43.5話〈閑話〉 歴史上の人物
5歳の男の子シュンは大河ドラマをチラチラ見つつ、ハッと閃いた。
(日本には、それぞれの地域で有名な『歴史上の偉人』がいるだろうが。
全国的には知られてない者も居る。
もし俺がその地域でのみ有名な歴史上の偉人を知っていたら、俺が前世に住んでいた場所がわかるかも知れんぞ)
また、こうも考えた。
(あるいは、『歴史上の有名人』のその地方特有の『見方』が俺の前世のヒントになる可能性もある)
例えば『忠臣蔵』の敵役『吉良上野介』は地元では名君として親しまれていると聞く。
そんな感じの『歴史上の人物についての地方的考え方』で、何かわからないだろうか?
(しかし。
もし俺が地方のマイナーな有名人を知っていたり、特有のエピソードを知っていても。
ただの『歴史好きのジジイ』だっただけの可能性もあるか)
いくら地方の歴史上の有名人に詳しくても『歴史好きのジジイ』だった、と言う可能性を排除できないと、シュンは結局考え、あきらめた。
※※※
その後シュンは日本地図を買ってもらった。
(『地域名』で何かわかるかも知れん)
『この地名、前世で聞いたことある!』と言うものを探したが……
(日本って、同じ名前の地名がたくさんあるなあ……)
やはりあきらめた。
(地図を見るのは楽しいが……)
その後両親は世界地図も買ってくれた。
『シュンは地図に興味がある』と思ったのだ。




