湯村さんと山口さん ～２～
湯村さんと山口さんの話です！
・・・罵り合いをしたのだが、途中からは私が言われっぱなしになってしまった・・・
こいつは本当に舌が回る・・・
くっそぉ！！
「・・・その勝ち誇った顔を止めろ！！」
「・・・負けてしまったって思えるから、俺の顔が勝ち誇っているように見えるんだよ・・・。
俺は別に勝ち負けなんって全くおもってないよ。」
「ふぬぅ～！！減らず口を！！
だけどな！今日は僕は、ちゃ～んと柊君対策を用意しているんだ！！」
「・・・なに？」
「ふふふ、柊！君は自分の頭に少々自信があるようだね？」
「・・・まあ、湯村よりはね。」
「なんだと！！！私だって本気を出せば、柊にだって余裕で勝つんだからね！！」
「じゃあ、本気をだせよ。」
「い、いまはその時じゃないのよ！！
まだまだ受験まで一年以上あるんだからね！！
あと一年を切ったら、すぐに柊を追い抜いてあげるんだからね！」
「・・・無事に３年生になれたらしいけどね・・・。」
「なれるわ！！！なめるな柊！！！」
完全に私は柊気になめられていた！
だけど・・・
だけど！それも今日までだ！！
「まあ、そんな減らず口もここまでよ！
私の出す問題に答えられてから、そんな減らず口を叩いてみてよ！！」
「問題？」
「そうよ！！私が出す問題に答えてみなさいよ！！」
「え？いや。」
「ちょっと！！そこは引き受ける処でしょう！！男が廃るわよ！！」
「別にすたれてもいい・・・。」
「ちょ、ちょっと！！そんなこと言わないで、私の勝負をうけなさいよ！！
そうじゃないと私は必死に準備したんだからね！！
せっかくの努力を無駄にするつもり！？」
「別に俺は頼んでないけど。」
「そんなこと言わずに引き受けないさいよ！！」
「めんどくさい・・・。」
「きぃぃぃ！！！ＪＫがせっかく相手してあげるって言ってるんだよ！！
何てものいいなのよ！！」
「それをいいだすと俺もＤＫ？ってのになるんだけど。」
「なるほど！うまいこと言うね！・・・ってんじゃないわよ！！
私の話をきけーーーええ！！」
「話は聞いてるだろう？だけど、ウザいからスルーしてるだけだって。」
「ウザいとかいうな！
それとハッキリスルーしてるっていうな！！
普通に傷つくだろうが！！」
「じゃあ、諦めたらいいだろう。
そしたら傷つかなくて済むんだからさ。」
「・・・たしかに・・・・。じゃない！！柊！！！」
こうして私は、しばらく本題に入れずにひたすらに柊におちょくられるのであった・・・
柊！！許すまじ！！！
どうして・・・・
こんなにいじらしいんですか、湯村先輩？
ああ・・・・
ああ、いい！！
自分から柊先輩に口で挑んでおいて、
どんどん負けていく湯村先輩・・・
身悶えながら柊さんからの言葉に耐えている湯村先輩・・・
ああ・・・
もっと柊先輩イジメてあげてください！！
もっと！こう！顔に悲壮感が漂うくらいまでイジメてあげてください！！
・・・対策？
思わずその言葉を聞いて、腹がねじれそうになってしまう・・・
きっと・・・
きっと、その対策も瞬殺されてしまいますよ湯村先輩！！
そもそも地頭でも柊先輩と湯村先輩では、
月とスッポンほどの差がありますよ！
勉強はもっとひどいですけど・・・・
本気をだしたら？
本気をだしたら柊さんに勝てる？
柊さんに勝てるんだったら、日本最高学府の関大学に余裕で合格しちゃいますけど？
そんなの・・・
夢物語ですよ～！！
湯村先輩が関大学に通っているイメージが全く湧きません！
浪人して・・・
結局よくわからない大学に行っているのがピッタリですよ！
何をやってもダメな湯村先輩・・・
萌えです！！
そんな湯村先輩が萌えです！！
それと先から気づいていますか？
柊先輩、湯村先輩と話しながら、
この後、お茶で使う道具の準備やお湯の準備をしているってことを？
たぶん気づいてないんでしょうね・・・
すでに湯村先輩の話になんて、まったく興味を持っていないことにも！
もう、すでに興味もないみたいです！
それなのに必死に食らいついて、
何とか柊先輩を挑発しようとしても・・・
相手をしてくれるわけないじゃないですか！！
あぁ～、あんなに必死なのに・・・
受け流し続けられている湯村先輩・・・
ああ・・・いい・・・いいですよ湯村先輩・・・・
ぷにぷにして必死に訴えているのに、まったく相手にされていない・・・
あ！？
ちょっと言い過ぎたせいで、息を切らしてしまうなんて
本当にＪＫですかね？
そこら辺のおばあちゃんよりも体力がないですよ！！
頭も弱くて、体力もない湯村先輩・・・
はぁ～、うちの家に一台置けないかな？
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。
