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久木陽奈の暗躍 89 裏話を聞きました

『裏話』という話を神様方からうかがった。

 話し終えた神様方がドヤっておられるのがわかる。

 が、私は頭を抱えるしかできない。


 つまり。


 京都に生まれて社会人してた私が死んで、記憶を持ったまま転生して晃に出会ったのも。

 晃が生まれたときから霊玉を持っていたのも。

 伊勢の神々の『(いと)()』の遥さんが晃の母親だったのも。


 全部。ぜんぶ。ぜーんぶ!

 前前世の私の策略だったというわけですね!


 おかしいと思ってましたよ。高霊力保持者の晃の『半身』なのになんで私は一般人並の霊力しかないのかなって。

 私の分の霊力を晃が持ってったのかと考えてたんですけど、違ったんですね! 前前世の私が『願い』の対価にしたからなんですね!?


 ああもう。色々納得しましたよ。霊玉守護者(たまもり)五人が同い年なんて都合良すぎとか。何百年も解けなかった『(まが)』の封印がなんで現代(いま)解けたのかとか!

 全部、前前世の私の暗躍があったわけですね!


「やっと『日の巫女』と呼べる」じゃないですよ! いりませんからそんな称号!

 あ、イエ、スミマセン! そういう意味じゃなくてええと、ホラ! 今の私はそんな高霊力持ってませんから! ね?『日の巫女』なんて称号にふさわしくないですから!

『それはそれ、これはこれ』って! 神様がそれはいいんですか!? ……いいんですか……。


 ……………。


 ……………ハァ。もう好きに呼んでください。

 でもホントなにもできませんよ?

 ………え? 時々コウと霊力献上すればいい? この前のアレ? ……ああ。まぐわいの許可をいただくためのアレですか……。はあ……。まあ、アレでいいなら……。

 今回の御礼も足りないと思ってましたし……。こんな裏話聞いたら、前前世からの『お願い』を叶えていただいた御礼もしなきゃですし……。


 はい。ではまた献上しますね。

 あ。伊勢のあの場所で、ですね。承知いたしました。


 ていうか、つまり遥さんは昔の私達の、ええと……ナニになるんだ? 遥さんの母親、晃のおばあさんが私達の曾孫になって、その子供だから……玄孫(やしゃご)? で、晃はその子供だから……昔の私達の来孫(らいそん)になるのか。


 ……………。

 ややこしいからこれ以上考えるのはやめよう。

 とにかく、遥さんは昔の私とコウの娘の娘の娘の娘なわけですね。血脈がつながってるからかろうじて出産に耐えられたと。


 そういえば白露様と遥さんが友達だったのも昔の私達の関係ですか?

 ああそうですか。私達が死んだあとも子供や孫と親しくしてくれて時々顔見せに来てて、孫の子供とも親しくなって、で、その子供として生まれた遥さんとは特に気が合って仲良くなったと。ちょうど菊様が現世におられなかったからずっとそばにいたと。


 てことはあの方、私達が昔の伊勢の『日の巫女』のヒナと『火継の子』のコウだってご存知なんですか?

 あ。やっぱりご存知なんですか。でも私達にその頃の記憶がないから知らんぷりしてくださってると。


 ちなみに私達の『願い』のことは………。ご存知ない。よかったです。

 晃が遥さんの子供として生まれたのも、私が隣家に生まれたのも「よくある偶然」だと思っておられると。


 まあそうですよね。自分の子孫――血脈に転生するひと、多いですもんね。昔の私達の子孫として晃が生まれ変わるのはよくあることですよね。

 おまけに生まれたときから霊玉持ってたのも「霊玉守護者(たまもり)だったから」で納得してたんですね。

 あ。他の四人もみんな昔霊玉守護者(たまもり)だったんですか。それで全員霊玉持って生まれたんですか。

 それもあって晃のことは気にしなかったんですか。へー。


 私が晃の『半身』なことは白露様はご存知だったけど、『半身』がどういう作用を及ぼすのかはご存知なかった。だから私が晃の『火』を抑えられるのは『生まれたときからずっと一緒だから』だと思ってたと。

 そうですか。そんなに『半身』てめずらしいんですか。そのわりには私のまわり多いですけどね。


 は? 晴臣さんとアキさんも『半身』!?

 でもあのおふたり、自覚ないですよ? ………はあ!?『ヒノ』の王と王妃だった!?

 あんなにたくさんのひとを死なせ、結果的に神様方へ献上される霊力を減らした原因となる『願い』をかけた王には罰として『霊力なし』として生まれることと『半身』がわからないようにすることを課した!?

 でも王妃のほうは罪はないから、王妃の『願い』が叶ってふたりは毎度(めぐ)り合い愛し合うと。ただ『半身』と互いにわからないだけだと。

 それであのおふたりあんなにラブラブなんですか。なんか納得です。


 ああ。やっぱりそうですか。いえ。報告書にチラッとありまして。そうかなぁと。

 高間原(たかまがはら)からのひと、けっこう転生しておられるんですね。

 あのおふたりが黒陽様の双子の娘さんということは、息子さんも転生してたりして……。してる!? は!? ウチの兄達が!? えええええ!?


 じゃあ、じゃあ、黒陽様の奥様も………?


 転生してる!? どこに!?


 ………ちなみに、その方今おいくつですか……?

 ………ほほう。いいカンジですね。

 そうですね。そうなったら竹さんが喜ぶことは間違いないですね。私達も逢えるように『願い』をかけときます。



 ………はあぁぁぁ………。

 菊様から情報整理を命じられてたのに、かえって情報が増えちゃいましたよ……。

 イエ。非常に有意義で有用で萌える情報ばかりでした。ありがとうございます。今回の件が落ち着いたら必ず御礼にうかがいますね。

 手土産はなにがいいですかね。アイスとかいかがですか?

 かしこまりました。オススメを持参いたしますね。


 はい。ではこれにて。

 このたびは誠にありがとうございました―――。




 すう、と意識が沈んでいく。

 まるで海の底に沈んでいくような感覚。

 けれど誰かが私をやさしく抱いてくれているのがわかって、安心して沈んでいった。


 あたたかい。安心する。

 これは。このぬくもりは。


 ―――コウ―――


 愛しい『火』が私に注がれる。私の呼びかけに応えて。


《ヒナ》

《愛してる》


 私も。愛してる。


 そう伝えたいのに声にならない。

 口付けたいのに指一本動かない。

 そのまま私は沈み込んでいった。

 愛しい『火』を胸に抱いて―――。







 ふ、と意識が浮上した。

 ぼんやりした頭でこれまでのあれこれを思い返す。

 瞼が重い。頭も重い。身体も重い。

 眠い。でもトイレ行きたい。喉も乾いた。


 ぼんやりとそんなことを思い浮かべていた。と、ふわりと身体が浮いた。

 そのままゆらゆらとどこかに運ばれる。

 コウが抱いてくれてるとわかったので安心して身を任せる。


「ヒナ」

 呼びかけにどうにか瞼を開くとトイレの前だった。私の思念を読んで連れて来てくれたのか。

《ありがと》

 声が出なくて思念で伝える。

「ひとりで行ける?」なんて言い出すから根性で立った。


 交代でトイレを済ませ、また部屋に戻る。

 部屋を出るときに解除した時間停止の結界をコウが再び起動。

 コウのアイテムボックスに入れてあったお茶とおにぎりを流し込み、ベッドに倒れ込んだ。


 コウと抱き合い額を合わせ、記憶を『視る』。高間原(たかまがはら)で起きたこと。この『世界』に『落ちて』からのこと。滅びた国のこと。『宿主』のこと。叶えた『願い』のこと。姫と守り役達のこと。


 いつの間にかまた眠りに沈み、目を覚ました。コウに運ばれトイレに行き、おにぎりを食べ水分補給をしてまた記憶を『視る』。『異界』でなにがあったか。どんなやり取りをしたか。

 そしてまた眠り、目を覚ましてトイレへ。


 そんなことを何度繰り返したのか。

 ようやくすべての情報を『視る』ことができた。



 膨大な知識と記憶を呑み込むのにはかなりの時間が必要だった。

 私達は抱き合い霊力を循環させながらひたすら眠った。

 眠っている間に情報を処理していく。脳に、身体に、魂に染み込ませていく。


 多分私ひとりだったら発狂していた。

 それほど膨大な量の記憶をコウは抱えていた。


 晃が無事だったのは『白楽様の高間原(たかまがはら)』での修業のおかげ。あちらで精神系能力の修業もつけていただいたおかげ。


 偶然『記憶再生』の特殊能力を持っておられる方がご存命で、修業をつけていただいた。

 そのときになんもかんも『再生』するのではなく、一回全部ダウンロードしてから必要な部分だけを『再生』する(すべ)を身につけた。


 だから晃はあれほど膨大な情報量を受け取っても発狂しないでいられた。

 対象の『記憶』を一旦全部ダウンロードして凍結させ、その場その場で必要な部分だけを解凍して『再生』させた。


 菊様はそのことにお気付きだった。だから敢えて「全部」と指示された。

 全部『視た』今ならなんでそんな指示を出されたのかもなんで晃があんなに抵抗していたのかも理解(わか)る。


 晃が『異界(バーチャルキョート)』で『視せ』たのは全体の一割にも満たない量だった。残りの膨大な量は凍結させていた。そういうことができるのも特殊能力である『記憶再生』の能力。


 でもいくら凍結させているとはいえ、『記憶』をそのままにしておくというのは常に重い荷物を背負っている状態と言える。晃は強い負担を強いられていた。

 だから晃を万全にするためにも『記憶』を全部解凍し処理する必要があった。


 膨大な『記憶』をを少しずつ解凍しては受け取り、解きほぐし、ふたりで共有した。分析し精査した。必要なもの、不必要なものを分別した。必要なものをさらに分別し、それぞれに優先順位をつけた。


 互いを癒やす『半身』の効果のおかげで私達は発狂することなく情報処理を進めていった。

 おそらくはこのために神様方は『日の巫女』のときの記憶を戻させた。

『吉野の高校生の陽奈(ひな)』では扱える術も霊力も記憶容量も足りなかった。

 だけど『伊勢の日の巫女のヒナ』はそれなりの人生生きてきただけあって扱える術も多かった。霊力は献上しちゃってるからどうにもならないけど、記憶容量はおかげで増えた。情報処理速度も早くなったし効率的に処理できるようになった。


 その『伊勢の日の巫女のヒナ』の『半身』だった『伊勢の火継の子のコウ』も記憶容量情報処理能力その他『吉野の高校生の晃』とは段違いだった。

『白楽様の高間原(たかまがはら)』で修行してきてレベルアップした晃だけど、所詮は二十歳(はたち)すぎの若造。前世の年齢と経験を重ねたコウと比べると未熟なところがあった。それが解消された。


 神様方が教えてくださった『裏話』のおかげで、前前世である『日の巫女』のヒナのときの記憶も蘇ってしまった。コウも前世の『火継の子』のコウのときの記憶に加え、奈良時代の頃――マカラの友達だったときの記憶も蘇った。その間のことは思い出してないのはいいことなのかどうなのか。

 とにかく私達は「今は三回目の人生です」と言えるだけの記憶を得てしまった。


 それだけでなく、『オズ』がこれまで巡ってきた数百億年という年月の記憶と、『世界の(ことわり)』まで知ってしまった。ラノベの転生チートどころの騒ぎじゃない。有用な知識がゴマンとある。

 あれとかあれとか作ったら環境問題一気に解決しそうだし。あれを導入したら技術革新起こるだろう。

 そんなもの、日本の片田舎の一般人が持ってていいモノじゃない。私は転生チートで下剋上とか望んでない。正直めんどくさい。そんなものは読者だから楽しめるんだ。当事者になって苦労したくなんかない。私は清く正しくヲタ活に勤しみたい。


 とはいえ本当に世の中が困ることになったらそのヲタ活もできなくなるわけで。

 そう考えたら、多少の情報提供は必要かしら。


 まあ、そんな判断も責任も全部菊様に丸投げすればいいか! そういうときのための上司だ!

 私は『駒』になったのだから。難しいこと考えたり決めたりするのは『駒』を使う側。責任取るのも使う側。そうだそうだそれがいい! そうしよう!




 私達は膨大な知識と記憶を理解し分析し処理した。竹さんのおにぎりと水があってよかった。おかげで適宜霊力と栄養の補給ができた。そうでなかったら途中で力尽きていたかもしれない。


 どうにか記憶を呑み込んだあとは今後の相談。誰になにをどこまで『視』せるか。カナタさんへの対応。『オズ』への対応。姫様方や守り役様方への対応。他に対応すべきところはあるか。考えられる問題点は。可能性は。


 そんな相談もあらかた済ませたあとはひたすらに寝た。情報処理とか共有とか関係なくただひたすらに寝た。色々『視』たり考えたりしたから疲れた。とにかく回復しなきゃ。まだ最終決戦が残ってるんだから。



 時間停止の結界の中でそのように過ごし、ようやく記憶が馴染んだ。体力霊力も回復して動けるようになった。

 一体何日経ったのだろう。私の感覚としては丸五日ってとこなんだけど。


 目が覚めてもコウに抱かれたままボーッとしていた。ボーッとしながらも頭の中でいろんな段取りをしていたからだろう。コウも起こしてしまった。


 目覚めるなり私を抱き締めるわんこ。かわいいんだから。

 私も腕を伸ばして抱き締める。私の頭に自分の頭をスリスリと擦り寄せるのはいつものこと。そう。伊勢のときからいつもこうだった。


 愛しいコウ。私の唯一。私の『半身』。


「愛してる」


『おはよう』より先にそんな言葉がポロリとこぼれた。一度こぼれたらどんどんあふれてきて止まらなくなった。


「愛してる」

「おれも」


 互いにぎゅうっと抱き合った。霊力が循環する。コウの『火』が私に注がれる。

 愛しい『火』。私の。


 愛してる。

 愛してる。

 また廻り逢えた。また結ばれた。離れない。離さない。この『火』が私のすべて。この『火』とともに生きる。


「ヒナ」

 コウがぎゅうぎゅうに抱き締めてくる。だから私も負けずに抱き締めた。

 どれだけ愛しているか示すつもりで。


「ありがとうヒナ」

「ヒナのおかげでマカラを救えた」

「ありがとう」

「ありがとうヒナ」


 ああ。コウが救われた。

 よかった。よかった。

 うれしくて涙がこぼれた。

 愛おしさがあふれてキスしたくなった。


 精神系能力者の私達だから片方が思ったことは相手にすぐに伝わる。ましてこんなにべったりくっついていたら尚更。

 だからコウはすぐに腕をゆるめて私と顔を合わせた。


『火』が宿るその目が涙に濡れていた。

 私が愛おしいのを隠すことのない笑顔に、愛おしさがまたもつのった。


 どちらからともなく唇を重ねた。

 やわらかな感触とぬくもり。絡み合う舌から、抱き合う身体から、ふたりの霊力が混ざり合い溶け合う。私達はひとつだった。今またひとつに戻った。愛してる。愛してる。私のコウ。私の唯一。私の『半身』。

 もう離れない。もう離さない。死なせない。私が守る。私のコウ。愛してる。


 そんな想いが果てなく浮かんだ。その想いのまま抱き締め口付けを交わした。

 愛おしくてうれしくて、感謝があふれてきた。


 神様方、ありがとうございます。私の『願い』を叶えてくださって。コウを守ってくださって。コウに逢わせてくださって。

 コウ、ありがとう。がんばってくれて。あきらめないでくれて。変わらず愛してくれて。

 大好き。大好きコウ。

 ずっとそばにいる。ずっとずっと愛してる。これまでも、これからも、ずっと。


 コウも私に愛を伝えてくれた。熱い『火』を注いでくれた。それがうれしくてしあわせで満たされて、もっともっとコウが愛おしくなった。


 と。


《潰すわよ》

 菊様のドスの効いた美しい笑みが突然浮かんだ。


 コウがハッと固まった。どちらからともなくそろりと唇を離す。コウはおあずけをくらった犬のような情けない表情ですがるように私を見つめていた。


 あまりのかわいさに「ぷっ」と吹き出してしまった。そんな私にコウがさらに情けない表情をするものだからおかしくてかわいくて笑ってしまった。


「ひどいよヒナ」

「ごめんごめん」


 クスクス笑いながら唇をついばむ。それだけで機嫌をなおした最愛も私の唇をついばんだ。

 何度も何度もキスしてくるかわいいわんこの頭を撫でてやる。途端にゴキゲンになるわんこがさらにキスを降らせるから頬を両手ではさんだ。

 そうして止めておいてから私からキスをする。

 コツンと額を合わせてじっとその目を見つめた。


「名残惜しいけど、行かなくちゃ」

「―――うん」


 ちゅ。私の唇をついばんだコウは腕をゆるめて私を開放した。

 ふたり起き上がりベッドに座った状態で向き合った。膝を突き合わせ、両手をつないで。


「カナタさんを、救おう」

「うん」

「『あの子』も、開放しよう」

「うん」


 どちらからともなくまた額を合わせた。

 霊力が循環する。私に『火』が注がれる。私の『光』がコウを照らす。



 私は『日の巫女』。

 愛するひとに『光』を照らす。進むべき『道』を照らし示す。


 私は私の為すべきことをする。

『ヒサキ』『ヒナ』の名にかけて。

次回は来週2/13(火)投稿予定です


お話を書き進めるにあたり、先に投稿している話と齟齬がないよう確認しながら書いています。

すると誤字脱字が出てくるわ出てくるわ……(泣)

気付いたところは修正しています。

そのため登録してくださっている方には通知がいく可能性があります。

続きのお話は当面毎週火曜日18時のみ投稿します。

ご理解ご了承くださいませ。

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