Alliance of Quintetto
●バランスの良さは感じられるが、相変わらず「ベタ」な印象も。
【収録曲】
1.クインテット
2.BABEL
3.daisy
4.アマリリス
5.bird cage
6.囮囚
7.Bloody Liar
8.DEAD
9.ALIVE
10.有罪布告
11.chang[e]
12.プロメテウス
13.to be continued
14.overtime
15.gifted
フルアルバムとしては『Q.E.D』から約4年と、久し振りのリリースとなったBLUE ENCOUNTの新作。前作と比べて短めの曲が目立ち、曲数の割には収録時間がさほど長くない感じでしょうか。また、主にアルバム曲において英語詞の割合が増えており、その点はベーシスト・辻村勇太のアメリカ留学が影響しているのかもしれません。
基本的にロック色の強いバンドサウンドを聴かせつつ、『daisy』は軽快なメロディックパンクに仕上がっていたり、『DEAD』ではラウドな面を強調させたり、『プロメテウス』ではファンキーな演奏を聴かせたり……と、所々で変化を付けているのは彼ららしいといったところ。『bird cage』においては、あえてバンドサウンドを抑えて打ち込みのリズムを中心としています。そういう意味では、一本調子にならずにアルバム全体でバランスが取れていると言えるでしょう。まあ、相変わらず「ベタ」な傾向があり、個人的にはそこから一歩進んで欲しいところもあるのですが。
評価:★★★★




