配役の心得③
酒場は騒々しい程賑わっていた。まあ、無理もない。何せこの学校の人達は皆、日が落ち始めるとここに飲みにくるのは有名な話だった。
「おぉ!!賑わってるじゃねぇか!!俺達も座ろうぜ!!」
凶は、空いてる席を見つけると手招きしてこっちへ来いと呼びかけて来る。
「よく上級生達の中を割って入って席を見つけられるわねあいつ…」
「素晴らしい根性だ。楓も見習え」
と、言葉を交わしつつ手招きされた席へ着く。
「おい!何飲むか決まってるよな?」
「私カクテル」
「俺サワー」
「ちげぇぇぇだろぉ!!!!最初はビールだビール!!すんません!!ビール三つ!!」
「「なら最初から聞くな!!」」
声が重なり合い、二人は凶を睨みつけて、同時に溜め息を吐く。二人共、ビールは苦手だった。
「あれ、苦いじゃん…苦手なんだよなぁ」
「私も…それにカクテルの方が高級そうな女に見えるでしょ?」
「「いや、全然」」
「何ですってぇぇ!?」
臆人と凶は、笑いながら顔を見合わせる。そこに、ゲンコツが左右に一発振り落とされたのは言うまでもない。
ビールが運ばれ、三人はグラスを合わせてそれを喉に流し込んだ。ビール特有の苦味が口の中に広がる。
「うえぇ…やっぱ苦手だわこの味…」
「私も…カクテルが良かったわ」
「何を言う!!男といえばビールだ!!仕事終わりのビールは最高よぉ!!」
かっかっかと笑う凶の顔はもうほんのりと赤くなっている。臆人は嫌な感じがしてきた。
「お前…酒弱い?」
「馬鹿言えよ!!激強に決まってんだろ!!こんの…バーロー!!」
「こいつ…完全に酔ってるな」
「いや、早過ぎない!?だって飲んだの一口よ!?幾ら何でも耐性低過ぎ…」
「行きます!!殺伐 凶の一気飲みだぁ!!」
いきなり机に踊り立ち、凶はグラスを上に掲げ、ぐいっと一気に飲み干した。ほんのりとした顔はどんどんと真っ赤に染まって行く。
「おおおお!イキがいいね黒髪坊主!!新入りか?」
「はい!!殺伐 凶!!悪役科一年生!!宜しくお願いします!!」
「ならもう一杯くらいいけるだろ!!」
「喜んで!!」
だが、そんな様子を楽しむかのように、上級生は凶を囃し立てる。それにお気楽に応じて、凶はもう一杯渡されたグラスを飲もうとした所で、臆人が強引に割って入った。
「おいそれ以上は…」
「おいそこの兄ちゃん!!そこいらで辞めときな!!顔が真っ赤じゃねぇか!!
周りも囃し立てるんじゃねぇよ!!この馬鹿どもが!!」
「何だと…!?」
言い返そうとした上級生は、その声の主を見て口を噤んだ。無理もない。そこに居たのは恐らく凶より身長が高く、体もずっしりとした体格で、太り過ぎず、だが痩せていない引き締まった筋肉を引っさげた巨漢だったからだ。
「文句あるのかい?」
「あぁいや…すんません」
それを聞いて、上級生は大人しく席に戻って行った。それを見届けて、その巨漢は凶に近づいて行く。
「大丈夫か?兄ちゃん?」
「あ、あぁ…大丈夫…酔いが覚めたよ…助かった」
凶は手に持っていたグラスをゆっくりと机に置き、自ら机から下り席に戻って行った。
「あぁ悪い悪い。お前達の邪魔をしたかった訳じゃないんだが、どうも放って置けなくてな」
そしてその巨漢は空いていた席に座る。
「俺の名前は鈴木 拓郎。脇役科の一年生だ。宜しくな」
ニコリと笑う巨漢もとい拓郎だったが、その場の三人は凍りついたように固まった。
「え…一年生なんですか?」
楓が恐る恐る聞く。
「あぁ。だから敬語じゃなくても構わんよお嬢さん」
「えっと…しかも名前が鈴木拓郎?でした…じゃなくてだよね?」
臆人が問う。
「あぁそうだ」
「しかも脇役科なのか?」
凶が目をパチクリさせて再度問う。
「だからそう言ってるだろう?」
訝しげに此方を見つめる拓郎に、三人は遂に限界点を超えた。
「「「ぷ…あはははははは!!!!」」」
この巨漢で名前が鈴木拓郎で、しかも脇役科なんて、笑うしかない。
「おいおい笑い事じゃねぇんだぞ!?つーかそんなに笑うな!!」
「何て既視感!!この学校は鉄則を裏切る連中ばっかりかよ!!」
「あはははは!!っておい!!そりゃ誰のこった!?」
「お前以外に誰がいんだよ!!」
「お、何だお前も俺達裏切り族の一員なのか?」
「裏切り族って!!あはははは!!」
絶えず笑いが広がり、臆人は何だかどうでも良くなり、自分の生い立ちを話すことにした。
「臆病な人と書いて臆人。そして父があの金条。なるほどな…ぷ…がはははは!!!そりゃあ何とも掟破りな奴だな臆人!!」
「だろぉ!!こいつ面白れえんだ!!」
「別に好きでこんな事になった訳じゃねぇんだよ!!因みに言うとな!!俺の母親が息子に億万長者になって欲しいからって億って付けたら漢字を間違えてこうなったんだからな!!
しかも未だに間違ってる事に気付かないんだよ!!」
お酒も入っているからか、どんどんとあまり人に喋って来なかった過去の事を捲し立てるように喋る。
「あんたそれ隠しときたい秘密じゃなかったの…?」
「うるせぇ!!この際喋っちまった方が気が楽で良いんだよ!!」
臆人が半ばやけくそで話していると、そこに二つの人影が近づいてきた。
「面白そうな話をしているね!!僕も混ぜてくれよ!!」
「私もその話混ぜて下さいませんか?」
一人は左右の金髪が唸りに唸ってしまったのか、ロールケーキのようにクルクルと巻き付いているとても変な髪型の男と、もう一人は、楓よりかなり背の小さい女の子で、空色の髪を肩甲骨まで伸ばし、可愛らしい赤いステッキを持っている。
「じゃんじゃん座れ!!今夜は宴だぁ!!」
気づけば臆人もかなり酔っ払っていた。だが、張本人は全くそれに気付かない。それどころか、お酒をどんどんと飲もうとする。
「おい臆人…飲み過ぎだぞ。そんな一気に飲んだらアルコール中毒になるぞ」
面倒見のいい拓郎はそれを拒み、臆人の手からグラスを奪い取る。そしてこう言った。
「あれくらい酒が強くなったら好きにでも飲んでいいぞ」
拓郎は、ある女性を指差した。ペースは少し遅いが、顔は全く変化せず、ケロッとしている女性。ビールはいつの間にか三杯目になっていて、臆人は驚く。
その女性の名前は雪野 楓。間違いなくこいつは将来酒豪になると、酔いながらも臆人はそう感じた。
「あのぉ…座ってもいいのかな?」
「あぁ…!ええぞええぞ座れ」
拓郎は先程から立ち尽くしていた二人に椅子を用意し、二人を座らせた。
「お前達は何学科なん?そんで名前は?」
凶の問い掛けにまず答えたのはクルクル頭の金髪だ。
「あぁ…僕の名前は宍戸 亮。宍戸でいいよ。僕は宿敵科の一年生さ」
その次に答えたのは空色の髪をした少女だ。
「あ、えっと…私の名前は五十嵐 愛未と言います。脇役科の一年生で、治癒術師の卵をやってます。お願いします」
「ほへぇ!!宿敵科と脇役科パートツー!!全学科勢揃いじゃねぇか!!」
凶が手を広げて声を上げる。勇者科、女英雄科、悪役科、宿敵科、脇役科。この学校に存在している五つの学科の一年生達がこの狭い酒場の一つの席に集合したのだ。
こんな事、普通の学校では中々あり得ない話で、酒場という仲間を集める場所があるからこそ出来た事だ。
「ん?というか、脇役科なのに拓郎と愛未ちゃん全然違う体格だけど…ていうか治癒術師って言ってなかったか今?」
「何だ知らなかったのか?脇役科には色々な役職が存在してんだよ。守衛、治癒術師、魔法使い(ウィッチ)、武闘家とか色んな役職があんだよ」
拓郎の説明に、納得したかのように感嘆する凶。臆人も、そういう役職的なものが存在していると言った話は聞いた事があったが、具体的に聞くのは初めてだ。
「面白ぇな!!因みに拓郎は何の役職なんだ?」
「俺は守衛だよ。勇者を守る事に特化した脇役だ因みにこの子は治癒術師だからその名の通り、治療に特化した女の子だよ」
「あ、は、はい!宜しくお願いします皆さん!!」
ぺこりと頭を下げる愛未は、何というか存在そのもので人を癒せるような気がする。
「おいおい可憐なる僕の存在を忘れてないかい!?僕は宿敵にして最強のイケメン男宍戸亮!!代々受け継がれてきたこの宿敵の血を、勇者にぶつけるのが仕事さ!!」
「何!?お前も代々やってました系なの!?イケメン君!!」
「いや、イケメンですけどイケメン君はやめてくれよ!!せめて宍戸坊っちゃまにしてくれたまえ!!」
「いっぺん死ね!!」
「何だとこの脇役がぁ!!」
売り言葉に買い言葉が横行する中、臆人はある事を思い出した。
「ていうかこれでさ、パーティー組めるじゃん?確か…四人一組の…」
「四人一組一人on一人でしょ?勇者率いる女英雄と脇役二人。そして宿敵と悪役。この組み合わせが出来るって事でしょ?」
臆人が言おうとした事を楓はスラスラと語り出し、周りの視線が一気に集まる。
「詳しいんだなぁ楓は!」
「え、えぇ…まぁ…常識よ」
拓郎の言葉に照れ臭そうにそう言い返す楓に、ニヤリと臆人は笑う。
「まあ何たって勇者オタ…!!」
「ほぁたぁ!!」
何かを言い掛けた臆人の腹に肘を減り込ませ、臆人の口を、楓は一気に封殺した。
「こ…この野郎てめぇ…」
「あんたがいけないんでしょ…!また言い出そうとしたら今度はこれじゃ済まさないからね?」
「…あい」
他の四人は何のことやらさっぱり分からず、ぽかんとしてたが、取り敢えず何でもないと誤魔化す楓だった。
「それにしても何か…一気に増えたわね?最初は三人だったのに何だかんだで六人になっちゃったわね」
「作者も大変そうだな?な、臆人」
「やめぃ!!ま、まあ!!こうして六人になった事だし…」
臆人は飲みかけのグラスを掲げた。その次の行動を読み取り、各々飲みかけやら新しいグラスを持ち上げて__
「「「乾杯!!」」」
カン、と甲高い音が響いた。
***
「何で私がこいつを!!ったく…」
大分夜も更けたので、六人は解散となった。そこまでは良かったが、凶と臆人が飲み過ぎて立てなくなってしまった為、こうして凶を拓郎が、臆人を楓がそれぞれ肩を貸しながら男子寮に向かっていた。
「まあまあ、いいじゃねーか。女英雄だろ?勇者の面倒くらい見てやれや」
「うっさいわね!!そんなのあのナルシストにやらせれば良いじゃない!!何で私が…!!」
「うぅ…頭痛ぇ…吐きそう…」
「ちょ、ちょっと!?それは本当にやめてよ!!我慢しなさい!!気合いよ気合い!!だいたいあんた達が一番飲んでなかったのに、どうしてそんなふらふらなのよ!!」
楓は不満を爆発させながらも、臆人を抱え男子寮へと向かっていく。玄関に入り、エレベーターホールを潜っていく。
「そういや、お前達はいつからの付き合い何だ?」
「お付き合い!?そんなのしてないわよ!!」
顔を真っ赤にさせて楓は全力でお付き合いを否定した。それを可哀想だな臆人__等と思いながら、拓郎は言い直した。
「ちげーよお付き合いじゃねーよ。付き合いだ。いつから知ってるんだ?」
「あ、付き合いね!!付き合い!!えっと…小さい頃から一緒にいるから…もう十年以上の付き合いになるわね」
慌てつつも答える楓を、何となく可愛いなと思いながら、拓郎は感嘆した。
「そんなに付き合い長いのかお前等。通りで息ぴったりな訳だな」
「いやいや、そんな事無い無い有り得ないわよ!!確かに息ぴったりだなお前達ってからかわれた事は何度かあるけど…私達はそんな関係じゃないっていうか…」
言いながらシュンとし始めた楓に、分かりやすいなと拓郎は思った。口に出すなんて事はしないが。
「…好きなんだな。臆人の事が」
「ち、違うわよ!!私はただ、臆人の側で見守ってあげたいのよ」
「見守る?何をだ?」
「そうね…俗にいう生き様ってやつなのかな。ほら、臆人って名前もあれだし、父親もああだから小さい頃から苦労してて…」
その言葉で、楓が何を言いたいのか全て手に取るように分かる気がした。優しい奴だと拓郎は思った。
「確かに見てみたいな。こいつがこれからこの学校でどう生きていくのかを」
「うん。私も」
エレベーターが開き、部屋に着いた。後は臆人を中に入れるだけだ。
「何かしんみりした話になっちまったな。すまねぇ。あんまり女子と一対一ってのに慣れてなくてな」
「気にしなくていいわよ。じゃ、おやすみ」
「あぁおやすみ」
こうして二人はそれぞれ部屋に入っていった。こうしてこの話は幕を閉じる__はずだった。
戸を閉め、臆人を布団まで運ぶ途中、悲劇は起こった。
「うぅ…気持ち悪…うぅ!!で…」
「は!?へ!?いや…ちょっと…ま!!!!」
離れようとした楓の服に、臆人はそれはそれはもう豪快に、とてもとても豪快に、ゲロをぶち撒けた。
「いいいいいいいいやぁああああああああ!!!!」
という一幕があり、これで話は終わると思いきや、まだ続く。
「しょうがない…しょうがないわよね…うん…これはしょうがない事なの。落ち着いて…私」
わしゃわしゃと頭を洗いながら、楓はボソボソと呟いた。今、楓は臆人の部屋の風呂場を借りている。
あんなゲロ塗れの状態で帰りたくないという一心だったが、ほんの少し後悔している。
「ていうかあいつがいけないのよ!!何で私がこんなにドキドキしなきゃ…って何でまずドキドキしなきゃいけないのよ!!あぁムカつくわ!!」
「__ですの__になります__くだ__」
その時、何か機械音声のような声が聞こえてきたが、楓は気にも留めずに身体を洗い流した。
「取り敢えず臭いとかは大丈夫そうよね?こんなに洗ったんだし…」
楓は臭いを嗅ぎながら取り敢えず風呂場から上がった。髪を乾かし、近場に畳んで置いてあった臆人の寝間着に着替え、取り敢えず洗濯機を回しておいた。
これで明日の朝に、臆人に家で干してもらえればまだ使えるだろう。
「それにしても…あいつのでかいわね。こんなに身長あったっけ?」
手が袖にすっぽり埋まってしまう程の大きさだ。鏡で見ると何だか楓が体が縮んだ子供のように見える。
「コ○ン君じゃないんだから…アホくさ」
取り敢えずこれで何とかなったと肩の力を抜き、楓は玄関の取っ手に手を掛けた。
「…うん?開かないわねこれ…どうなってるのかしら?」
嫌な予感がする。ガチャガチャと取っ手を左右に動かすも、全く扉は開く気配が無い。
「もしかしてさっきの機械音って…」
楓は着けていた時計を確認した。只今十二時十八分。そして一応携帯していた生徒手帳を勢いよくめくっていく。
「嘘…でしょ…?」
生徒手帳にはこう書かれていた。
第一六条 生徒は十二時を超えた後の外出は基本禁止にする。もし何かある場合は事前に知らせておく事。その場での申し出は認めない(因みに十二時を越えると各部屋に自動ロックが掛かるので気をつける事)。
「ええええぇ!!!」
とんでもない事態になってしまった。これは由々しき事態だ。こんな事、神様のイタズラにしても程がある。
「な、ならいっそ壊してしまえば…」
その時、生徒手帳が落ちて、ページが捲られた。そこにはこう書かれていた。
第二四条 器物破損を犯した者は、停学、もしくは退学処分とする。
「ひえぇぇぇ!!」
こんな事で停学処分になってしまっては、いきなり学科間の繋がりに入っていけなくなる。それ以前に、停学そのものが嫌だ。
「こうなったら…もう…ここで…朝を迎えるしか…方法が…」
恐る恐るベットの方へ近づいた。幸い、臆人はもう眠りこけている。あまり触れないように寝て、朝を迎えたら直ぐにここを出て行くしかない。
因みにベットは一つしかないので、ここで寝るしかない。床で寝るのもありだが、季節は春にしても肌寒いので、床で寝たら風邪を引く。
「そもそも何で私が床で寝るなんて事を考えなきゃいけないのよ…!この馬鹿臆人…!」
全てはこの元凶臆人の所為だ。無理矢理起こしてやろうかと思ったが、何となくそれは気が引けた。
「はぁもうしょうがない…!私だってやるときはやる女よ…!使い方合ってるのか分かんないけど」
楓は恐る恐るベットの中に入っていき、布団を被り、臆人に極力近寄らないように幅を取り、寝る態勢をどうにか作った。
(……寝れる訳無いじゃないこの状況でぇ!!)
言葉には出さず、腹の奥底で吠えるように楓は言った。こんな同棲してるカップルのようなシチュエーションで、寝れるほど楓の神経は図太くない。
そして楓は思わぬ考え方をしてしまい、もっと寝れなくなる。
(臆人の服に後ろが臆人で臆人の布団に臆人の枕…あああああ何を考えてるのよ私はぁ!!)
悶え苦しむ楓の傍ら、臆人は健やかに眠っている__そう思っていた。
(え、いやこれどういう状況なの!?!?何で楓が後ろにいるんだ!?何で俺の部屋に!?まさか夜這い!?って待て待て早まるな…まず記憶を一度整理しよう)
臆人は起きていた。と言っても起きたばかりで、その前の事は何も覚えていない。つまり、何も状況を分かっていない。
なので、起きたら後ろに楓がいるという状況にとても驚いている。このまま声を掛けるのもありだが、それをして良いのか悪いのか、臆人には判断がつかない。
という事で状況整理だ。
(まず酒場に行って皆と乾杯して飲んだ後…あれ?そっからの記憶がねぇな。もしかすると楓がここに運んでくれたのか?でもでも何でこいつも一緒に寝てるんだ?分からん…分からんぞぉ!!)
幾ら考えても良く分からない。しかもそっと後ろを覗いて楓を良く見ると臆人の寝間着を着ているのでますます分からない。
(一体どうすりゃいいのぉ!!!)
(一体どうすればいいのよぉ!!)
二つの心の叫びが響きあい、満天の星空に消えて行った。二人はそのまま夜を越え、朝まで一睡も出来ずに過ごしましたとさ。めでたしめでたし。
((めでたくない!!!!))




