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柊君へ ~Another Story~  作者: Taさん
第三章
196/201

水野さん ~3~

芸能活動をする水野さんのお話です!

「すごいですね~、小野さんと知り合いなんて!!」


「うん?小野のこと知ってるの?」


「もちろん!私が目標にしている人の1人ですから!」


「そんなにあいつってすごいんだぁ~・・・。」


「すごい人ですよ!!

 テレビを付けたら、必ずみるじゃないですか!!」


「え?そうなの?」


首を傾ける柊さんに私は思わず驚いてしまう!!

そんな私の驚きを察したのだろう藤本さんが、



「こいつは、本当にテレビをニュースくらいしかみないからな~。

 本気で、小野さんの活躍を知らないと思うぞ。」


「・・・本当なんですね・・・。」


何かちょっと小野が可哀想に思えてくる・・・


あんなにテレビに映っているのに知られてないとは・・・


っというか、そんな人なら私のことを知らなくても当然かもしれない。

こんな浮世離れした人なら!



「・・・その残念そうな目で見るのを2人とも止めてくれない?」


「・・・伝わりました?」


「ヒシヒシとね・・・。」


「だけど、そんなにテレビを観ないでいったい柊さんはいつも何をしているんですか?」


「バイトと勉強かな?」


「・・・なんか、終わった感じがするのは気のせいですかね?」


「・・・終わったって・・・。」


「だって、せっかく大学生になったのなら

 遊びまくるぞー!ってなるじゃないですか!

 それを全然しないって・・・。」


「ああ、それは俺も思ったよ。

 というか、理系のメンバーって、普通に授業があるんだよね~毎日!

 だから、俺も当然ゴロゴロゆっくりと大学生活を

 エンジョイできる!って思ってたんだけど、

 蓋を開けてみると全然そんなことはなかったよ。」


「・・・え?」


「いやぁ~、文系だと分からないかもしれなけ度、

 俺らは毎日普通に授業と実験があってさ!

 とくに実験の方は、休むと完全に遅れてしまうから、

 休むに休めないんだよね~。」


「・・・なるほどそういうことですか・・・。」


「そうだよ!

 まあ、授業をは数を制限することもできるけど、

 これから学年が上がるごとに実験も増えていくから、

 今のうちに卒業単位に必要な数だけ取っておいた方がいいと思うんだけどね~。

 中には、藤本みたいに取らないやつもいるけど・・・。

 藤本、無事に卒業できるの?」


「まかせろ!!」


親指を立てて、グッドをする藤本さんだったが・・・


たしかに・・・


この人はダメそうな気がする・・・・


今日会ったばかりで申し訳ないですが・・・



「文系の知り合いもいるけど、結構授業を絞っても

 行けるんだろう?卒業まで。」


「そうですね・・・、私も知り合いに相談しながら決めましたけど、

 結構ゆとりがありますよ。

 一限目なんかは、週に一度しか出ないですし。」


「・・・俺らはないなぁ~。

 だいたい一限目には必修の授業が入っているから

 休むことなんて出来ないしね。」


「そんなに理系と文系だと違うんですね~。」


「そうそう。だから、理系のメンバーはよっぽど受けたい授業がない限り、

 一般教養については、取りやすい授業を選択するよ。」


「ああ、それも聞きました!

 出席していればOKの授業とか、先生が出している教科書を

 購入すればOKとかいう授業も存在するんですよね。」


「あるある!

 そんな金稼ぎをしないと教授ってもうからないの?って

 疑問に思うけどね。

 まあ、しっかりと受けさせてもらったけどさ。」


笑いながら話をする柊さんに、私は、



「何か取りやすい授業って他にあります?」


「ええっとね~。」


そう言いながら、私が出したガイダンスを見ながら、



「この授業は楽だよ。」


「どう楽なんですか?」


そう言いつつ、私は柊さんに体を預けながら、ガイダンスを覗き込む。


・・・なのに・・・


全然、私に反応せずに、



「この授業は授業に出席してれば、優がもらえるんだよ。」」


「ホントですか!?」


「さらにこの先生は面白くてね!

 テストになると最初にこんなことを言うんだ。


 『ええ・・・皆さん。

  このテスト用紙を受け取って、一旦外に出てもらってもかまいません。

  大学から少し行ったところに酒屋さんがあって、

  そこに先生の好きな焼酎が置いてあります。

  まあ、一緒に戻ってきて、そっとテスト用紙と共に渡してくれたのなら、

  まあ、成績表はステキなことになるかも!しれませんね。」

 

 そんなことを言って、俺達に酒を買いに行けって言うんだよね!」


「・・・それって・・・。」


「そのおかげで、単位がもらえるならってってことで、

 実際にすぐに出ていった奴もいたよ。」


そう言いながら笑う柊さんだけど、

全然私の色仕掛けが効いてないようにおもえるのだけどなぁ~・・・


いや、まあ、話はおもしろいけどさ・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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