんですか?」

 私が言わなくても、彼女からアクションを起こしてくるとは。

「連れていくよ。住んでいる場所N市だよね?」

「はい。そうなんですよ」

「わかった。9月の土曜日に行こうか?時間は16時くらいで場所はN駅」

「は〜い。わかりました。楽しみ。ありがとう」

 彼女に対しては、真摯に対応しようとLINEの文面を見て思った。


 2人の約束をとりつけた。

 車で行こうか、電車で行こうか考えた。

 N市は交通量が多い。

 はっきりいって運転したくない。

 電車で行こう。


 私は次にネクタイに電話した。

「今週の土曜日、15時ごろ電話してほしい」

「はい?」

「ネクタイに演技をしてほしい。仕事の電話と称して私に」

「なぜ?」

「詳しい話はまた報告するから。すぐに会社にくるようにっていう演技をしてほしい」

「電話でそれをやるの?」

「そうです」

「よくわからないけど抜け出すために助けが必要なんだね」

 察しが早い。

 頼りになる男だ。

「頼むね」

「了解」


 したたかさは必要だ。

 女性のほうがしたたかな人が多いが、男性にもしたたかさは必要だ。

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