山口さん ~4~
巨乳のお姉さん山口さんのお話です。
柊君はけっこう色々と忠告してくれる。
それもまあ・・・男子からしたら言いにくいことであっても!
それはある授業でのことであるが、
「山口、みんなが見てるから、
階段から走って降りるのは気を付けた方がいいよ。」
「え?」
「いや、あの時間でいつもギリギリに教室に飛び込んでい来るんだろう?
それをみんな楽しみにしてるっぽいよ。」
「・・・ああ、それでか!」
私は柊君が言っていることに納得した、
以前からとある授業に関して
授業を受ける生徒が時間前にはピッタリと着ていることが気になっていた。
他の授業では意外とルーズにしか集まらないはずなのに
あの授業に関してはみんな時間前に集まっており、
私がいつもいるグループのメンバーが行く頃には前の方しか空いていないらしくて、
結構ギリギリにしかいかない私はいつも前に座るのだけど・・・
ギリギリなため教室内にある階段をいつも急いで降りていた。
そして、ギリギリ空いている席にすわるのだけど・・
いつも空いている席が前なのは・・・
「ねえ、もしかして走っている私って見られてる?」
「見られているらしいよ。
そのために席も後ろの方から通路の方までちゃんと埋めているって言ってたからね。」
「・・・そこまでやってたんだ。」
思わず苦笑してしまう。
なるほど後ろが開いていたら、私はそこに座るし、
階段を下りる途中の席が空いていてもそこに座る。
「・・・バカだね~男子って。」
「そんなことには必死になってるみたいだよ。」
「だけど、そのこと私に教えていいの?
これから・・・私の胸が揺れるところ見れなくなるけど?」
「俺はだって、その授業を取ってないしね。
それにそれで不快な思いをしているかもしれないと思って、
教えただけだし。」
「ふぅ~ん、もしかして心配してくれたの?」
「一応。」
「やっぱり柊君っていい奴だね~。
ありがとう、今度からは気をつけるよ。」
「・・・気を付けるのなら、服装から気を付けなよ。」
「そう?結局どんな服装をしていても
男子からは見られるから、それなら好きな服装をしようと
思ってるからね~、それに胸元が開いた服の方が
少しは楽だし私的にはいいのよ。」
「・・・男にとってもいいけどね。」
「じゃあ、柊君も観ておく?何なら写メでもとっておく?」
「あとでどんな請求をされるかわかったものじゃないからね~、
謹んでお断りさせてもらうよ。」
「ざ~ん~ね~ん!これでテスト勉強を教えてもらおうと思ったのにな~。」
「別にそんなのなくったって教えるよ。」
「え?ホント?2人っきりで教えてくれる?」
「限定?それはちょっと・・・。」
「でしょう!!いつもあの小さい可愛い子が傍にいるから
なかなか二人っきりにはなれないじゃん?」
「俺と二人っきりになってもメリットないだろうに?」
「もしかしたら、発情した柊君に襲われるかもしれないじゃん!」
「・・・それはメリットか?犯罪じゃない?」
「あ、大丈夫!その時は合意の上だからさ♪」
「・・・そうですか・・・。」
一歩下がりながら言う柊君に対して、私は二歩詰める!
苦笑する柊君に、私は笑みで返すのであった。
他にも柊君は、クラスの打ち上げの時に私が座った席が
どうやら他の席からはスカートの中が見えたらしくて、
「山口、スカートの中見えてるよ。」
「え?見たの?何色だった?」
「・・・そこは答えるべきことか?
とりあえず気を付けるか、席を代わった方がいいだろうに。」
「別に柊君になら見られてもいいけどね。」
「俺だけじゃなくて、他の人からも見れる席だよ。」
「別段減るもんじゃないんだけどね~。」
「・・・とりあえず気を付けなよ。」
そんなことも小声で私に注意してくれたりする。
ありがたいことだし、紳士なのはわかるけどさ・・・
若干・・・
私ってそんなに魅力ないかな?って思ってしまう。
見たのならちょっとは照れてくれたりしてくれればいいのにぃ~!!
まあ、いいけどさ・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




