糸
糸がある。
洞窟を歩いているとカンテラが照らした。
その糸は宙の真ん中を漂い、
先は闇の向こうに消えている。
気付けば、自分の歩いてきた道から伸びているようだ。
糸の向こうには何があるのか。
鬼がいるか。
仏がいるか。
罠か。
宝か。
判別する術がない。
俺の選択肢は2つ。
得体のしれない誘導に乗るか。
さもなくば、無視して別の道を進むか。
あぁ。安心して糸を辿れればよかったのに。
=================================
糸がある。
洞窟を歩いているとカンテラが照らした。
その糸は宙の真ん中を漂い、
先は闇の向こうに消えている。
気付けば、自分の歩いてきた道から伸びているようだ。
糸の向こうには何があるのか。
鬼がいるか。
仏がいるか。
罠か。
宝か。
判別する術がない。
俺の選択肢は2つ。
得体のしれない誘導に乗るか。
さもなくば、無視して別の道を進むか。
あぁ。安心して糸を辿れればよかったのに。
=================================
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。