第四章 [ 質問 ]
砂漠で明日を迎えるために必要な物は水と食べ物だ、斎藤の手持ちは既に底をつきそうだった、だが運良く今夜は拾った缶詰と少量の水があった、20式の方は太陽光でも動くため問題はなかった、斎藤は20式にいくつか質問をした「お前はどこから来たんだ?何のために造られたんだ?、俺の隊じゃ20式人型兵器の存在なんて知らされてなかったぞ」20式は「私は実験段階の対未確認生物という枠で造られたため、おおやけには報告されていない」斎藤は「じゃあどうしてあそこにいたんだ?」20式は「輸送の途中爆発の影響を受け、輸送機は墜落し私は不時着した」斎藤はそうかと言いこう質問した「俺に護衛対象に登録しますかって言ってたけど、それって誰でも登録出来るのか?」20式は「はい、できます」と答えた、だが斎藤には気がかりなてんがあった「こいつは実験機で輸送中に爆発の影響を受けたってことは、こいつが開発されたのは爆発が起きる前、ってことは政府は既に奴らのことを知っ…」「近くにショッピングモールの廃墟が検出されました」と20式は検索結果を斎藤に告げる斎藤は「じゃちょっと、明日の飯でも探しに行くかぁ」と立ち上がりながら言った
斎藤と20式は砂山に寝そべりながら何かを観ていた、目の前には例のショッピングモール、そしてその入り口に奴らがいた。「おーっと、こりゃーまずいですなぁ」と斎藤は笑い混じりに悟った