1章 11話 スライムの森EX3
私の前にいる黒いスライム(おそらくスライムキング)は、ちょっと震えたかと思うと黒いスライムの頭の上に5つのファイヤーボールがでた。そして私は避けるモーションを取りながら、黒いスライムの動きに注視した。ファイヤーボールのスピードは劣化スライムキングより速かったが、対応できない程ではなかった。
そして、さっきの杖スライムと違って、黒いスライムは防御行動を取らない。それも利点だと思う。私は避けながら次々とあてていった。1度見ただけのことはあり、核の位置もわかっているため他のスライムに比べるとやりやすい。一発一発0.5割ずつ入っている。時々接近してきたら銃で殴り距離を取る。特に身体強化は使ってないが、それでも斧使いの恩恵なのかそこそこのダメージが入っていた。
触手、それはダメ。絶対。私にそんな趣味はないため即潰す。
HPも順調に削れ残りHP5割となった。そして黒いスライムはやっぱり自分の身を犠牲に仲間を増やした。今回は5割で使って来るとは速い。少し警戒したが呼び出されたのは普通のスライムのために警戒はとく。とはいえ普通に30匹以上いるのは異常だと思うけど。私は自分に飛びかかってくるスライムを銃で横殴りにして一気に数を減らした。今の私のライフルじゃワンショットワンキルのため、地味にこれが効率いい。
そして本体の方は3割でとまっている。そしてここで5色のボール魔法を使ってきた。今回のはそれが3つずつという出血大サービスつきだ。私は距離を取って時には近くにあった大岩などにかくれてよけた。というか、ソロプレイならこれ避け切らなければ即死確定。相変わらずこの黒いスライムは殺傷能力高いらしい。
そして、残り10体までスライムを減らしたとき、黒いスライムの動きが止まり、少し上を向いたかとおもうと、斜め45°にダークボールを大量に撃ち出してきた。この攻撃は雨だ。動かなければ、即死級の雨が降る。
だが、これについても、対策は考えてある。それはこの攻撃が発動した時に、攻撃の受ける側(ここでは、私をさす)のいる位置にふるため、発動直後に黒いスライムの後ろまで走り抜ける。
そして、私の後ろのほうでさっきまで私がいたところに、ダークボールが降った。危ないな、危機一髪だったよ。
そして、運の良いことに、敵の雨のようなダークボールの効果で、残っていたスライム達は全滅した。敵モンスターにはフレンドリーファイヤーがあるしね。これは、ラッキーだった。さらに大技の影響か、黒いスライムが動かなくなった。私はこれ幸いと、身体強化をつかい物理で殴り始めた。せっかく近くにいるので、わざわざ距離取る分めんどくさい。
そして、黒いスライムが再び動き出す前には削りきれた。レベルが上がっていたのと身体強化のおかげだけど、今回は前回程苦労はしなかったと、思う。黒いスライムは一撃一撃が即死急だから、すべての技を見極めて避ける必要があるけもど、それでも無知ではないから対処もしやすいよね。
そして、私は再び周りなどの状況確認、上質な薬草の収穫などした後、さらに奥の森な方へむかった。途中なんどか、雑魚スライムに襲撃を食らったけれども全部返り討ちにした。そして、大分奥の方へ進むと、木と木の間に大きなサークルがあった。そしてその近くにたってある、立て札に、
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この先ボス戦。注意されたし。
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ついにボスと戦えるのか。私はワクワクしながらサークルの方に歩いっていった。




