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第一章 [ 消滅 ]
都市の大通り、人々の音と車の音が鳴り響く朝、その“爆発”は轟音と共に皮膚が爛れる程の光と熱を都市一つに浴びせた。
砂煙の中男たちは小銃を構えながら走っていた、足場は砂のせいで悪く、辺りにはビルの残骸や真っ二つの戦車が散乱している、上を見ると戦闘機やヘリコプターが飛んでいた。男たちは砂山に身を隠し何かを狙っている、その時小隊長の足元から何かが現れ小隊長の股から頭頂までを巨大な刃が真っ二つに切り裂き周りの者を次々と切っていく、男は小銃で敵を狙うが動きが速くそのまま落ちてきた瓦礫に押し潰された。
男は自分にのしかかっている瓦礫をどけ、起き上がろうとしたが出血のせいで意識はもうろうとしていた。男は一点の光をたよりに砂の坂を登っていく、頭の擦り傷で血が垂れ肩に落ちた、その下には赤い丸が中心にある白いワッペンがあった。男はようやく外に出た彼は地震で出来た洞窟にいたようだ。すると男は何かを見つけ歩いていった、男は歪んだ鉄塔に手をかざし目の前の光景に動揺した。男が見つめる先にはおよそ都市一つ分ほどの巨大なクレーターがあった。