授業?そんなの10秒で崩壊だね!!
誤字脱字日本語がおかしいなどあまり気にしないでいただけると嬉しいです!
カモノハシってペリーのイメージしかないのは私だけ?
[1時間目・現代文]
一年五組の教室で黒板の前にたつ先生はすでに疲れた表情をしている。
先生「今日は…今日こそはまともな授業するぞ。
お前ら"真面目"に現代文するぞ。いいな?」
メグ「はいっ!現代文って今っぽい文ってことです
よね?」
サラ「なら、TikTokのコメント欄は教材だな。
現代文どころか現代語彙の宝石箱やぁ〜」
ルカ「……我が心の詩も、時代の波に染まる、、か」
先生「…………もう、無理ぽ」
先生は、気を取り直して教科書を開く。
先生「えー。今日は『山月記』だ。李徴が虎になる話
ってところまではやったな。
早乙女、感想言えるか?」
メグ「トラって寅年のことですよね!?私も2020年
内面だけトラでした!!!」
サラ「干支の憑依ってあるよな。年明けに全員虎にな る的な」
先生「いや、そういう話じゃ……」
メグ「ちなみに去年はうさぎになって部屋のなか飛び 跳ねてたら親に叱られた記憶が…」
サラ「飛び跳ねてる娘に"落ち着け"って言える親って
なんか色々と悟ってんな」
ルカ「獣の年は、年月に応じて目覚める…当然の理」
先生「(もう、このクラスやだ〜)」
すると、メグが急に立ち上がった。
メグ「李徴は虎になりましたが私は今、何になってま すか?」
サラ「昨日のメグは突進型ハムスターだったけど
今日は火力高めのカモノハシやな。
口元の哀愁えぐち」
ルカ「…………水辺の幻想種」
メグ「なにそれちょっと嬉しい…」
先生「(俺は何を見さされているんだ…。
どちらかといえば退化した粉チーズだろ)」
[授業終了のチャイム]
先生「もういい。お前ら作文でも書いとけ。
テーマは『私と文学』な」
メグ「任せてください!!題名は私とカモノハシにし
ます!!」
サラ「今思えば李徴も寂しかったんだろうな。
カモノハシと通ずるところがあるわ」
ルカ「………孤独なるものは、常に獣と語らう運命」
先生は机に突っ伏した。
先生「来週……来週こそツッコミ系転校生が来る!」
[職員室]
副担任が顔色の悪い担任に声をかけた。
副担任「例の転校生、来週からこのクラスに来るんで
すよね?」
先生「……普通、、の子だよな?」
副担任「うーん、常識的とは書いてますよ。」
先生「それだけで、、もう十分希望だ。」
次回予告
ノリと勢いだけで構成されている一年五組・ボケ三銃士に常識人が爆誕!?
果たして彼女のツッコミは通じるのかーー?
最後までお読みいただきありがとうございます!
次回、ツッコミ不在地獄からの解放かーー?