第五章 [ 強襲 ]
「おーい!」と遠くからおとり役の斎藤が化け物の気を引き付けた。斎藤は「ファッ○ュー」と叫びながら中指を立て走っていった、その後を追いかける3匹の化け物たち。斎藤が追い付かれそうになったその瞬間隠れていた20式がネットを奴らに覆い被せた、だが一匹だけすり抜けそのまま斎藤を追っていった、斎藤は目を見開きながら全速で走っていった、その頃20式は、2対1という状況で軽快な身のこなしで攻撃していった。相手の顔にフックを決めそのままヘッドロックで動きを押さえた、もう一匹は間合いを取りつつまるでハイエナのような立ち回りをしていた。そして飛び込んできたもう一匹の顔に空中で金属製の右ストレートをくらわした、当然顔を強打し気絶した、そして20式は2体まとめて機銃でとどめをさした。
斎藤は上手いこと奴から逃げ切った「ふぅー、ビルが崩れてなかきゃお終いだったなぁ」と瓦礫の影で身を隠していた、ふと斎藤は何か光る物を見つけた、それは地下の方からだった。斎藤は崩れかかっている地下へ進んでいった「ここは壊れた地下鉄だろう」そう言いながら進んでいくと斎藤は何かを見つけたようだ「こ、“コイツ”は一体」
「ドスッドスッドスッ」奴は斎藤に気付いたようだ。