湯村さんと山口さん ~6~
湯村さんと山口さんの最終話です!
「・・・湯村・・・お前、文系コースにいるのに・・・
何で国語と英語が俺より悪いんだ?」
「だ、誰にだって苦手はあるわよ!!」
「・・・だけど、国語と英語が苦手って・・・そもそも文系あってないだろう?」
「別に国語と英語は苦手じゃないわよ・・・。」
「・・・この点数で?」
「そうよ!!そもそも数学や理科が苦手だから、
文系コースを選んでるのよ!!」
「・・・もしかして・・というか、そうなんだろうけど、
これより数学がひどいのか?」
「・・・。」
「黙ったってことは肯定したってことか・・・。」
「・・・。」
「ちなみに、テストの答案用紙見せてみ。
どれくらい分かってないか確認するからさ。」
「・・・いや・・・・。」
「いやって・・・それじゃあ、お前の実力がよくわかんないんだけど・・・。」
「絶対に見せない!!
だから、すぐに私に勉強教えてよ!!」
「むちゃを言うな・・・。
それに湯村、お前って理科は生物だろう?
俺は生物じゃないからな!
それは教えれないぞ。」
「別に生物は自分でするわよ!!
だから、他の勉強教えてよ!!」
「・・・ならさ・・・。」
「・・・?なに?」
「久本に襲われよ。
あいつは生物先行しているし、全部まとめて教われるだろう?」
「ふぎゃふぎゅ!?そ、そんなこと出来るわけないじゃん!!」
「・・・どこから出したその声は?
何で久本には出来ないんだよ?」
「・・・それは・・・。」
「別に・・・
久本のことを好きなのはみんなにバレバレなんだし、いいんじゃない?」
「ふぉぉぉおおぉお!?な、なんで知ってるのよ!?」
「・・・お前がバレてないって思ってることに俺はビックリだけどな・・・。」
「ば、バレバレなの!?」
「そう、バレバレ、良かったね久本が鈍感男で。」
「あわわわわわ・・・。」
「お、ちょうどいい所にきたし!久本~!!」
テストの点数を見たら、きっと引きますよ!
私、一桁って初めて見ましたからね!!
そして、全科目を合計しても100点超えない人なんて本当に要るだって驚きましたよ!!
・・・よく2年生に進級できましたよね?
十数人は進級できずに落ちてますけど・・・
なぜその中に湯村先輩がいなんでしょうか?
ちなみに湯村先輩の中間テストの結果ですが、
得意な国語は9点、英語は7点・・・
で、苦手な数学は6点、生物は4点・・・
・・・似たり寄ったりでは?
もうこの点数だとどっちが得意とかいうのおかしくないですかね?
文系、理系共に苦手だってことでしょう?
そもそも勉強が苦手なんでしょう?
なら、本当に来る高校を間違えたと思ってますよ。
いや、ここの高校に来てくれなかったら、
私が会えなかったので来てくれてよかったのですが・・・・
それとバレバレなのは本当ですからね!
柊さんだけじゃなくて、みんなにバレてます!
ちなみに茶道の先生にもバレてます!
陸上部の顧問にもバレてます!
なぜか用務員のおじさんにもバレてますから!!
・・・何で?
柊先輩ナイスです!!
久本先輩にお願いしましたね!
ここで、湯村先輩が勉強教わって、
その勢いで告白してくれるはずです!!
だって、これをチャンスだと思うタイプですもん!!
ほぉ~ら
最初はおずおずとしてただけど、
勉強教わっている途中から、意識し始めたでしょう?
本当に単純で可愛らしい・・・
いよいよ、テストも大詰め!
いよいよ告白を・・・
したぁ~!!!
そしてフラれたぁ~!!!
ありがとうございます!久本先輩!!
大丈夫ですよ!湯村先輩!
私がめくるめく女子との世界に引きづり込んでみせますから~!
2人で幸せになりましょう♪
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




