第三章 [ AI ]
男はナイフを構え歯をくいしばった勝てるはずのない相手を前に、敵は巨大な手で抱き込む様に男を殺そうとしたその時、男の背後から頭の上を何かが通り奴の顔を貫いた、顔を強打した敵は気絶したそして、男の頭上をまたぐ様に見知らぬ何かが敵の腹を殴りうなじを持ち機銃で頭部を粉砕した、そいつは4m程の人型兵器だった。
急な出来事に男は目を丸くしてこう言った「お、お前は、誰だ?」質問に答える人型兵器「私は20式人型兵器です」とまだ未熟な回答を聞いた男は「そ、そうか、俺は斎藤龍平だ」と斎藤はほとんど考えずに答えた。すると20式は膝をつき装甲を展開しパネルらしきものを出してこう言った「護衛対象を登録しますか?」と質問をする斎藤は「護衛対象?!」と焦りながら答える20式は「あなたを本機で護衛しますか?」と質問をかえ再度確認する斎藤は「じ、じゃお願いするよ」と流されながら答えた。20式は手をパネルにかざす様指示をする斎藤の指紋を認証しこう言った「登録完了、これからよろしくお願いします斎藤」と
斎藤と20式は偶然にも自らの存在を確認しあう。夕暮れの太陽はふたりを赤く染める、まるで“血”のように