柳川くんと月原くん ~2~
前半が柳川くん、後半が月原くんの構成になってます。
~柳川くん~
僕が部活に参加して、アップが終わる頃には専門の練習が開始される。
専門はハードルを選んでおり、そこには3年生が3人、そして同級生の月原が1人、
そして後輩3人がいる。
一方、女子の方であるが、同じように3年生が1人、同級生が2人、下級生が2人である。
この中で、同級生に僕のことが好きな子がいる。
大野さんというのだが、可愛らしくて、明るい女の子であり、
学校のアイドルである僕と一緒にいても良いレベルなのだが、
彼女は慎ましい性格をしているため僕のことをわざと嫌いと言っている。
僕と付き合うことでの僕のスキャンダルのことを心配してくれたんだろう。
・・・本当にいい子だ。
今もいつも通りに明るく挨拶をしてくれるのだし、
そんな僕のスキャンダル何て気にしなくていいのにね。
おおっと!
部活に集中しないとね!
だけど、どこかで余裕を持って行動しないと、僕が本気を出してしまうと
一番を取ってしまうから、色んな人から恨みを買ってしまう。
だから、僕は8割の力で行動をしないといけない。
そして僕は寛容でなくてはいけない。
ハードルの1年生に柊君がいる。
彼にはハードルの出場枠を譲ってあげている。
1年生に譲ってあげることで、僕が卒業した後でも
この部活が大きく羽ばたくためには必要なことだって思っている。
だから、先輩と月原が柊君に何かを言っていたようだけど、僕は加わることはなかった。
僕のために言ってくれていることなのかもしれないけど、
僕自身は望んでいないのだから・・・
後で先輩達に言わないとダメだな。
そんな柊君に僕はとある女の先輩を紹介することになった。
彼女も学年1と言われるほどの女性であって、
僕とまあ、つり合いがとれている女性であったので、
紹介を頼まれた時にそれとなく
「僕とでは?」
そう伝えたのだが、笑顔を返された。
彼女も僕のスキャンダルや1年したら自分が卒業するため、
毎日会えない僕のことを思うのがつらいのだろう・・・。
そこまで考えているのなら僕はこれ以上は何も言わない。
そのまま柊君へと紹介した。
そんな柊君が大野さんと付き合うことになったということを小耳に挟んだ。
そんな噂を聞いたある日、柊君と大野さんが一緒に帰るのを見て、
噂が本当であったことを認識したのである。
柊君も童顔であり、なかなかの人気を誇るのは分かる。
僕から見ても、まあ及第点はあるはずだから。
それに話を聞いたところだと頭もいいと聞いている。
ただ、僕が本気をだしたら彼では勝てないのだろうな・・・。
あまり目立つようなあら、柊君に能ある鷹は爪を隠すという諺を教えてあげた方がいいかな?
それが能ある人間がとるべき行動だと思うからね。
~月原くん~
最近、同じ部活の大野にフラれたらしくて、
気まづい空気が部活中に流れるのだが、
そこは大人な大野がいつも通りに接してくれて本当に助かっている。
ただ、一つ問題も起きた。
1年の柊がハードルの選手として、俺達を押しのけて試合に出ることになったことだ。
内心では1年生が!?とも思ったのだが、ハッキリと物が違うのは練習していてわかる。
どんなに頑張っても勝てないのをすでに痛感している・・・だけど・・・
せめて一枠は柳川に当てて欲しいのが実情だ。
柳川の残念ぐらいな頭の悪さではどこの高校も受かることが出来ない。
今年から顧問が変わって実力で判断すると言うのは良いことだと思うのだが、
選手として学校からハードルで出てさえいれば、
何とか推薦という形で高校に行かせて上げれる可能性があるのだから
そこは柳川に譲ってほしい・・・
いや、柳川。何、柊の肩をもってるんだ!
みんなお前の将来のことを心配して、柊に言い聞かせてるんだだぞ!!!
・・・若干・・・いや、かなり悔しい部分もあって言っているのもあるけど・・・
「泣くなよ!柳川!」
俺は柳川が好きだと言っていた一つ年上の先輩にフラれた柳川を慰めていた。
ただ、慰めながらも俺は腑に落ちない。
・・・何人こいつは好きな人がいるんだっけ?
ちょっと可愛かったり、綺麗だってことですぐに発情するのが柳川だ。
発情期の犬じゃないんだから、大勢の人を好きになるんじゃない!!
ここは日本であり、一夫多妻の国じゃない!!
好きな人全員と結婚できるわけではなんだから・・・
そして、大野と柊が付き合うことを知ったことに
ショックを受けるのは少しだけ分かる。
大勢の中の1人とはいえ、一応好きだったんだろう?
それはショックを受けるとは思うんだけど・・・
どうして知ったのかの方法は今後はやめろよ。
毎日のように大野の後ろをストーカーして、
ある時に柊が一緒にいる処を見たんだってな?
さも、偶然その情報を小耳に挟んだみたいなことを言っていたけど、
それは毎日しつこく大野に言い寄っていて、
しびれを切らした大野がハッキリと断言したからだろう?
「もう本当に後ろをついてくるのはやめてよね!」
大野からイエローカードが出されたのだから、もう止めような・・・
レッドカード出されたら、自宅学習を学校からもらってしまうぞ。
それと大野と付き合った柊が気に食わないからと言って、
柊に自分は常に6割の力しか出していないとか
訳の分からないことを言うのはやめておけ!
何のことを言っているのか分かっていないうえ、
「愉快な人ですね」と後輩に本当に困ってしまって
何とか当たり障りのないおだてる言葉を言わせるのを
聞いているとこっちの心が痛むから・・・。
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。