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久木陽奈の暗躍 18 考察

 ゴールデンウィークで助かった。

 そして課題を先に済ませていた私、エライ。


 ゴールデンウィークは普段街で暮らしている修験者が修行にやって来る。最近では『修験者体験』なんてのもはじめて、素人さんにそれっぽい体験をさせてあげる活動もしている。

 熟練修験者の父も兄達もそっちに手を取られて忙しい。

 その分畑や山の仕事は私と母にかかってくる。


 晃もゴールデンウィークは修験者として山に入る。

 中学までは大きな休みのときは京都に行っていた晃だけど、高校に入ってからは集まる機会が減った。


 ナツさんが就職したのが大きい。


 ナツさんの就職先は料亭。世間がお休みのときこそが稼ぎ時。

 だから大きなお休みのときはナツさんは忙しくて、なかなか遊びに行くとかできなくなった。


 佑輝さんも剣道が忙しいみたい。毎週試合や合宿があるらしい。

 主座様とヒロさんは安倍家のご用事があるし、トモさんも大きな休みを利用してバイトや勉強会を入れていると聞く。


 そんなわけでなかなか集まらなくなった人外共だけど、文明の利器の恩恵を受けてスマホでやり取りしているからさみしくはないという。

 時々『安倍家のバイト』で呼び出されてるみたいだしね。



 家の仕事をしながらも考えを巡らせる。聞いたことを頭の中に繰り返し再生させてパズルのピースを作っていく。


 最終到達目標は『保志 叶多氏に会う』こと。

 すでに様々な手段が取られているにもかかわらず、会える可能性すらない。


 どこから攻める?

 どこを攻める?


 外堀。内堀。(から)め手。奇襲。

 考えられるだけの案を出せ。

 出なくなっても絞り出せ。



 主座様に依頼をした二日後。

 再び御池の安倍家にお邪魔した。

 主座様に転移で連れてきていただいた。


 時間停止の結界を展開してもらって、保護者の皆様、主座様、ヒロさん、おひとりずつにお話をうかがう。

 なにができるのか。どんな能力なのか。縁故関係、友人関係、仕事関係。

 思いつくままに質問した。

 普通は聞くこと自体が失礼に当たるような質問を重ねた。

 それでも私が本気だと、晃を守るために必死なのだとわかってくださったからか、皆様隠し立てすることなくすべてを教えてくださった。


 そうして、さらに考えを巡らせる。

 


 トモさんが『異界』に修行に行くことになった。

 その対価となるべく、付加価値をつけるために勉強をしている。

 うまくいけば晃達も『そこ』で修行させてもらおうという話が進んでいる。

 そのためにウチの阿呆には農業の知識をつけることになった。


 修験者の勤めを果たしながら体験に来られるひと達のお世話をし、空いた時間で学校の課題をやり、さらに農業について勉強。

 私や家族が総出で手伝い教える。

 どれだけ私達が協力しても、最後の最後は晃自身ががんばらないといけない。

 晃もそれが結果的に『白露様のため』『自分のため』『仲間のため』になると理解しているので、いつもの学校の勉強以上にがんばっていた。



 ゴールデンウィークが終わりに近づいた頃から、竹さんがよく寝るようになった。

 トモさんに『お別れ』を告げてから寝る間も惜しんでがむしゃらに働いていたから、疲れが出たのかと思ったが、どうも「違う」らしい。


「いっつも『そう』なんだよ。

 だんだん眠れなくなって、ほとんど寝なくなる。

 それがある一定期間を過ぎると今度は逆に眠ることが多くなる。ひどいときは眠り続ける。

 そうして、生命を落とすんだ」


 蒼真様がこれまでの竹さんのことを教えてくれた。

 つまり、もう『時間がない』ということ。


 守り役の皆様への聞き取りによると「『災禍(さいか)』を封じることができるとしたら竹さんだけ、滅することができるとしたら南の姫だけ」らしい。


 その南の姫は未だ未覚醒。

「ウチの姫は私がつついたらすぐに覚醒して、すぐに全力全開できるから。その点は大丈夫」と緋炎様がナゾの太鼓判を押す。

 でもその南の姫をもってしても「竹様に動きを止めてもらわないと、完全に斬ることは難しい」らしい。


 つまり、『鍵』は竹さん。



 その竹さんの状況は『末期』といえる。


「竹さんを喪った状態で『ボス鬼』が出る、または『災禍(さいか)』がなにかしたとしたら、対処は可能ですか?」


 この質問に主座様は「かなり厳しい」とお答えになった。


「これまでに結界石や封印石をせっせと作ってもらっています。

 現在、蒼真様の進言もあり、霊玉守護者(たまもり)なしで『中ボス』レベルに対抗できるよう、陣を組む修行をさせています。

 それでどうにかなればいいのですが……」


 主座様にも『読めない』らしい。


 竹さんと黒陽様は封印や結界に秀でた『黒の一族』。

 そのふたりが「世話になる対価に」とせっせと霊玉を作っているという。

 現在安倍家では、そんな主座様ですら敵わないレベルの霊玉を使って「どうにか並レベルの能力者でも戦えないか」と試行錯誤をしている。


 西の姫や白露様も術式構築を考えているし、黒陽様も竹さんも効率のいい封印の術式を考えているという。

 それでも『最悪の最悪』が来たら、晃が出陣()なければならない。

 たとえその先に待つのが『死』だとしても。




『保志 叶多氏に会う』


 タカさんの言うとおり、かなりの難題だということがわかった。


 人嫌いを公言していて、社員でも「会ったことがない」という。

 食事も出ない。買い物も行かない。会合やなんやらも一切出ない。

 究極の引きこもり。


 その保志氏に会える、唯一の人物。

 それが副社長の三上(みかみ) 香織(かおる)女史。


 保志氏の高校時代の同級生。

 彼女が保志氏がゲームを作っていることを知り、その可能性と将来性を見出し、プロデュースしたことで『バーチャルキョート』はここまでの大きな存在に成長した。


 対外的な交渉や契約から社内業務、社員のメンタルケアまで、デジタルプラネットを取り仕切り運営しているのはこの三上女史。

 保志氏はひたすらにシステムを作っている。


「『無』から『有』を創り出すことが一番大変なこと」

「『1』を『2』にも『3』にもすることは私でもできる。

 でも私には『0』から『1』を生み出すことはできない」

「それができる保志は天才」

「私はそれを活かしたい」


 そう言って、面倒なこと全てを一手に引き受け、保志氏が仕事に集中できる環境を作り上げた。


 別の言い方をすれば、このひとがいたから保志氏は引きこもりになった。


 仕事も。食事も。日常の雑事も。全部三上女史が処理してくれる。

 自分はシステムを作っておけばいいだけ。

 ある意味『甘やかし』とも言えなくもない。


 でもそれであの『バーチャルキョート』が成立したことを考えると、彼女のやり方はよかったのだろう。


 三上女史は保志氏と同級生の四十九歳。独身。

 高校時代から保志氏のサポートと『バーチャルキョート』を広めることに全力を尽くしていた彼女は、告白されてお付き合いをしても長続きせず、結果独身街道をまい進している。

 会社の近くに自宅があり、そこで両親と三人暮らしをしている。

 娘の活躍に両親は喜んでおり、学生時代と同じように衣食住の世話をしているという。

 三上女史も元気でサポートしてくれる両親に感謝をしていて、家族仲は良好だという。


 年頃の頃は「早く結婚を」「孫を」とせっつかれて喧嘩になったらしいが、三上女史の「『バーチャルキョート』こそが私の子供」「これは『世界』を変えるものなんだ」「私は『世界』を良くするためにがんばっているんだ」の言葉に、両親はあきらめた。


「この子がそこまで言うなら」と、娘の『普通のしあわせ』をあきらめた両親は、『娘のしあわせ』のために支援することを決めた。

 両親の理解とサポートを得て、三上女史はより一層仕事に励み、『バーチャルキョート』を現在のような『社会になくてはならない存在』にまで育てた。



 ……どっからこんな情報手に入れてくるのかしら……。

 はあ。ご両親から聞き出した。ご近所からも聞き出した。結構古臭いやり方で調査してるんですね。


『急成長した企業の副社長の両親』とあって、ご両親にも投資や詐欺やいろんな話が来るらしい。

 ご両親はあの三上女史を育てたひと達だけあって、八十代の現在でもそんなおかしな話には乗らないという。

 ご自宅は警備会社と契約していて、毎日巡回が来る。

 そのときに「こんなのが来た」と報告し、対処してもらっているという。



 タカさん達もこの三上女史から保志氏に『つなぎ』をつけようとしていた。

「『目黒』も『バーチャルキョート』に参入したいと考えている」と表明し、三上女史本人に何度も会った。

 三上女史の友人やご両親の友人、三上家の親戚縁者。全て調べあげていた。

 その誰もに「目黒千明が保志社長に会いたい」と話した。


 千明様は京都では有名人。

 その素晴らしい作品に魅了されるひとだけでなく、美しい外見とさっぱりとした中身に惹かれるひとが後を絶たない。

 朝の情報番組の週一レギュラーなので知名度は高い。

 千明様の出る曜日だけは視聴率が段違いだと聞いたことがある。


「ウチの会社も今話題の『バーチャルキョート』に参入したいって思うの。

 今やってるネット販売を『バーチャルキョート』でもできないかなって。

 ネット販売は他の会社もやってるからできるってわかるんだけど、ちょっと考えているのはね。

『バーチャルキョート』で生け花教室ができないかなって思ってるの」


 千明様は『社長に会うため』だけでなく、かなり本気で『バーチャルキョート』での展開を考えていた。


「たとえばお花をバーチャルで作って、それをバーチャルの花器に生けて、ウチの講師が作品について講評するの。

 今でもウチのホームページでときどき『みんなの作品』ってコンテストしてるでしょ?

 今は写真でしか受け付られないから一面から見た状態でしか判断できないけど、『バーチャルキョート』だったら上からも横からも見れるんでしょ?

 それって本来の生け花の楽しみ方にもつながると思うの。

 そういうのができるか社長さんに相談したいんだけど。

 どうにか会えないかな?」


 システムのことは副社長ではわからない。

 社内のエンジニアに聞いたら「多分できる」との回答を得た。

 が、新しい取り組みとなると「社長に許可を取らないとできない」らしい。

 デジタルプラネットは『保志氏が作ったシステムが中心の会社』で、他のエンジニアは保志氏の指示で動いているからだ。

 仕事の全体像を把握しているのは保志氏だけ。

 優先順位も保志氏の指示でつけられている。


 千明様の野望はさらに続く。

「『バーチャルキョート』の中なら現実にできないおっきい作品ができるんじゃないかな」

「ライブで私のアバターが花を生けるところを配信したい」

「花の塔とかつくれないかな」

「公園や遊園地みたいにアバターが遊べる生け花の国を作りたい」

「アバター集めてライブで生け花教室やりたい」

「ウチの山で採れる素材を『バーチャルキョート』に落とし込めないかな」


 どれも「多分できる」けれど、社長の保志氏でないと実行に移す権限がない。

 ところが七月のバージョンアップを間近にしている保志氏は「今はそんなこと考えられない」と一蹴しているという。

 三上氏が毎回申し訳なさそうに謝罪のメッセージを返してくる。


『七月のバージョンアップが終わったら保志も手が取れると思います。

 これまでのご提案は全て控えておりますので、八月中にはお返事させていただければと存じます』


 つまり『七月のバージョンアップ』が終わらないと保志氏に会えない。

 でも、私の勘が『それでは遅い』と言っている。


 ひとつには竹さんの状況。

 黒陽様と蒼真様は「動けるのはあと半年」と判じている。

『動ける』のと『術を展開する』のはちがうと、私でもわかる。

 少しでも竹さんのチカラが残っているうちに『災禍(さいか)』を確定して封じなければならない。


 幸い、唯一『災禍(さいか)』を滅することができる可能性のある南の姫も転生していて、居所もわかっている。

 緋炎様が「つつけばすぐに全力全開」と断言しているから、こちらは問題ない。

 問題があるとすれば、竹さん。

 どうにか回復してくれたらいいんだけれど。


 もうひとつは、過去のバージョンアップの傾向。

 バージョンアップのタイミングで『ボス鬼』が発表されることが多い。

 現在の『バーチャルキョート』には『ボス鬼』は公表されていない。

 でも、過去の調査報告によると、その存在はほのめかされているという。

 だから現在『バーチャルキョート』の『冒険者』達――『バーチャルキョート』の中にある『クエストチャレンジ』の中でも『バトルモード』ばかりに取り組むユーザー――は、新たに表れるであろう『ボス鬼』に対する検証で盛り上がっている。


 つまり。

 バージョンアップと同時に『ボス鬼』が現実世界に現れる可能性が高い、ということ。


 バージョンアップは「七月十七日、午前0時」の予定だと先日発表があった。

 祇園祭の山鉾巡行の日。

 現実の巡行にあわせて『バーチャルキョート』内でも山鉾巡行を行う。

 そこで「びっくりすることが起きる」と書かれていた。


 なにが起きるのか。

 いろんなひとがいろんな方面から情報収集をしたけれど、三上女史も社内のエンジニアも「知らない」らしい。


 もちろんバージョンアップで『どうなるか』は、社内の人間はみんな「知っている」。

 ゲームの完成までは本当にあとわずかで、現在はテストプレイヤーによるデモゲームをプレイしてのテストが行われている段階らしい。

 不備はないか、バグはないか、ひたすらにテストを繰り返しているという。

 同時に広報戦略が進んでいる。

 宣伝用の素材を作ったり、ホームページやポスターを準備し「これは何日解禁」「こっちは何日から」と準備に余念がないという。


 七月十七日午前0時のバージョンアップの内容は誰もが知っているけれど、午前九時の山鉾巡行に合わせて「何が起こるか」は誰も「知らない」という。

「社長が教えてくれない」「システムを作っていてもわからない」と、社内の人間も「何が起こるんだろう」と楽しみにしているらしい。


 システムに詳しいタカさんに、どんなことが起こり得るか考えてもらった。

 そのタカさんも「想像がつかない」という。

「普通に考えたら、新しいステージがオープンするとか、新しい技ができるようになったり新しいアイテムが出るとか。それこそ『ボス鬼』が出現するとかなんだけど。

 現実にもなにか影響があるとなると……うーん……。

『ボス鬼』が出現する、くらいかなあ……」


 タカさんが昔の友達を通じて現役のホワイトハッカーの皆様にも聞いてもらった。

 そちらは『バーチャルキョート』と現実がリンクするなんて知らないから、タカさんと同じような意見しか上がらなかった。


 私も考えてみたけれど、システムに詳しいわけでも術に通じているわけでもないただのヲタクにはいい考えは浮かばなかった。



 そんな中、意見を出したのは千明様だった。


「京都に『陣』が現れて、そのなかのひとみんな『バーチャルキョート』に連れていかれるんじゃない?」


 夜の安倍家のリビング。

 主座様に連れてきていただいて、安倍家の皆様と検討していた。

 守り役の皆様は霊玉守護者(たまもり)達に修行をつけに行かれている。

 そのためにヒロさんは欠席だ。


 ああでもないこうでもないとそれぞれの見解を話しているとき、千明様がポツリと言った。


「ほら。前にトモくんが自転車で走ったルートが『なにかの陣になってるんじゃないか』って話したじゃない?」


 それは私も報告書で確認した。

 うなずく一同に千明様はさらに続ける。


「『二度目の世界』が滅びたのは、用水路が陣になっていて、発動した途端に中にいたひとがみんな死んじゃったって言ってたじゃない?

 それと同じことをしようとしているんじゃないかなーって」


「……なるほど。

 現実世界で市内全域を覆うような陣を発動させようとすれば相当な霊力が必要だが、『バーチャルキョート』で発動させたものをリンクさせて現実に発動させるということか……」


 主座様が納得されている。つまり『アリ』ということだ。


「ちぃちゃんは『連れていかれる』って思うの?『陣が発動』したらそのまま『中のひとが死ぬ』じゃないの?」

 アキさんの確認に、千明様は少し考えて、言った。


「――『連れていかれる』気がする――」


「フム」主座様がおとがいに手を当てて何かを考えはじめた。


「……『二度目の世界』でひとが死んだのは、霊力を吸い上げていたんだったよね」

 晴臣さんの確認にタカさんがうなずく。


「つまり千明さんの勘では。

 七月のバージョンアップで召喚陣が発動する。

 それで現実世界のひとを『バーチャルキョート』に連れて行って、そこで霊力を吸い上げる。

 吸い上げられたひとは当然死ぬけど、現実世界では単に『行方不明』として扱われる。

 てことかな」


 そのまとめに皆様うなずかれた。

 その可能性の高さに顔をしかめた。


 そこで、ふと、気付いた。


 ここ三十年の間にたくさんのひとが行方不明になっていることは報告書に記載してあった。

 一人暮らしのひとばかりで、いついなくなったのかはっきりしない。

 場所も、年齢も職業も性別もバラバラ。行方不明の時期もバラバラ。

 とても関連があるとは思えないけれど、主座様をはじめとする安倍家の皆様の占いでは『関係あり』と出た。


 行方不明。

『ここ』から『どこか』に『行った』。

 どこへ? 

 ――『バーチャルキョート』へ?


 その可能性が急に浮き上がり。

 ゾワゾワゾワー!

 全身におぞけが走る。


『バーチャルキョート』へひとを連れていく。なんのために。

『霊力を奪う』ため?

『霊力』とはすなわち『生命力』。

 すべて奪われたひとは死ぬ。

『バーチャルキョート』は『異界』。

 現実世界でどれだけ探しても遺体が発見されることはない。

 そうやって霊力を集めて、なにをする? なにが最終目標だ?


 浮かんだ考えを皆様に聞いていただく。どなたも一様に顔色を悪くされた。

 すでに多数の人間が『バーチャルキョート』に連れていかれ、死んでいる可能性が高い。

 行方不明者のなかに高霊力保持者がいたかはわからない。それでも『霊力を集めている』とすれば、それなりの霊力が集まっているはず。


 それを七月のバージョンアップで使う?

 それともなにか別の目的がある?


「……ひとまず、ここまでのことを報告書にまとめておけ。菊様と守り役の皆様に報告しよう」


 主座様がそうまとめて、この日の話し合いは終わった。

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