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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第二章
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湯村さんと山口さん ~4~

湯村さんと山口さんの話です!

「・・・今日のところは許してあげるわ。」


「何で上から目線なんだよ・・・。」


「それよりも僕は一つお願いがあったんだ。」


「今の流れでお願いをするか?」


「当初は今頃、ギャフンと言っている柊に

 お願いを聞いてもらう予定だったんですー!!」


「ギャフン・・・これで満足か?」


「むっきー!!

 僕を馬鹿にするな!!

 そんなギャフンなんているかぁ~!!」


「はいはい、で何?お願いって。」


「私のこの怒りを軽くスルーするな!!

 私は気分を損した!!

 柊とは一生口をきいてあげない!!」


「あ、そう。」


「・・・。」


「・・・。」


私が口をきいてあげないというと、

今までも作業をしていたが、

一切喋らずに準備をしている柊・・・


その後、準備が終わったのにも関わらず何も言わずに畳の上に座った。



「・・・。」


「・・・。」


無言でしゃべらない柊・・・


そして、ついに我慢できずに、



「どうして喋らないんだよ!!柊!!」


「・・・何で先にお前がしゃべりだすんだよ?」


「だって、僕は柊にお願いがしたいんだよ!!」


「?だからなに?」


「違う!!まずは怒っている僕を慰めるのが先だろう!!」


「めんどくさい。」


「な!?今、めんどくさいって言った!?めんどくさいって言ったな!!

 もう絶対に口なんて聞いてやるもんか!!」


「どうぞご自由に。」


「・・・。」


「・・・。」


「ど、どうじてで!!あやまってくでないんだぉよぉ!!」


「な、泣くな!こんなことでイチイチ泣くなよ!!




アレだけ完膚なきまでに打ちのめされたのにもかかわらず、

上から目線でいうのか?


・・・ある意味尊敬できますが・・・


強がっているのはアリアリと分かりますよ・・・


で、柊さんへのお願いってなんですか?


ついにそのヘタレ根性に火をつけて、

陸上部の久本先輩に告白する気になったんですか?


それで柊先輩に助力を得ようとしているんですか?


私は大丈夫です!


ちょっと湯村先輩の目が他の人に移ることなんて

全然OKだと思ってます!


だって、私は心が広い女性ですから~!


この心の広さで、湯村先輩をしっかりと受け止めてみせます!!


それと湯村先輩・・・


私にとって湯村先輩は愛らしいですが、

それが万人にとっては違いますよ!


この意味わかりますか?


分からないですよね~湯村先輩には・・・


じゃあ、ハッキリ言いますね!


久本先輩とは全く釣り合っていないです!


だから、諦めましょう!


無理ですから!


同じ茶道をやっている仲であり、

それ以上でもそれ以下でもないですからね!


ちなみに知ってますか?


久本先輩も後で来るかと思いますが、


久本先輩・・・


湯村先輩のこと・・・


今だに認識してませんからね!


先週の段階で、久本先輩が私に対して、



「湯村先輩に頼めばいいですか?」


「え?・・・だれ?」


そう言っておりました!!


ハッキリと言っておきますが、顔の認識すらしていないレベルかと思います!!


これで告白しても、


結ばれるわけがないですよ~!!!


あははははは!


だから、とっとと告白してください!


そしたら、私が傷ついた湯村先輩をゆっくりと慰めてあげますから!!


あ!!


その泣き顔も可愛すぎる!!


柊先輩!


もうちょっと!もうちょっとだけ!いじめてあげてください!!


私・・・


ちょっとたぎってしまいますから!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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