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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第一章
3/201

赤羽さん ~2~

赤羽さんの話です。

イケメン柳川先輩と今田君が少しだけ出てきます。

柳川先輩は個別で別話を書く予定です!

「いい人だね・・・柳川先輩って。」


それが話を終えた後の感想だ。

私のわがままなのにそれをすぐに受け入れてくれて、

私の好きな人と結ばれることを願ってくれた。


「いい人だよ柳川先輩って。」


苦笑しながら柊君がいいながら、


「俺、絶対に柳川先輩に嫌われるよ。」


「・・・ごめんね。」


「ああ、いや。今回の件だけじゃないんだよ。

 以前にも柳川先輩の好きな人を奪ったことがあるからね。

 柳川先輩からしたら、俺が関わるとロクなことにならないと思っただろうね。」


その話は聞いたことがある。

結構、学校内で有名な話になっていたからだ。


柳川先輩と付き合っていた人を柊君が奪ったって事で

結構、柊君に対して批難の声が上がっていたことを思います。

そんな人には見えないんだけどな・・・


「まあ、次は頑張ってな。」


「次って?」


「角君に告白するんじゃないの?」


「・・・ねえ、3つも年下に告白するって変じゃない?

 しかも相手が小学生だし・・・。」


「変なことか?」


「・・・だって、周りはみんな3つも下の子を好きなる何ってありえないっていうよ。」


「そうか?」


「そうだよ!!」


私の顔を見て、苦笑する柊君。

何が面白いのか分からないんだけど・・・

こっちは少し怒っているのに、何だか益々怒りが

増幅しそうになりそうなになったところで


「別に周り何って気にする必要なんかないだろう?」


「・・・みんなが言うなら、きっと私が変なんだよ。」


「ちなみにだけど、俺は中学校に上がって、すぐに3年生の先輩から告白されたぞ。」


「え?」


「歳の差は2歳だけど、その先輩は普通に告白してくれたけどね。

 2歳と3歳の差ってそんなにないだろう?

 それでも告白する人がいるってことは“ふつうのこと”なんだと思うよ。」


「だけど!!」


「まあ、全員が全員じゃないかもしれないけど、少なくとも一人は赤羽と同じ人がいるんだし、

 今の周りの人達だとありえないって言うけど、別の人だと同意してくれると思うぞ。」


「そ、そうなのかな・・・。」


そこで更に何かを言おうとする柊君だったけど、

言葉を言い淀んで何かを考える感じになったかと思ったら、


「これは赤羽の中で留めてくれよ。」


「・・・うん。」


「今田のことは知ってるよな?」


今田君は私の近所にいる同級生の男の子で、

中学に入ってからは柔道部をやりだしたせいか、

一部女子からカッコいいと言われている男の子。

もともと暴力的な面があって、同じ子供会にいたのだけれど

苦手にしているのだけど・・・


「知ってるよ。」


「あいつ、俺の妹が好きなんだよ。」


「へぇ?」


思わず間抜けな声が出てしまうが、

私がそんな間抜けな声が出ても柊君は話を止めることなく続けて、


「小学校の時からそうなんだけど、童顔好きなんだよね。

 それで妹が小学校に入ってきて、俺の妹を見て好きだ!って言いだしてね。

 いや~困ったよ。今でもどうしてる?とか聞いてくる始末だし。」


呆然とする私。

確か柊君の妹さんは3つ下で角君と同級生って言っていた・・・。


今田君は体もいかつくなって、まさに男って感じになっているのに

そんな風になっていたとはつゆ知らず・・・


「・・・ぷ、ははははは・・・。」


抑えようとしても大笑いしてしまう。

ああ、自分は普通だったんだな。

確かに今の友達からすれば変なのかもしれないけど、

ちょっとだけ、その輪の外に出れば私は変な分類じゃないんだな。

悩んでいた自分がばからしい・・・


そう思うと本当に笑ってしまう。


「それで今田君にはなんって答えてるの?」


「うん?いや、まともには取り合ってないよ。

 だって、あいつ同級生の藤森や上田のことが好きだとも言ってたしね。

 恋多き男に自分の妹をどうぞ!って感じには紹介しないよ。」


「そうなんだー!

 意外と男子て自分の好きの人の話ってするもんなんだね。」


「女子って言うか・・・女体っていうか・・・。」


「・・・イヤらしい・・・。」


私のジト目に柊君が苦笑しながら、


「男の性だから仕方ないって。」


苦しい言い訳をするのであった。


家までの帰り道、柊君と話せて楽しかった。

明るい会話をする柊君に一杯笑わせてもらったのだが、

1つだけぼやいていた、


「休み明けに柳川先輩に会わす顔がないな・・・。」


って困っていたのは申し訳なかったな。




私は中学を卒業して高校へ、角君は中学に上がった時だった。


「赤羽姉ちゃん・・・僕、赤羽姉ちゃんが好きなんだ!!」


私が入学式に行こうとした朝に、しかも両方の家族がいる中で

角君からの告白を受けたのだ。


「ど、どうしたの角君?」


「だって・・・赤羽姉ちゃん・・・可愛いもん。」


「え?」


「高校に行ったら、赤羽姉ちゃん、きっと色んな人から告白されるから!

だから、僕、先に気持ちを伝えたかったんだ。」


顔を真っ赤にしながら告白してきた角君は本当に可愛らしかった。


「あらあら。」


「まあまあ。」


私のお母さんと角君のお母さんは私達をニヤニヤしながら笑い、

私のお父さんは驚いた顔を、角君のお父さんはなぜかドヤ顔をして、


「男だな!息子よ!!」


誇らしげに息子を讃えていた。


「いいじゃない!結婚してもすぐ近所に住めるわよ。」


結婚って・・・お母さん、先走り過ぎだよ。

周りも便乗したように、


「じゃあ、赤羽ちゃんには不動産屋の事務をやってもらおうかしら。」


「いや、赤羽ちゃんぐらい可愛ければ、営業してもらった方が

 男どもが引っかかってくれるんじゃないか?」


「お父さん、2世帯住宅にします?」


本当に暢気な話をするのだけど、

まだ私の気持ちを答えてもないのだけどな・・・。

周りからは是非と言う空気が流れているが、

これは周りに流されて決めたんじゃない。


今度は自分の意思で決めるんだ・・・


「宜しくね、角君。」


そう言って、私は角君の手を取る。


今度は私は間違えることなく


しっかりと掴む


そして、二度と離さないと決めて




「お母さん、ご飯できたよ!」


今私は、両親と二世帯住宅で住んでいる。

目の前の角不動産が私と旦那の職場である。


「あらあら。」


そういって、2人の孫の手を引いてくるお母さんは嬉しそうだ。

2人の孫は両方とも男の子であり、

長男の名前は柊君の下の名前をそのまま拝借して、

次男にも柊君の下の名前の下の名前の一部“志”を加えた名前になった。


「僕!柊君が憧れなんだ!!子供達にもあんな男になってほしいから!」


強く推してきた旦那の意見に同意してつけた。


自分の達の息子たちも願わくば柊君のように志を持って生きていってくれればと願って



気づいた点があったら修正・追加します。

拙い文章で申し訳ないです。

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