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第九十六話 報告と昔の紫黒の話

 なんとか成果らしきものを得ることができた。

 川に沈んだ竹さん作の布を回収し、離れに戻る。


「おかえりなさい!」

 すぐさま愛しいひとが飛んで迎え出てくれる。かわいい。


「ご無事ですか!? 大丈夫ですか!?」

 俺を上から下まで凝視し、ペタペタとあちこち触って無事を確認する彼女。かわいすぎるんだが。愛おしすぎるんだが。


 ぎゅうっと抱き込むと「にゃっ!?」とおかしな悲鳴をあげる。かわいい。


「無事は無事なんですけど……疲れました」

「そ、そうですよね! お疲れ様でした!」


 ああ。癒やされる。がんばってよかった!


「抱きしめて?」

「は!?」

「もう俺、ホントヘトヘトで……。

 竹さんがぎゅうって抱きしめてくれたら回復が早いと思うんだ。『半身』だから」


 ヘトヘトなのは本当。でも蒼真様がかけてくれた回復である程度は回復してる。竹さんの水も飲んだし。

 触れてる彼女にも俺の霊力の状態はわかるはずなのに、うっかりなお人好しは俺の言葉を真に受けた。


「わ、わかりました!」

 生真面目に、ぎゅうっと俺を抱きしめてくれる! ああもう! チョロい! かわいい!!


「ど、どうですか?」

「……………めっ……ちゃ回復します……」

「ホント!?」


 ぎゅうぎゅうと抱き合っていると湧き起こる『ひとつに戻る』感覚。それが弱った身体も精神も癒やしてくれるのがわかる。

 俺、自分で思ってるよりダメージ受けてたんだな。守り役達と竹さんの布が守ってくれていたが、あの攻撃はかなり厳しかったからな。


「はあぁぁぁ」思わず洩れたため息に彼女はなにか感じるものがあったらしい。

「お疲れ様でした」と背中をなでてくれた!


 なんてことするんだこのひとは! しあわせが過ぎる!! ああ! ホントがんばってよかった!!


「……しあわせ……」

 彼女の肩に顔を埋めて思わずこぼしてしまう。

「がんばってよかった……」

「もう。大袈裟ですよ」

 クスクス笑う声が耳に心地いい。ああ。しあわせ。


「もうそのくらいでいいでしょ? 早く報告済ませてヒロ達を迎えに行かないといけないんだけど」


 緋炎様のツッコミに、しぶしぶ愛しいひとを開放した。




 ハルに帰還連絡を入れると、タカさんとひなさんも離れに来た。

 緋炎様がなにがあったのか、どうだったのか報告する。俺と他の守り役は時々補足を入れる。


「――以上のことから、あそこに『災禍(さいか)』がいるのはほぼ間違いないわ」


 そう話を締める緋炎様にハルもタカさんひなさんもうなずいた。



 蒼真様と白露様とハルはこれからヒロ達を迎えに行くという。西の姫への報告は緋炎様が請け負った。

 ひなさんとタカさんは「作戦会議をする」という。


「俺達はどうすればいい?」

 作戦会議に参加するか。ヒロ達を迎えに行くのについていくか。

 どっちがいいかと思っていたら、ハルの判断は「しばらく休め」だった。


「いくら蒼真様が回復をかけてくださったとはいっても、それだけのことをしてきたなら疲れがあるはずだ。

 今は差し当たって急ぎの用事はないから、夕食までゆっくりしていろ」


「大丈夫だぞ?」と言ったが「過信するな」と返された。

 過信しているつもりはないが、そこまで言うなら大人しく従おう。


「竹さん。そばにいてくれますか?」

 ここぞとばかりに甘えたら「もちろんです!」と生真面目に答えるかわいいひと。チョロい。


「調子に乗るなよ」

「わかってます」




 そうして黒陽と三人で離れのリビングで話をした。

「竹さんの布のおかげで助かったよ」と褒めたら彼女はそれはそれはうれしそうに笑った。

『役に立てた!』と喜んでいるのがかわいくてかわいくて癒やされた。


 その竹さんの作った布は緋炎様が西の姫の報告に持っていった。

「なにが鍵になるかわからないから」と言っていた。



 黒陽をはじめ守り役達が守ってくれた話をしていたら、いつの間にか高間原(たかまがはら)の話になった。


 竹さん達の生まれ育った紫黒(しこく)は厳しい土地だったという。

 魔の森に近いせいで魔物との遭遇もしょっちゅうだった。

 反面、魔の森が近いために高霊力保持者が多かった。

 その高霊力を武器に魔物と戦い、必要な道具を作っていた。


 黒陽の若い頃は竹さんの知るよりももっともっと厳しい生活だったという。

 綿花も麻も育たない。(かいこ)を育てたくても(えさ)が育たない。

 そんな紫黒(しこく)で衣服を整えようとしたら、選択肢は限られていた。


 魔物素材か魔の森の素材を使う。

 他国(よそ)から買う。

 自分達の霊力を使う。


 ないものよりあるものを数えるほうが早いような暮らしだったという。

 だから『こんなものがあれば』『こんなものがほしい』と思ったら、他国から買うか自分達の霊力を使ってどうにかするしかなかった。

 ただの石から鉄成分を取り出して鉄を錬成して農具を作るとか。

 それすらもなかったら霊力の刀を作る要領で農具を作ったり。

 術を駆使して用水路掘ったり。

 水がないから自分達で出したり。


『黒の一族』は水属性特化のものが多かった。

 だから当面の飲み水は確保できた。

 食べ物は魔の森の高霊力があればいらなかった。

「『黒の一族』だからこそ紫黒(しこく)のような厳しい土地で生き延びることができたのだ」と黒陽が話す。


 黒陽の若い頃の紫黒の主要産業は、狩猟と採取。

 魔の森から湧き出る魔物を倒し、素材にした。

 魔の森に入り、そこに生息する植物や鉱物を採取した。

 自分達で使うことも多かったが、他国に売って現金とすることが多かった。


 高間原(たかまがはら)の五つの国の中でも『黒』の国は最も魔の森に近く、『黒』で採れる素材は高品質なものばかりだった。

 他国では高値で取引されるそれらを売り、その金で『黒』に足りないものを買っていた。



 そんな生活が変わったのは黒陽の若い頃。

 黒陽の従弟である竹さんの父親が王を目指してから。


 その頃、まだ次の『黒の王』は確定していなかった。

 黒陽と竹さんの父親が最有力だったが、ふたりとも「王なんて面倒くさい」と思っていて、お互いに押し付けあっていた。


 そんなある時『黄』の国の商団が『黒』の国に来た。

『黒』の国は魔の森に囲まれているだけあって、魔の森由来の素材も魔物素材も豊富に採れた。

『黄』の国は魔の森から最も離れているため、そんな素材は欲しくても手に入らない。結果、四方の国から買い取るしか手段はない。


 四方の国が売りに来るのを待つ商社もあったらしいが、ガッツのある商人というのはいつの時代もどこの世界にもいるようで、直接買い付けに来る商社が何社かあった。


 その商社のひとつからやって来た商団が、たまたま『黒』の国に滞在中、魔物に襲われた。

 魔物を甘く見た護衛が軽い気持ちで森に入り、いらぬちょっかいを出し、見事なしっぺ返しを受けた。


 いらぬことをした商団を今後一切出入り禁止とし、即刻追放を命じた当時の王に対し、図々しい一団はこんなことを言い出した。

「護衛が負傷したので帰れません」「完治するまで滞在させてください」


 厄介事のニオイしかしないその申し出に対し、王が決めた。

「ではこちらから護衛をお貸ししましょう。なぁに。お安くしておきますよ」


 そうして黒陽と従弟が護衛として派遣された。

「お前達は広い世界を見てこい」と命じられて。


 そうして「自分勝手で我儘(わがまま)な欲深い連中」を『黄』の国に連れて行った。

 到着してすぐに「自分達が正当な王の代理である」こと、「この一団が『黒』で罪を犯した」こと、「今後一切『黒』への立ち入りを禁止する」ことを公的機関に申し出てた。

 ついでにあちこちでも大っぴらに言いふらしまくって社会的に退場するようにした。


 そうやって騒いでいたら『黒』の国との交易が途絶える可能性に『黄』の国の上層部がビビったらしい。

 ふたりが『黒』の王族――現王の息子と甥であることは公的機関に乗り込んだときに明かしていたから、余計に『国交断絶』の可能性が信憑性を持って広がった。

 あわてた『黄』の国の上層部は『お詫びの食事会』を開いた。


 その席の主催は『黄』の王。

 王族が並ぶその中に、そのひとがいた。


 そのひとは当時の『黄』の王の姪だった。

 そのひとを目に入れた途端「阿呆が馬鹿になった」。


 すぐさま本人に突撃し、両親にも王にも突撃した竹さんの父親。

「自分も王族だから釣り合いは取れる」とか「これを縁に両国の結びつきを強く」などと、かなりがんばったらしい。

 幸い本人からは好意を返してもらえたが、周囲は反対した。


 曰く「『王族』であって『王』ではない」。

 曰く「厳しい『黒』の国で姫が生きられるわけがない」


 どれももっともな意見で、まだ若造だった竹さんの父親も黒陽も反論できなくて、スゴスゴと立ち去った。

 ただ、去り際、彼は叫んだ。


「近い将来、俺は王になって貴女を迎えにきます!

 貴女が嫁に来るまでに『黒』の国を住みやすくしておきます!

 だから、待っていてください!!」


 そうして彼は王になることを決めた。

 黒陽はそれを支えることを決めた。


 それからふたりであちこちを旅してまわった。

『黄』のひとがどんな暮らしをしているのか調べた。なにが必要なのか調べた。

『黒』以外知らなかったふたりには信じられないことばかりだった。

『毎日朝昼晩と食事が必要』と初めて聞いたときはからかわれているのだと思った。

 料理がどんなものか初めて知った。

 調理道具。調味料。必要なものは多岐にわたった。


 どんな国が『彼女の住みやすい国』なのか調べるために他の三つの国も訪れた。

 その国その国で環境も必要なものも違った。

 あちこちで正直に事情を話し、相談に乗ってもらった。


「まずは農地じゃないか?」

「そのためには土地を改良しないと」

『青』の国ではそんなアドバイスをもらった。

 農業に必要な知識を学んでいった。


「魔の森からの魔物をどうにかしないと若い娘さんは安心できないんじゃないか?」

『赤』の国ではそんなアドバイスをもらった。

 魔物避けのアイテムや陣を教わった。


「生活必需品を揃えないと」

「『黄』のひとは高霊力保持者は少ないから。霊力が並、もしくは少なくても使える道具や日用品を揃えないと住みにくいだろうな」

『白』の国ではそんなアドバイスをもらった。

 霊力を少し流すだけで火が出る(かまど)。暖房器具。他にも色々な道具を教わった。


 そうしてあちこちで教えを請い、彼と黒陽は国の改革に乗り出した。

 城下町の周囲に結界を展開。それまでもあったがさらに強固にした。その結界を徐々に広げ、最終的には魔の森との境界にまで結界を展開することに成功した。

 農地を確保するために開墾。ため池と水路の作成。街道の整備。

 思いつく限りを試した。「いい」と言われるものはどんどん取り入れた。

 そうしてどうにか『黄』の人間でも暮らせる環境を作り出した彼は、宣言どおり『王』として彼女を迎えに行った。



 結ばれたふたりだったが、周囲の反発は大きかった。

 ひとつには『王の伴侶』を狙っていた『黒』の有力者達の反発。

 彼は「それなりにモテていた」から、娘さん達も親も、彼を狙っているひとは多かったらしい。

 それを全部無視して他国の、よりにもよって『黄』の姫を妻とした。


 当時の『黒』の国の人間にとって『黄』の国の人間への印象は「あまり良くなかった」。

『黄』の人間は「貧弱で、霊力が少ない」「戦闘能力のない」連中。

 そのくせ「小狡(こずる)い」「信用できない」連中。

 そんな印象を『黒』のほとんどの人間が抱いていた。


 彼も黒陽もそんな国民感情をうっかり見落としていた。

 とにかく環境を整備しようと、そればかりに必死になって、他に目を向ける余裕がなかった。

 結果、『黄』の姫とその側近達は肩身の狭い環境に置かれることになった。


 それに加えてふたりにはなかなか子供が授からなかった。

 彼は水属性特化の高霊力保持者。

 彼女は土属性が強めとはいえ特化と言い切るほどのものではなく、霊力も王族だけに一般人と比べると多めではあるものの『黒』の国においては並程度の量しかなかった。


 高間原(たかまがはら)では『子供は夫婦の霊力が混じり固まってできる』と言われていた。

夫婦の属性が違ったり、霊力量に差がありすぎたりしたらなかなか子供を授かることができないというのは常識だった。

 だからふたりがなかなか子供を授からないことについて「無理もない」と黒陽は思っていたけれど、周囲はそれを攻撃のネタとしてふたりを攻めた。


「子供の産めない王妃など認められない」

「離縁して新しい王妃を迎えろ」


 それに対する彼の返答は「じゃあ王を辞める」だった。

「なりたくて王になったんじゃない。彼女を手に入れるために王になったんだ」


 そうして本当に王を辞めようとしたから、あわてて周囲が諦めた。



 黒陽と妻は最初からずっとふたりの味方だった。

 なるべく周囲の声が聞こえないように配慮した。

 黒陽の妻は『黒』の国では王の次に位置すると言われる神官職の家の娘で、本人も『神の巫女(みこ)』と呼ばれる、いわゆる『(いと)()』だった。


 そんな彼女が王妃の側近として仕えることで、神官職の一族がこの結婚を認めていると示した。

 また黒陽の妻が王妃と仲良くすることで『王妃の後見に神の巫女(みこ)がついている』とわかりやすく示した。



 黒陽は王の従兄で先代の王の甥で先々代の王の孫。

 だから当然王族で、王位継承権もあった。

 実際王候補の最有力だった。

 だが従弟が惚れた女性のために『王になる』と決めたとき、それを支えると決めた。

 それをわかりやすく示すために旅から戻った黒陽はすぐに王位継承権を捨て王族であることを捨て、臣下に降った。


 彼が王となってからも「黒陽を王に」という声は多かったという。

 そういう「理屈のわからない連中」に担ぎ上げられないためにも黒陽は臣下となった。

 黒陽の『半身』もその考えを褒めてくれた。



 まあな。

『王族に継ぐ』ではなく『王に継ぐ』家の出身の、国中から尊敬を集める『神の巫女(みこ)』の『半身』。

 本人も王族にふさわしい霊力と実力と人望の持ち主。

 そりゃ誰だって『王に』と望むよな。


 やっぱりこの亀、トンデモナイ亀だった。



 望んで望んで、ようやく王妃が懐姙したとき。

 黒陽は怪我をした。

 魔の森からあふれた魔物を討伐に出て「ちょっと怪我をして、しばらく戦えなくなった」。

 それをきっかけに黒陽はあっさりと引退した。

 そうして選んだ新しい道が『生まれてくる王と王妃の子供の守り役』だった。


 黒陽も妻も『黒』では有名すぎるほど有名人。

 人妻となり子供を産んでも、怪我をして戦えなくなっても「黒陽を王に」と望む声は消えなかった。

 むしろ四人の子供達を「次代の王に」との声まで上がってきて、黒陽も妻も「うんざりしていた」という。


 側仕えとして王妃に仕えることで王妃の後見となり支えていた黒陽の妻。

 ちょうど四人目が生まれていたこともあり、生まれてくる王夫妻の子供の乳母となることは当然のように決まった。


 そうして黒陽と妻が『生まれてくる王と王妃の子供の守り役』に決まり、その子供達も側近として仕えることに決まった。

 そうすることで黒陽と妻は自分達も子供達も『王になる気はない』と示した。

 だから黒陽も子供達も竹さんに対してどこまでも臣下としての姿勢を崩さなかった。


 そうはいっても『黒』は厳しい土地で、いつ何時王族が全滅するとも限らない。

 だから王位継承権を返上してはいたが、黒陽と妻は自分の四人の子供達に王族教育は施していた。

 次代の王の最有力は別の人物だったが、黒陽のふたりの娘もちいさな頃から「王に」と望まれていたという。

 本人達が嫌がっていたので黒陽も妻もそんな声は潰していたが、万一に備え教育だけはしていた。



 生まれてきた子供は超がつくほどの高霊力を持つトンデモナイ子供だった。

「ほぎゃあ」と泣くだけで霊力が暴走する。

 黒陽や妻が抑えたが、城のあちこちに悪影響が出た。


 漏れ出た霊力に当てられた人間が倒れたり。

 展開している様々な陣が乱れたり。


「これはとても城で育てられない」となり、黒陽の館に連れ帰った。

 そうして黒陽の家族が竹さんを育てた。



 黒陽達が国の改革を始めるまで『料理』を一切知らなかった黒陽の妻だったが、国の整備の一環で館を新しく作ったときに調理器具も揃えた。

『試しに』と黒陽や商人達から聞いた話だけで挑戦して「それはそれは愉快なモノを創造した」。

 王妃付きになった黒陽の妻は、その館で王妃についてきた『黄』の国のひとたちから料理を教わった。他にも色々なことを教わり、次々に習得していったという。


 そうして竹さんが生まれて黒陽の家族が育てることになったときに、黒陽の妻とその娘達は料理をはじめ色々なものを作っては出した。

 そうして竹さんを喜ばせていたという。




 両親の馴れ初めも、黒陽と妻の若い頃の話も、竹さんは初めて聞いたという。

 高間原(たかまがはら)で暮らしていたときは生きるだけでいっぱいいっぱいで、そんな話をする余裕はなかった。

 この『世界』に『落ちて』からは罪の意識でいっぱいいっぱいで、やっぱりそんな話をする余裕はなかった。


『今』は、それだけ余裕ができたということだろう。

『半身』である俺がくっついているからだと推測されてついニヤニヤしてしまう。


 黒陽の話を楽しそうに聞く彼女がうれしそうで楽しそうでかわいくて、俺もうれしくなった。



 それからは「なんでも作れた」という黒陽の妻の話を聞いた。

 黒陽も竹さんも自慢げに話すのが微笑ましかった。

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