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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第二章
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鳥谷(妹)さん ~6~

日焼け止めってカップルで塗りあったりします?

お兄様はやっぱり優しいお方・・・


私を塗ってくれたお礼にと言えば、絶対に断らないと分かっていた。


そもそも普段から陸上部の練習で日焼けをしているのだから、

ここで多少日焼けしても何の問題もないだろうって考えはするけど

やはり私の申し出はお断りされることはなかった。


お兄様は私のことをしっかりと思ってくれるから・・・


お兄様との恋人つなぎ・・・


お兄様の胸板・・・


お兄様の・・・秘部・・・


すべてをまさぐるように、そして絶対にこの手の感触は忘れないわ!!


柔らかく、だけど力強い肉体・・・


今度のお盆におじいちゃんの家に行った際にも絶対に泳ぎに誘おう!!

そしてお互い塗りっこをする!!


こんな至福な時間を逃してなるものですか!!




「そろそろ、休憩をするか?」


「はい!」


「お腹もすいてきたし、何か食べるものを・・・。」


「そうですね。あちらに海の家もありましたし、行きましょう。」


私とお兄様は並んで海の家へと向かう。



「へぇ~、結構充実してるな。」


「そうですね。メニューが豊富なのがここの海の家の売りみたいですよ。」


「お、しっかりと調べてるんだね。」


「はい。せっかくこちらに来るので、おすすめは何かなどを調べておきましたよ。」


「そうか、それは助かるな。わざわざありがとう。

 ちなみにどれがおすすめなんだ?おすすめを頼もうか。」


「はい、じゃあ、私が頼んでもいいですか?」


「うん、かまわないよ。」


そう言ったのが失敗だったのかもしれない。



「すいません!」


妹が店員さんを呼んで注文をするのだが・・・・



「まずはこのイカ焼きをください。それとこちらの海鮮入りお好み焼き、

 それにポテトフライ、こちらのおにぎりも、そして・・・。」


「おいおい!多くないか?」


「大丈夫です!一人前ずつ頼んで、シャアして2人で頼めば十分に食べれるかと思います。」


「そうだな・・・。せっかくだし色んなものを頼んで分けて食べればいいか。」


そう気楽に考えていたのだが・・・


それが失敗だ・・・



「・・・これは?」


「カップルジュースです♪こちらのお店の一押しの飲み物ですね。」


「いや、それはわかるんだけどさ・・・。」


目の前には大きなグラスにストローが二本ささっていた。

しかもそのストローがハートの形で曲げられているのである・・・


俺達は・・・兄妹なんだけど・・・


決してカップルとかではないんだけど・・・



「お兄様!一緒に飲んでいるところの写メを撮りましょう!

 ここで写メを撮ると、ジュース代がタダになるんです!」


そう言って、俺の意見を聞かずに店員さんを呼び、



「写真お願いします!」


そう言って、流れるように携帯を渡して、ストローを咥える妹・・・


「ほら!早く、お願いします!」


「お、おう。」


妹とに促さるままストローを咥えるのだが、

すぐ傍に妹の顔があり、こちらをジッとみつめているのであった。

思わずドキッとしていると、


パシャ


何とそこを撮られるのであった。

だが、



「店員さん、そちらを向くので、その写真もお願いします。」


「わかりました~」


そう言って、何ともう一枚写真を撮ろうとするのであった。



「ほら、お兄様、あちらを向いてください。」


促されるまま、正面を向いて


パシャ


また一枚写真を撮られるのであった・・・


嬉しそうにする妹だが、俺の中ではどうしてこうなったという慰問が

頭の中を流れるのであった・・・



「これでジュースがタダですよ♪」


まあ・・・妹が喜んでるし、ジュースもタダになったんだからいいか・・・


その後も妹と共に夕方までここで過ごす。

そして帰りの電車を待っていると・・・



「キレイな夕日だな・・・。」


「そうですね・・・こんなにキレイだ何って・・・。

 今日は付き合っていただきありがとうございました。」


「なぁ~に、たまには兄らしいことができたし、

 最近一緒に入れなかったからな。」


俺はもうすぐ家を出るんだから、それまでにいっぱい思い出を作るべきだろう。



ここの夕日を男女で観ることが出来れば

その男女は・・・


一生幸せになると言われる夕日である。


それをこんな風にお兄様と一緒に見れる何って・・・


これで私達は一生2人で幸せになれますよ!!お兄様!!


すべての予定していたスケジュールを

無事に終えることが出来て私は心の底からホッとしていた。


その後の電車では、私はウトウトしてお兄様の肩に頭を乗せることも・・・


そして、



「大丈夫か?」


「はい・・・ただ、これ以上歩くのは厳しいです・・・。」


ミュールで靴擦れを起こしてしまい・・・



「あとちょっとなんだけどな・・・・。」


「すいません・・・。」


「仕方ない・・・。少しだけ恥ずかしいかもしれないけど我慢してくれ。」


そういってお兄様が私を背負ってくれたことも・・・



「なんだか・・・昔を思い出します・・・。」


「そう言えば昔もよくこうやって負ぶったな。」


顔を肩に乗せて、腕をしっかりとお兄様に巻き付けて

家路につくのであった・・・予定通り・・・。


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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