Journey through the new door
●普段通りのBLUE ENCOUNTで一区切りを。
【収録曲】
1.Z.E.R.O.
2.vendetta
3.終火
4.青
5.DOOR
BLUE ENCOUNTの5曲入りミニアルバム。ベーシスト・辻村勇太のアメリカ留学によってバンドの体制が変わる直前にリリースされており、「一区切り」的な立ち位置の作品といったところでしょうか(彼はバンドから脱退したわけではありませんが)。
作風としては、「激しくもメロディアスなギターロックを主軸としつつ、様々な音楽性を取り入れていく」といった普段通りのスタイル。しっかりとインパクトを持たせた楽曲自体は魅力的であるものの、それゆえに、やはり全体的に「ベタ」な印象が捨て切れないところがあります。特に『終火』に関しては、歌詞の面からある種の「わざとらしさ」を感じてしまったところも。
一方で、『DOOR』のようにベタな点が気にならないほどの「勢い」を感じられた曲もありましたし、その点は良くも悪くも……といったところでしょうか。その辺りが上手く噛み合えば、もっと面白い作品を作り出せそうな予感がするのですが。
評価:★★★★




