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A班(外)ファイル ― 門番は留守に鍵をあずける ―  作者: ぽすしち
(外)ファイル№09

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悪い幽霊



「レイとゲイリーはジュニアの子守と昼飯つくるからって断られた」


 ケンの報告に、当然だなとジャンがうなずく。

「だいたい、ケビンがどこかに隠れてるとか、ありえるか?あいつならさっさと顔をみせにくるだろ?」


 これにうなずいたショーンが、あらたまったように、「先におまえたちに言っておくことがある」とジャンとケンを交互にみた。

「おれは、 ―― マックスがみたフロント係は《幽霊》だと思ってる」


「うわお、衝撃発言」

 ケンが両手を打ち合わせてみせるのに、それをおしのけたジャンがショーンの顔をのぞきこみ、心配そうにしばらくみつめた。

「 たのむ、ショーン、いまのは悪ふざけで言ってみただけだって訂正してくれ」


「訂正はしない。おれとゲイリー、あとそこの二人で階段をおりたとき、勝手に階数がとんで三階でなく二階についた。すぐに確認してあがっていったらおかしいことはなにもなくて、おれだけの勘違いってことにされたが、コルボクのあの反応みただろう?あいつのいう『悪い精霊』ってのは、おれたちの感覚でいうところの『悪い幽霊』っていうのもはいってるはずだ」


 はなしの途中から首をふりはじめていたジャンが、こちらをいきなりふりかえり、幽霊だったか?とおれにきく。


「いや、・・・透き通ってなかったし、顔色もそんな悪くなかった、・・・とおもう」

 なんて返せばいいのかわからないので、妥当とおもわれることをいってみる。




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