文箱の中から

ふたりの言葉

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あなたの唇に触れて

なめらかな唇に触れて

言葉は熱く溶けていく

唇を重ねて

抱きしめて抱きしめられて

孤独なひとりの言葉はかけがえのないふたりの言葉へと

あの日ぼくたちが夢に見たことは

みつめあうこともかたりあうこともだきあうことも

すべての限界を超えて

ふたりだけの秘密の証を

見つめ合うように語り合うように抱き合うように

ひとりきりの言葉からふたりの言葉へと

あの日ふたりが見た夢は

この青空を自由に飛べたのだから

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