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1章 3話 プレイヤーキラーとの戦闘

私はライフルをいつでも撃てる状態にして、気づいてないふりしながら歩き続けた。これは主に油断を誘うためだ。それにだ。万が一のこともある。レッドネームかどうかを確認したほうがいいだろう。




はい。レッドネームでしたー。このゲームは見た目変えられるためホントの年齢や顔などはわからないけど、恐らく年下だと思う。理由としては、せっかく囲んでいるのに堂々と出てくるし、作戦もクソもない。人数は6人で全員みたい?さらに大きな油断ときたところだ。まぁデメリットも理解したうえでプレイヤーキラーになるのなら一周まわって驚くけど、理解してない感じかな〜。




「ははは。よく来たな!俺様に金を払うなら見過ごそう!だが、金払わないない。もしくは足りない時には、俺様等にキルされるから気をつけろよ。」




と、リーダー格がいった。それってあーだこーだ理由をつけて結局キルするんだろうな。私はそう思いながら無視した。すでに彼らは全員レッドネーム。私から仕掛けても私にデメリットはない。襲われるまで待ちましょうでもない限り先手必勝だ。




「おい、聞いているのか!」



声を張り上げながら近づいてくる、男を無視して、私は後方にかけだし、




「お、おいまて。っち、お前ら足止めしろ。」




と、いうリーダー格の指示を聞いてようやく動きだした、後方にいた2人にヘッドショットした。囲まれた場合退路を確保するのが城跡だ。退路を確保できなかったら袋の鼠だしね。それぞれ一撃ずつだが、それほどにレベル差はないのか、HPがそれぞれ約3割くらい削れていた。後方にいた2人が持っている武器は剣と槍。そのためまずは、中距離攻撃ができる槍に狙いをつけて、(とはいえ立ち止まったら後ろにいるリーダーをはじめとした敵に狙わるので)、走りながら追加で1発いれた。残りHP4割になった槍使いの攻撃を避けながら0距離で追加で2発いれた。




槍使いがポリゴンになるのをみながら残った剣の方にも数発弾丸をあててこちらも同じように討伐した。追いかけてきてたはずのリーダー格達も、一瞬のことに驚き、足を止めこちらを睨んできた。




「テメーよくもやりやがったな。」




リーダー格が切れたみたいだ。




「人を襲うんだからキルされる覚悟も、持つべき。」




私はそう言いながらライフルを構え直して、そのままとまっている取り巻きの魔術士を撃ち抜いた。今まで距離を取っている間は一切魔法は飛んでこなかったが、今後もそうとは限らない。速めに落としていて損はない。やはり魔術士は防御力が弱いのか1発目で半分以上削れていた。




「やばい。回復するね。」




近くにいた僧侶が回復しようとしていたが、その僧侶を撃ち抜き詠唱キャンセルした。回復の詠唱1番短いのはヒールの一言ですむ。




私もさっき倒した剣士の方を僧侶が回復しようとしていたが、私の攻撃が速かったためか剣士の方に向かっていた回復が僧侶の方に戻った。これは詠唱キャンセルもできるのではと感じた私は、魔法使いに一撃入れたあと私は狙いを僧侶に変えていた。予想通り回復始めていた僧侶を撃ち抜き無事成功した。




これを見ていたみたいほかの2人も慌て始めたのか斧使いのリーダーと格闘家が接近してきた。それでも私の射線を切れていないこれは狙ってくれと、言われてるみたいなものだよ。私は再び詠唱始めていた僧侶を落として、それと同時に右斜め後ろにバックステップで飛んでファイヤーボールを避けた。さすがに僧侶と魔法使いだと僧侶を落とす方を優先したためこれは仕方ないことだ。じゃないとこっちがジリ貧の永久機関となる。




とはいえ、飛び終わった後に追尾型じゃなくてよかったと思った。そして相変わらず射線を切れてない2人を無視して私は魔法使いを落とした。




「てめぇ、もう許さないぞ。」




キレたリーダーが斧を振り下ろした。シューティングゲームしていたら斧使いはいないけどただ振り下ろすだけなら射程距離を見極めたら簡単だ。それに激昂してる者の動きは単純だ。大ぶりで単調。私は一定の距離を取っていたら攻撃を喰らうことがない。




だけど、そんなことしていたら格闘家に距離をつめられた。私は格闘家に一撃入れたがそれでも間に合わない。咄嗟にライフルで拳を防いだ。ライフルはそう使うものではないけど、何故かしっくりきた。私はバックステップしながら、ライフルを振り下ろした。一瞬、相手の油断を誘うためだったのだけど、相手のHPが1割削れている。ライフルの攻撃とあわせて2割だ。つまりライフルの威力と同じ量のダメージを与えれたということだ。




私は疑問に思いながらも、今、それどころではないので、改めて集中し直した。すると、前の時みたいに身体の内から力が溢れてくる気がした。私は斧を避けながらバックステップをして格闘家に一撃撃った。するとさっきは1割だった攻撃で2割も削れた。だが、相手もオーラのような者をまといさっきより速い速度で距離を詰めてきた。




ただのプレイヤーキラーと思っていたけど、とにかく振り回すだけの斧使いのリーダーと違って、遠距離相手の戦い方をわきまえているみたい。だが、一切防御しないのはこいつもキレてる証拠かな?まぁそれでもプレイヤーキラーに変わりないし、私は一撃一撃を見極めてライフルで受け止めた。使い方は間違いかもしれないけど、それでも完璧に受け止めたらダメージを0に抑えられる。




そして一瞬の隙をついて、ライフルで殴ってダメージを与えていく。途中途中、拳を受け止めたり、斧を避けたり、と、忙しかったがいちいち振り上げて下ろすだけの斧使いは意識の2割を向けているだけで、簡単に対応できる。しかも避ければ避けるほど単純になる悪循環だ。




それから、5分隙をみて殴り削っていたおかげで格闘家の残りHPは0.5割だ、恐らく格闘家の特徴だと思うんだけど4割超えた時点でダメージが入りにくくなった。それでもその格闘家は自分のHPを見てないのか、がむしゃらに攻撃を仕掛けてきてる。




「いい加減あたれよ。クソが。」




格闘家の方もイライラしているのかどんどん口が悪くなる。とはいえ、ここまで削れば後一撃だ。私は相手の攻撃にあわせて大きく後ろに飛びライフルを構えて放った。もちろん命中させたのは当たり前として、デーンと音がなった。そして格闘家の頭にドクロマークが現れた。もしかして即死効果が発動でもしたのかな。とはいえ、残り一人だ。




私は斧使いの攻撃を避けてそのまま進んでゼロ距離で数発撃った。それで3割は削れた。やはりというべきか、格闘家よりも防御力は高いみたいだ。とはいえ、格闘家より行動が遅く動きがわかりやすい分戦いやすいな。




格闘家のときより時間はかけずに終わった。これでプレイヤーキラーは全員倒したかな。周りの気配を探ると、別のプレイヤーがいるみたいだけど、どちらかというと、この斧使いを睨んでいたみたいだからプレイヤーキラーにかられた方かな。とにかくこれで終了。私が、そう思った瞬間どっと疲れが出た気がした。この状態でスライムEXはきついかな?ちょっと街に戻ろうかな。




そんなふうに考えているとレベルアップ音聞こえた。そういえばステータス変わっているのかな?後で確認しようと。あーほんとに疲れた。まさかシューティングゲーム以上の疲れが出るとは、とはいえ楽しいかも。誘ってくれた結衣には感謝だね。




私はその場に腰をおろして背伸びをした。さてステータス確認しようと。












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