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報われない恋の行方  作者: 澄了爾
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1話 二人の始まり

初投稿となります。至らない点が多いとは思いますが、読んでいただけると嬉しいです。

※R15は保険です。


私たちは互いに想い人がいる状態から始まった。

別に、愛し、愛される関係なんて望んでいない。

ただ、信頼できるパートナーとしての関係を築けたらそれでよかったはずなのに.....。


これは、不器用な二人が紆余曲折を経ながら愛を紡ぐ物語。




燃え上がるような恋はいらない。

ただ、降り積もっていくような温かい愛が欲しい。






(わたくし)の未来の旦那様になるルドヴィック様は、バツが悪そうな顔をしながら言った。


「申し訳ありませんが、私にはほかに愛する女性がいるのです。貴方を愛することは難しいでしょう。ですが、未来の侯爵夫人として貴方のことを尊重すると約束します。」


初めての顔合わせでこのようなことを言われたらほとんどの令嬢は激昂するかショックを受けるだろう。

でも、(わたくし)は嬉しかった。

だって、愛されたら、愛を返さなくてはならない気がするでしょう?

愛されないなら私もあの方を想ったままでいられるのだ。

恋人にかまけて私を無下にするなら話は別だが、正妻としての扱いは保証してくれるようだし、よきパートナーにはなれそうだ。


「わかりました。もとより、政略結婚ですもの。愛してほしいなんて贅沢は申しませんわ。それに、私にも想う方がいらっしゃいます。ルドヴィック様とは、よきパートナーとして関係を築いていけたらと思っております。」


嫌味でも言われる覚悟だったのだろう。

ルドヴィック様は晴れやかな顔で微笑まれたことに驚いたようだ。


「そう、ですか…。しかし貴方には申し訳ありませんが、私と婚約するからにはその想い人とは別れていただくことになりますが…。」


貴方がそれを言うの?とは思ったが、残念ながら私が愛している方はこの世にいないのだ。

そばで触れ合えたなら、あの優しい微笑みを向けられたなら、どれだけ幸せだっただろう。

所詮、私のこの想いは不毛でしかないのだ。


「ご心配には及びませんわ。私が一方的に想っているだけですもの。アーレンベルク家に嫁ぐ身として、弁えております。」


「そうですか。では、これからよき関係を築いていきましょう。」


「ええ。よろしくお願いいたしますわ。」



これが、私とルドヴィック様の始まりだった。



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