表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/90

28話 ゲーム実況

 5歳の男の子シュンは2歳上の従兄マオ宅でパソコンでY○uTubeを見ていた。

 Y○uTubeで『ゲーム実況』を遊びの合間に休憩がてら見ているのだ。


「このゲーム、シュンくんもやっているよね」


「うん」


(あまり進んでないがな)


 と思いつつ


「でもぼく、じがまだあんまりよめないから……。

まだぜんぜんできていない」


 シュンは言い訳染みたことを言った。


「そっか。

そうだよね」


 マオは慰めるように言った後、パソコン画面を指しつつ、


「じゃあ、これも……つまんないかな。

他の……アニメとか見る?」


 シュンは首を横に振った。


「これみる。

ぼくも、これからゲームするときのさんこうにするよ!」


「そっか」


 マオは安心したように映像に視線を戻した。


(『ゲーム実況』――ゲームをやっている人を見る、か……)


 どうしてマオはそんなことするんだろう……? 自分で直接ゲームをした方が楽しいのではないか? とシュンは不思議な気持ちがしながらも、マオと同じくY○uTubeを見た。


 解説しながらゲームを進めていくY○uTuber音声を聞きつつ、


(こう言うのを見ていると、自分でゲームをする必要性がないような気がしてくるのだが……)


 シュンは思った。


(今はまだ『ぼく、ぶんしょうがあまりよめないから、ゲームすすまない』で済んでいるが。

もう少し経つとそんな言い訳ができなくなるぞ。

どうもゲームは面倒でやる気が起きんのだが……)


 Y○uTubeを見つつ、


(人がやっているのを見ての感想ですら『面倒くさそう』だからな。

いや、面白そうだな、とは思うんだが。

面白そうだが、面倒くさそうだから自分ではやりたいと思わない、と言うのが正直なところか)


 シュンはいつも思う結論を今日も思う。


(じじいだからか、何事も億劫でかなわん。

もう少し子どもらしく頑張らねばならないなあ……)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ