4.ゴブリン戦
4.ゴブリン戦
今日はゴブリンとの最後の戦いがある。
そして同時に俺の初めての戦いが始まる。
村人によるとだがゴブリンに勝てば比較的安心した生活を送れるらしい。
頑張るとしますか。
いつもゴブリンが来る時間になった。
そしたら見張り役が叫び出した。
「ゴブリンの襲来だぁー」
遂に来たか、ゴブリン達よ。
俺のリーダーシップと能力舐めんじゃねえよ。
まずある作戦をたてた。
作戦とはこうだ、ゴブリン達はいつも決まった隊列で来るらしい。大将のゴブリンを囲んで他のゴブリンが村を攻める。
そんな有力な情報を持ってればこっちのもんだ。
まず第一部隊は右から第二部隊は左から攻めて引きつける。
引きつける間に俺と友也が率いる部隊が中心にいる大将を討ち取る。
こんなざっくりとした作戦だが変に難しくするよりいいだろう。
「第一部隊、第二部隊出動ー！」
こうしてゴブリン戦が幕を開けた。
だがすぐに問題が発生した。
まだ連絡が来ていない……ある程度引きつけたら連絡の煙が上がるはずだが。
どうすれいいのだ。
早く決めなければ……一秒でも無駄に出来ない。
「今から出動する！」
俺が決めた判断は前に進むことだ。
案の定第一第二部隊はゴブリンに押されていた。
そこまでゴブリンに押されるとは思っていなかった。
うぅっ……なんだこの臭さは。
大将のゴブリンから匂う。
（この匂いは、何だ？）
《この匂いは魔王の使い手の能力です。魔王や魔王に近い力も持つ物に近づくとこの匂いがしてきます》
てっ言う事はこのゴブリンは魔王に近い力を持っていると言う事なのか？
だとしても俺よりレベルは低い。
勝てる。
先手必勝っ！
「友也、その剣貸してくれ」
「貸してもいいが恐らくお前のレベルじゃ持てないんじゃないか？」
「大丈夫だ」
そういうと素直に貸してくれた。
（水の力、ウォーターソード発動！）
さくっ……えっ？
めっちゃあっさり大将のゴブリン倒しちゃったのだか。
他のゴブリンも俺を見ている。
気まずい……とにかく気まずい。
俺はどうすればいいの？
そんな事を思っていたらゴブリン達が寄って来た。
「仲間にして下さい。なんでもします」
「え？」
評価、コメント、ブックマークは励みになるのでお願いします。
待ちきれなくてゴブリン戦を出しました。
もう一話今日のうちに出せたらなと思います。
