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1章 9話 スライムの森EX1

本日より投稿を午前6時にしたいと思います。




ご迷惑おかけしますがこれからもよろしくお願いします。

私は戻りながら桜ちゃんの方を向きこのあとどうするか聞こうとした。さすがに、戻ってきた道を戻ることになるため、気軽に一緒に行こうとはいえない。だが、私が聞くよりも速く桜ちゃんが口を開いた。





「ごめんなさい。そろそろログアウトしようと思ってて…………一緒にいけないです。」





と、申し訳無さそうに、謝った。





「問題ない。じゃあ先に宿戻ろうか?」




私はそう返していく先を変更した。ログアウトはどこでもできるが、宿でしたほうが何かと都合がいい。




「あの、えとその……………お金ないです。」





と、桜ちゃんは話しにくそうに言っていたが、それは私も知っている。でも、すぐにログアウトせず私の話し相手になった桜ちゃんを、ハイさよなら。で、すますのは私個人的に嫌だ。





「しってる。宿代はだす。」





だからこそ私はそう宣言した。それに、せっかく仲良くなったんだから、またいつか遊びたいしね。





「え、あの、その……………それは悪いです。」





と、私に遠慮するように言った。だからこそ私は逆に提案することにした。





「旅は道連れ世は情け。私が困ってたら力貸して。」





と、簡潔に答えた。まだfwoのことくわしく知ってないため断言はできないけど、この先1人じゃどうしようもないことだって増えてくるはず。RPGっていうのはシューティング系統のゲームと違って1人だけじゃ解決しないこともあるというイメージがある。だからこそ結衣も自分を誘ってきたと思う。完全に1人でできるならほかの当選場所を断ることもできたはずだからだ。もちろんただ単に一緒にやりたいという気持ちだけだったかもしれないけど、それはそれで嬉しい。





「はい。わかりました。絶対に手伝います。」





と、桜ちゃんは私の説得に納得したのか元気よく返事した。





その後、私は桜ちゃんを送った後、再びスライムの森に歩き出した。今度は何事もなく無事にスライムの森についた。スライムの森はかなり木が生茂っており、集中してなきゃすぐに背後取られて負けそう。そう感じるような場所だった。そしてスライムの森に入ろうとすると、




...........................................





スライムの森EXの書を所持しています。スライムの森EXに挑戦しますか?




YES ←    NO




...........................................





と、表示された。スライムの森に薬草はえているならEXにもはえているのでは?そう考えた私は迷わずにYESを押した。今回スライムの森に入ってあとからEXに入り直すのはめんどくさいしね。





そうしてはいったスライムの森EXは想像してたよりもきれいな場所だった。おひさまの光は差し込んでいるし、ところどころ木に結晶みたいなのがついててとてもきれい。本当にファンタジーの森に迷い込んだみたいな感じ。私はたまらずゲームのスクショボタンを押した。




その時にやっと私に通知が届いた。結衣だ。なかなかにチュートリアルに時間がかかったらしく、今チュートリアルクエストが終わったらしい。




...........................................





にゅい  ごめん、チュートリアルのラットに時間かか

     って、今チュートリアルクエストも終わった。




にゅい  僕も、今からスライムの森に向かったほうが

     いいかな?




セミスミ  もうダンジョン内。後で合流する。




にゅい  了解。じゃあー僕も適当に行動しているね。

     時間できたら教えて。





...........................................





にゅいは結衣のゲームで使う名前で、如月=2月=に。と、名前の結衣を合わせたものとなっている。私がいえたことではないけど名前の付け方が安直だ。それにしても結衣の方はチュートリアルはラットだったんだ。出現するモンスターはなんか条件の違いでもあるのかな?





そんなこと考えていると、近くからガサガサと音がしてそちらの方に振り向くと杖を持ってる(ささってる?)スライムが現れた。そしてそのスライムは杖を振った。私は嫌な予感がしてたっていた位置から素早く避けた。すると今まで私がたっていた場所に、私を串刺しにするかのような土でできた槍みたいなのがはえていた。その槍は私の身長を軽くこえ、触ってみると土とは思えないほど硬かった。




それを見た私は、改めて油断できない事をさとり、気合を入れ直して集中しながらライフルを構えるのだった。










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