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2.最初の村の村長になりました

最後の二行は少し先の話の状況なります。

   2.最初の村の村長になりました


 くっ……あれここは……?

 僕たちはボタンを押して……てっ、あれ友也はどこだ?


「おっ目覚めたな!賢殿!」


 この声はクリアした時突然出てきた音声と同じ。

 まさか本当にゲームの世界に入るとは。

 じゃあここはキャラクターセレクト画面と同じ様な所なのか?


「これから賢殿の役職を決めるよー! この三つの役職から選んでね」


 ・勇者


 ・魔法使い


 ・獣の使い手


 えっ、これって勇者以外選ぶ奴いなくね?

 

「勇者で……お願い」

 

《ゲートを開きます……どうぞ前お進み下さい》


 よし、これから始まる勇者ライフを楽しむぞー!

 そしてゲートをくぐる。




 ******************************************




 今日二回目の目覚めだ。

 ここはどこだ勇者になったはずだが。

 何故こんな部屋のベットで寝てるんだ? 

 勇者なら普通草むらで起きるだろ。

 それにしても外が騒がしいなー


「ゴブリン、ゴブリンの襲来だー」


 ゴブリンだと? とりあえず外に出てみるか。

 外は見るに耐えない姿になっていた。


「ぐわ……やめてっくれっ」

 

 俺はゴブリンにやられていく様子を見る事しか出来なかったら。

 そんな事をしてたら短剣を持ったゴブリンがこっち寄ってくる。

 だが俺は腰を抜かし動けなくなっていた。

 

(えっもう俺死ぬの? しかも死因ゴブリンとかダサすぎる)

 

 ゴブリンが短剣を俺に向かって振りかざそうとした時に、黒い髪、銀色の鎧、とにかくかっこいい剣、これぞ勇者みたいな奴が俺を助けた。


「やあ、賢久しぶりだな」


 まさか友也なのか? 登場の仕方主人公みたいでかっこいい……

 




 あっという間に友也がゴブリンの大群を倒してくれた。

 友也の話によると俺は三年間もの間眠っていたらしい。

 その間に友也は勇者として経験を積みこの辺じゃ知らない人はいないと言われるぐらい有名になったらしい。

 俺は勇者と希望したはずが不具合で「村長」となってしまったらしい。

 ふざけんなよ……

 RPGといえば勇者になって魔王倒しにいくもんだろ。

 なんでよりによって村長なんだよ。

 

「ちなみにこの世界にはステイタス的なものは見れたりするのか?」


「勿論見れるよ。頭の中でステイタスを教えてくれって言えば声が聞こえて来るはずだが。」


 とりあえず言われた通りにやってみよう。


(ステイタスを教えてくれ)


 言われた通りにやると目の前に自分のスタイルが写る。


 名前 無名

 ユニークスキル 無し

 天の声 レベル1

 

 まぁ三年間何もしてなければこんなもんかな。


 レベル100

 

 えっと……MAXってどれぐらいなんだろ?


《100だよ……》


 またこの声かよ、まさかこれがさっき見た天の声?

 てか俺のレベルMAXって事?


《そう言う事、ゲートがバグって変になっちゃいました〜》


 なっちゃいましたー、じゃねえよ! 俺の勇者ライフどうしてくれるんだよ!

 

《でも、この村は幸運にも村長第一に考えている。この村自体を発展させていけば国となる。そうなれば国王として戦う事が可能になる。まぁ、そんな事、夢の中の夢だけどな》


 よくよく考えれば天の声の言うとおりなのか……よし! 村長として頑張るか。

 

「おーい、賢ー聞こえてるかー?」


 あっ忘れてた。


「ごめん、ごめん、少し考え事してた。一つ聞きたいんだけど今レベル何?」


「高すぎて倒れるなよ? 74」 


 友也はドヤ顔しながら言って来ているが俺、100なんだよなー

 なーんて言ったら友也が倒れそうだなー

 まあ、そんな事どうでも良くてこのゲームを速くクリアしなければならないな。

 魔王一人ぐらい余裕だろ。

 

《いつ魔王が一人なんて言った?》


 え? 一人じゃないの? クリア条件は魔王討伐だから何体か倒すのか。

 でもレベル100だからすぐでしょ。




 この時は魔王討伐を完全になめていた。

 こんなにも魔王一体倒すのに手こずっているのに……

 

 

 



 

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