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春の夜





溶けていく裸身

ふたりだけの今


あなたと僕しか存在しない世界

そんな世界が既に存在していると

いつから僕たちは気付いたのだろう


あなたとこうして言葉の逢瀬を重ねて

誰にも見せたことのない言葉の素肌を抱き合う


窓のない狭い部屋の中で

過去も未来もない


この世に僕とあなたしか存在しない

春の夜の底を





人は現実がなければ生きていけない。


けれど現実だけでは生き続けることは難しい。


理想、夢、憧れ。そういうものがなければ生き続けられない。


それはきっとあなたも同じ。だからこそ美しいのだと。


本当の永遠を迎える時に、あなたが理想としたもの、夢見たもの、憧れたもの……をきっと僕は思い出すでしょう。


あんなにも美しい世界を見せてくれたあなたを思うことができる幸せの中で僕は永遠へと旅立つでしょう。



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