41話 日焼け止めクリーム(※『40話 新聞』の後半部分をそのままコピペし、移動したものです)
『40話 新聞』の前半と後半部分の内容がバラバラのように思ったので、後半部分をそのままコピペし移動しました。
5歳の女の子ミヨは朝、出かける前にいつも通り母に言った。
「おかあさん、ひやけどめ、ぬってもいい?」
ミヨは出かける前の習慣として自分で日焼け止めクリームを塗っていた。
「うん。いいわよ~」
とミヨ母はミヨに日焼け止めクリームを渡した。
ミヨは塗りながら思う……
(日焼け止めクリームは出かける30分前に塗らないと、効果が薄いとかテレビで見たわ)
その後、母は娘の顔を見て笑った。
「ミヨちゃん、テカテカね」
「えへ……」
ミヨも笑った。
「いっぱいつけちゃった」
「それで良いのよ~。
いっぱい付けた方が良いんだから」
と言う母に頷きつつ、
(そう。
日焼け止めクリームはたっぷり塗ると良い、とテレビで見たわ。
『塗る』と言うか『乗せる』みたいな感覚で塗ると良いと見たわ……)
ミヨは5歳児ながら美容を気にしていた。
まだ外出予定時間まで25分あった。
ミヨがソファに座っていると母が言った。
「ミヨちゃん、ジュース飲む?
オレンジジュースしかないけど……」
「わたし、おちゃのむ」
ミヨは茶を飲んだ。
(柑橘系のものは日差しが強いときには摂らない方が良いとテレビで見たわ……)
しかし、色々気にしながらも、こうも思うのだった。
あんまり気にし過ぎるのも逆に良くないのではないか? と。
(わからないわ……)
いつものミヨの結論だった。
ミヨの母は茶を飲むミヨの日焼け止めクリームで『テカテカ』した顔を見つつ、一人含み笑いをしていた。
(レイナちゃんママは
「子どもって日焼け止めクリーム、塗るの嫌がらない?
レイナは嫌がるのよね。
気持ち悪いみたいで……。まあ、わかるけど。
だからあんまりマメには塗らしてくれないのよね」
と言っていたけど。
ミヨは自分からテッカテカに塗るのよね)
子どもって一人一人違って面白いな、と思うのだった。




