無力であることを
人はいつか消える。あなたも僕もいつの日かこの肉体は消えてしまう。
人はなぜこれほどにまで無力なのでしょう。
愛する人をこの世に留めることすら人にはできない。そして自分自身もいつの日か愛する人を残してこの世から去っていかねばならない。それが人にはどうすることもできない宿命と知っていても、人は人を愛さずにはいられない。
おそらく、人は自分の想いも生き方も自分ではどうにもできないのでしょう。ままならないものを抱えて生きていくしかない。この世界のあらゆるものに対して為す術も無く立ち尽くしている、というのが真実の姿。
けれど、いつの日かひとりきりで生きていかねばならない時が来るとしても、愛したという事実は消えることはないのです。
どんなに遠く離れていても、どんなに時が経っても、愛し愛されたという真実は決して消滅することはない。それこそが人が生きた証。
だからこそ人は懸命に愛という証を自らの心の中に立てるのです。心から愛し与えることによってのみ人は自分を救うことができる。
どうかあなたのすべてをこの世界に与えてください。あなたの真実を、あなたのまごころを、この世界に。
あなたの言葉にはほんとうの力があります。あなたの言葉はたくさんの人々の心に直接届きます。なぜなら、あなたはほんとうに美しい心を持った人だから。
あなたのすべてを言葉に託してこの世界へ捧げてほしいのです。




