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1章 7話 帰宅

私が、その杖をあげると、桜ちゃんは嬉しそうに受け取った。そして、




「あ、ありがとうございます。いつか、その…………代金返します。」




これは、性格的なものなのか、代金払う気満々のようだ。




「いつでもいい。」




私は、これ以上言っても無駄だし、それに代金払ってくれたほうが貸し借りの意味でもいいかな。そう考えた私は、そのように返した。その答えに満足したのか、




「はい!」




と、特上の笑顔で返事が返ってきた。それをみて、私も自然と笑顔が漏れた。私は立ち上がり、うーんと背伸びしたあと、





「私は一旦街にかえる。桜ちゃんはどうする?」





と、質問した。特に予定もないし、旅は道づれというから聞いてみた。1度街に帰りたいのは、スライムEXに挑むためにMP回復とかもいるしね。適当に選んだスキルに身体強化があって、それがMP消費するみたいだし。まぁ無意識に発動してたけど、役にたったしね。これなかったら、自分もキルされたかもだし。





「えっと、その…………一緒に街に帰ってもいいですか?」





と、桜ちゃんから誘われた。どうやら、私は懐かれたみたい。もちろん断る理由もないし一緒に帰ることにした。





「いいよ。帰ろうか。」





私が笑顔でそう返すと、桜ちゃんは満面の笑みで近づいてきた。





「えへへ。私お姉ちゃんに憧れていたのです。」





そうつぶやいた桜ちゃんは私の手を握った。そういう私も妹に憧れていたのもあり、拒否せず握り返した。




「あっ、えとその、これ私のフレンドコードです。」





と、聞こえたあと、私の画面に、




...........................................




プレイヤーネーム〘桜〙より、フレンド申請が届きました。




フレンドになりますか?




YES←   NO





...........................................





と、書かれた画面が現れた。私は迷わずにYESを押した。





「私はセミスミ。よろしくね。」




と、簡易な挨拶を済ませて私達は街に帰った。私と桜ちゃんは色々な話をして、街に帰ったため初対面とは思えないくらい仲良く慣れた気がする。




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